オーブンレンジでトーストを美味しく焼くことは期待できるのかについて
オーブンレンジを使えば食パンをトーストすることが可能です。
しかし、オーブンレンジはもともと食パンをトーストすることに特化して作られてはいません。
果たして、オーブンレンジで美味しく食パンをトーストすることはできるのでしょうか?
手間や電気代、使い勝手などはトースターで食パンをトーストするのと比べて違いがあるのかについて説明をします。
目次
レンジオーブンでトーストも可能
食パンをトーストするというとトースターやポップアップトースターを使うというイメージが強いですが、レンジオーブンでも可能です。
レンジオーブンの中にはトースト機能があるものも多くありますし、無くても天板に乗せれば焼くことが出来ます。
オーブンレンジで食パンをトーストするメリット
オーブンレンジで食パンをトーストするとどのようなメリットがあるのかについて紹介します。
トースターを買わなくて良い
まず挙げられるのが、オーブンレンジで食パンをトーストすることにすれば、トースターを買う必要が無くなります。
トースターにかける予定の予算をオーブンレンジに回すことが出来、ワンランク上のオーブンレンジの購入もすることが可能です。
また、トースターに割くべきスペースも不要になり、キッチンがすっきりします。
トースターの分だけコンセントが空きますし、コード類もスッキリさせることが出来ます。
1度に大量のパンをトーストすることが出来る
家庭用のトースターが1度にトーストできる食パンの枚数は精々2枚から多くても4枚程度です。
しかし、オーブンレンジの場合は天板にパンをもっと敷きつめることが可能です。
1度に大量に食パンをトーストしたいという人はオーブンレンジでトーストするのがおすすめです。
掃除が楽
トースターで食パンをトーストすると網とパンクズウケを掃除しなければなりません。
電熱線などを汚してしまうと分解して綺麗にすることはかなり難しいです。
しかし、レンジトースターを使う場合、天板を掃除すれば終了です。
オーブンレンジで食パンをトーストする場合の注意点
オーブンレンジで食パンをトーストすることはできますが、トースターと同じように中にパンを入れてスイッチ1つというわけにはいかないことが多いです。
トースターと同じような気持ちで使うと使い勝手が悪いと感じたり、美味しい食パントーストを食べることが出来なくなったりしてしまいます。
途中で裏返さないといけない
トースターの場合、上と下に電熱線があるので食パンは入れっぱなしで両面をトーストすることが出来ます。
しかし、オーブンレンジの場合、電熱線は上に1つだけしかないことが多いです。
食パンをトーストするとき、途中で上下を裏返さないといけません。
途中で上下を裏返さないままトーストをすると、トーストが終わるまでに時間がかかるうえに、水分が飛んでパサパサになり、美味しくなくなってしまいます。
また、チーズなどを食パンの上に乗せて焼く場合、一度食パンを裏返してからチーズなどを乗せなければなりません。
このときにもたついてしまうと、パンが冷めてしまったり、オーブンレンジの中の温度が下がったりしてしまい、結果として加熱時間が長くなってしまい、パンの水分が飛んでパサパサの下がりになってしまうこともあります。
トースターで焼く場合は最初に食パンをトースターに入れてしまえば焼きあがるまで、その場を離れても問題ありませんが、オーブンレンジの場合はそういうわけにはいきません。
普通にトースターで焼くよりも手間がかかってしまいます。
裏返しが必要ない場合も
オーブンレンジで食パンをトーストする場合、必ずしも途中で食パンを裏返す必要が無い場合もあります。
オーブンレンジの中には上下に電熱線がついているものもあります。
また、専用の天板や皿を使うことで上下から均一に熱を伝えることが出来、裏返す必要が無くなります。
余熱が必要
トースターで食パンをトーストするとき、美味しく焼くコツとして、1分から2分から焼きをして余熱を入れると良いと言われています。
それはオーブンレンジも同様です。
しかし、オーブンレンジはオーブントースターよりも大きいので、オーブンレンジ内が温まるまで時間がかかってしまいます。
余熱に3分以上かかってしまうこともあります。
焼くのに時間がかかる
普通のトースターならば食パンをトーストするのに2分から3分ほどあれば十分ですが、オーブンレンジの場合、トースターよりも時間がかかります。
5分以上必要な場合もあります。
余熱からトーストを終えるまで10分以上かかってしまい、その上途中で1回裏返す必要が出てきます。
電気代もトースターよりもかかってしまいます。
オーブンレンジ内を冷ます必要がある
オーブンレンジで食パンをトーストしたあとはしばらく扉をあけ放ち、オーブンレンジ内の温度を下げなければなりません。
つまり、しばらくオーブンレンジを使うことが出来ないということです。
食パンと一緒に何か温かいもの食べたい場合、オーブンレンジを使う以外の調理法でなければなりません。
一緒に加熱をすることも可能です
ウインナーソーセージや目玉焼き、簡単な冷凍食品などの場合、天板に皿を置き、一緒に加熱をすることは可能です。
大型のオーブンレンジでは難しいことも
オーブンレンジの中でも大型のものは庫内が大きいので、小さい食パンを美味しくトーストするのにはあまり向いていません。
食パンをトーストするならばトースターが一番
食パンをトーストするのならば、トースターが一番手軽で美味しいです。
毎日食パンをトーストして食べたいと考えているのならば、トースターを購入することをおすすめします。
むしろ、オーブン機能がいらない場合も
あまり凝った料理をしない人で、トースターがあるのならば、むしろ、オーブンレンジではなく、普通の電子レンジで十分かもしれません。
トースターは細かい温度調整が苦手、一度にそれほど大量の食品を作ることは難しいですが、グラタンや簡単なクッキー、焼き芋などは十分に作ることが出来ます。
あまりオーブン機能を使わないのならば高価で大型になりがちなオーブンレンジは必要ないこともあります。
トースターが無い場合
トースターが無い場合、食パンを約手段はオーブンレンジだけではありません。
フライパン
1枚だけ食パンを焼きたいのならばフライパンが1番おすすめだとも言われています。
カドを焦がさないように気を付ける必要はありますが、短時間でカリッと焼くことが出来ます。
フライパンにバターを溶かしてその上に食パンを置いて焼けば、バターを塗る手間を省くこともできます。
魚焼きグリル
魚焼きグリルもじっくりとパンを焼くことが出来ます。
ただし、魚焼きグリルはしっかり掃除をしないと、魚臭さが食パンに移ってしまうこともあるので、注意が必要です。
電子レンジ
専用のお皿を使うことで、オーブン機能の無い普通の電子レンジであったとしたとしても、ふっくらと食パンをトーストすることが出来ます。
まとめ
オーブンレンジを使えば、食パンをトーストすることが出来ます。
しかし、オーブンレンジはもともと食パンをトーストすることに特化してつくられてはいません。
トースト機能はあくまでオマケなので、トースターより美味しく焼けるとは限りません。
時間や手間もかかってしまいます。
毎日食パンをトーストしたいのならば、オーブンレンジにこだわる必要はないでしょう。