なぜ下がる?知っておきたい仮想通貨が暴落する4つの要因
仮想通貨が暴落する時には、だいたい理由があります。
その暴落の要因を知らずに仮想通貨取引をしていると、売り時に売れないで損をしてしまうかもしれません。
それは避けたいところです。
そこでここでは、仮想通貨が暴落する4つの要因について紹介していきます。
しっかりと要因を把握して、その兆候が見られたら逃げていきましょう。
仮想通貨取引所にトラブルがあった
仮想通貨取引所では、年に数回大きなトラブルが起こると言っても過言ではありません。
マウントゴックス事件や、コインチェック事件、そしてザイフの0円ビットコイン事件等、日本だけでもかなりの問題が起きています。
その上仮想通貨取引所は世界中にあるわけなのですから、年に数回大きなトラブルが起こるというのも、決して大げさではないのです。
そしてそのトラブルが起こるたびに、仮想通貨は大きく値を下げています。
だから、トラブルに関してはいつも敏感でいることをおすすめします。
いきなり下げるわけではないのがポイント
この取引所においてのトラブルでの価格の暴落は、トラブルがあった瞬間からいきなり大きく下げるというわけではありません。
実際には私は、ザイフの0円ビットコイン事件の時には、リアルタイムでザイフを使用していました。
その際には、「そんなのデマ」とか、「この勢いは止まらない」という声が多くありました。
当時はザイフトークンが2円を超える爆上げ中だったこともあり、余計にトラブルなんて気にしないというムードだったのです。
でも、事件を報道される回数は、日に日に増えていきました。
結果、ザイフトークンの価格は今では0.7円くらいになってしまっています。
このことからわかるように、仮想通貨の取引所でトラブルがあっても、そこから仮想通貨が値を下げるまでにはタイムラグがあるのです。
それが、逆に言えばチャンスです。
トラブルがあった瞬間に売ればよい
トラブルは、避けようとしても起きてしまうものです。
そんなの、仮想通貨業界だけの話ではありません。
たとえば食品を扱う超大企業であっても、自主回収を行うというニュースはよく目にします。
どれだけ徹底して管理していても、どうしてもトラブルは起こるのです。
だからやはり大切なのは、トラブルが起きた際にどう対処するかです。
仮想通貨の取引所でトラブルがあった際には、価格が下げ始める前に迅速に売りに出すのが、個人的にはおすすめです。
もし奇跡的に価格に何事もなかったとしても、その状態から騰がる可能性は低いですから、リスクケアを最優先すべきです。
仮想通貨の良くないニュースが多数流れた
投資家というのは、感情で動きます。
一部の有能な投資家は、感情をうまく排して生きていますが、大多数はやはり感情に左右されます。
ましてや仮想通貨投資は、9割近くが素人です。
だから、どうしても感情に大きく左右されるのです。
では、感情はどこから動くでしょう。
それは、やはりニュースなどのメディアから動かされるのです。
たとえば、ニュースで「安倍政権の支持率が低下」と連日報道されたら、やっぱり安倍政権はいまいちだという印象を抱いてしまうものなのです。
政治の場合は、別に自分たちのお金に直結するわけではないですから、そこまで感情は動きませんが、仮想通貨の場合はお金に直結するのでなおのことです。
お金のことになると向きになる人が多いように、お金は感情を大きく動かします。
それにさらにニュースがのってきたら、感情が動かないはずもありません。
だから、良くないニュースが連日報道されると、やはり価格は下げ気味になるのです。
事件のニュースだけではない
仮想通貨の良くないニュースというのは、たとえば「仮想通貨でうん千万損をした」という人のインタビューなども含みます。
要するに、良くないイメージを抱かせるものをマスコミが連日報道していたら、危機感を持った方が良いということです。
テレビ局はだいたい足並みをそろえて報道してきますから、仮想通貨に対して厳しい声が上がるときには、一斉に上がります。
結果、一つそういう報道を目にしたら連日良くない報道がされることになるケースも多いです。
なのでそういうニュースには敏感に反応するのがおすすめです。
大きな売りが入ってしまった
仮想通貨が暴落するのは、仮想通貨取引からでも起こりえます。
当然の話ですが、大きな売りが入れば、それ以上の価格で売るのは難しくなります。
それ以上の価格で売るのが難しくなるということは、売りたい人はそれより安く売るしかなくなります。
それより安く売るしかなくなっていったら、売値はどんどん下がります。
安く売った側からしてみれば、今度はそれよりも安く買って、そして高く売らないとなりません。
結果、誰もがその仮想通貨の価格が下がることを期待するようになるのです。
そうして価格が下がっていってしまうということが起こりえます。
しかも仮想通貨では、それは割とよく起こります。
資金力に差がかなりあるから
もし資金力がたくさんあれば、たくさん売りに出して、価格をわざと下げて、そして安いところで買うということだけで儲けを出すことが出来ます。
実際にそういう方もいるのです。
でも、仮想通貨に参入している多くの方は、資金力があまりありません。
リスクが高いことは皆理解しているので、せいぜい10万円とかそれくらいでのやり取りをしているかたがほとんどになります。
10000円から20000円くらいしか投資していないという方もたくさんいるくらいです。
そうなるとますます資金力に差が出てきます。
株の場合は、最低でも10万円から20万円くらいないと取引できないこともありますし、そして何よりたくさん買わないと利益が出しづらいですから、資金力にそこまで大きな差はないことが多いです。
もちろん機関投資家などと個人投資家を比べたら資金力は莫大に違いますが、それでも仮想通貨ほど資金力の差は大きくありません。
経済の停滞も暴落の原因
仮想通貨が下がる時、だいたいの場合で日経平均も大きく値を下げています。
そして日経平均が下げるときにはだいたいダウ平均も値を下げていますから、このことから、世界経済と仮想通貨にはかなり連動性があることが分かります。
つまり、世界の経済が停滞している時には、仮想通貨の価値も暴落してしまう可能性が高くなるのです。
まれに、仮想通貨は仮想通貨で独自の動きをすることもありましたが、多くの場合で連動していました。
だから、仮想通貨で勝ちたいならば、世界経済の動きも追っていかないとなりません。
勉強にもなるし一石二鳥
世界経済の動きを追えば、意図せずチャートの味方なども勉強出来ることがあります。
それを知っているのと知らないのでは、やはり仮想通貨の買い方も全然違ってきます。
そして何より、世界経済について詳しくなれば、より楽しんで経済活動を行っていけるようになります。
それはつまり、生活の豊かさにつながるということ。
もしお金は稼げなかったとしても、そういう豊かさを得られるというのは間違いなく良いことです。
まとめ
仮想通貨が大きく値を下げるときには、えてしてこういうことが関係しています。
どの理由で下げるにしても、それをいち早く察知して、そして回避することが重要になるので、広いアンテナは張り続けていないとなりません。
一時期仮想通貨は何もしなくても勝てました。
でも今はそれで勝てるほどあまい時代ではなくなっているので、しっかりとアンテナをはっていきましょう。