仮想通貨販売所で取引をすることのメリットってある?

仮想通貨

仮想通貨は、取引所を利用するのが一般的です。

でも日本には、取引所ではなく販売所も少なくありません。

ということは、販売所で取引をする方も一定数いるということです。

そしてそういう方がいるということは、あえて販売所で取引をすることにはメリットがあるということになります。

では、仮想通貨を販売所で取引することのメリットはどこにあるのでしょうか?




販売所で取引をするとすぐに約定する

仮想通貨を販売所で取引をすることの一番のメリットは、スピード感になります。

仮想通貨を取引所で取引をすると、満足いく価格で売れるまでに時間がかかることになります。

それは買いの場合でも同じです。

だから、注文を出したまましばらく待っていないとならないこともあります。

でも販売所の場合には、価格が明確になっています。

今はこの価格というのが確実に決まっていて、それで買いたいと思ったらすぐに買うことができます。

売りの場合でも、それが売りたいと思ったら、その瞬間に売りが決まります。

なので注文が通るまでの間待っているということもないのです。

でもそれの何が良いのでしょうか?

急な価格変動に対抗しやすい

そうしてすぐに売買が成立することのメリットは、急な価格変動に対応しやすいということです。

買いや売りの注文を出している時に急な価格変動が起こることも、別に珍しいことではありません。

そうして急に価格が変動してしまったら、まずは注文を取り消さないとなりません。

そしてそれから売りに出したり買いに走ったりするわけですが、そうして急に動いている時には、取引所の場合なかなか注文が通らないことがあります。

結果、良いタイミングを逃してしまうことがあるのです。

でも、販売所であればまずそうなることはありません。

確実のそのタイミングで売買ができます。

機会を逃して後悔するというのは、すごくメンタルにダメージを負います。

だからそうならないというのは大きなメリットです。




大量の注文も価格通りに通る

取引所では、大量の注文を出すと、その一つの注文内で価格が変動することがあります。

たとえば、10万円で買いたいと思っていたものがあったとして、それが10万円になったので注文を出します。

でもその注文が多すぎると、10万円で買えるのが少しで、あとは9万8000円とか、9万7000円で通ってしまうということもあるのです。

実際取引所では、売り注文に対して買い注文を出すことになります。

つまり、誰かがその価格でこれだけの量を売りたいといっているのに対して、自分はこれだけの量を買いたいといって注文を出します。

その量が、買いのほうが明らかに多ければ、そうして一つの注文内で価格が変わってきてしまうのも仕方ないのです。

でもそんな風に価格が変わってくると、思っていたのとは違う結果になってしまいます。

それは嫌だと感じる方も多いでしょう。

実際何となく損した気分になりますし。

それが、販売所であれば起こりません。

企業が持っているものを買うから

では、なぜ販売所で仮想通貨を買う、あるいは売る場合にはそうして注文内で価格が変動してしまうことがないのでしょうか?

それは簡単な話です。

相手が企業だからです。

基本的には、企業というのはお金持ちです。

個人と比べてけた外れに資金力があります。

人によっては個人でも企業をしのぐ投資資金を持っている方もいますが、それは本当にごくごく一部であり、基本的には企業のほうが上なのです。

資金力があればあるだけ仮想通貨を買うことができます。

つまり単純な話、仮想通貨販売所には、けた外れの仮想通貨があるのです。

ただでさえけた外れに持っている仮想通貨を、しかも一般ユーザーから買うこともあるのですから、たくさん持っていてもなんら不思議ではありません。

そしてたくさん仮想通貨を持っていれば、こちらがどれだけたくさんの注文を出しても、だいたいの場合でその価格で買ったり売ったりできるのです。

だから、ある程度多額の取引をしたい方には、販売所での取引もおすすめできます。

操作で難しいことがない

販売所のメリットとして、操作の簡単さも挙げることができます。

販売所の場合は、たとえばAmazonなどで何かを買うようなノリで仮想通貨を買うことができます。

でも、取引所の場合はそうはいきません。

取引所の場合は、たとえば自分が買いたい値段や買いたい量、そして買う方法などを自分で入力していかないといならないのです。

たとえば約定という方法や値段を指定買う方法があるのですが、その違いについてはやはり最初のうちは理解しづらいものです。

確実に通るやり方で買ったり売ったりするか、それとも自分がこの値段で売りたい、買いたいと思う値段を入れて、それが通るまで待つかという違いなのですが、入れる値段にしてもどのくらいにすれば現実的かなど、いろいろ試行錯誤しないとなりません。

だからとまどってしまうでしょう。

それに対して販売所であればまず戸惑うことはありません。

すごく簡単に取引ができます。

だから、むずかしいことを考えないで取引に集中できるというメリットがあります。

取引所もそのうち慣れる

ただ別に取引所での取引も、そこまで難しいわけではありません。

最初のうちはむずかしく感じてしまうのは仕方ありませんが、まる一日それを操作していれば、自然とできるようになっていくものです。

だから、最初のうちは販売所で買ったり売ったりしつつ、買ったり売ったりしている気分になりながら取引所での操作もしてみるのがおすすめです。

なぜなら、長い目で見ればやっぱり取引所での操作ができるようになった方が良いからです。

このように、確かに販売所にもメリットがないわけではありません。

でも、取引をする上でのメリットは、取引所のほうがはるかに強いです。

なので、いつまでも販売所で取引をしていると、損をしてしまう可能性が高くなります。

ただでさえ仮想通貨市場はあまり良い調子ではありません。

そんな調子の時だからこそ、少しでも賢く、自分が有利にできるように取引をしていかないとならないのです。

でも、販売所での取引の場合は、基本的にユーザー側が不利になるようになっています。

だから、最終的には取引所に慣れていくことをおすすめします。

デメリットは価格差があること

仮想通貨販売所のメリットは、この3つに集約されます。

では逆にデメリットはどこにあるでしょうか?

売りと買いの価格差が激しい

販売所のデメリットはやはり価格差です。

販売所では基本的に、売りの値段はすごく高いです。

つまりこちらが買いたいと思った時には割高になることが多いのです。

でも買いの値段は安い。

こちらが売りたいと思った時には安く買われてしまうんです。

ということは、よほど全体的な価格の動きが激しい時でないと、買ってすぐに売って儲けになるということがないことになります。

取引所であれば、額は小さいながらも、買ってすぐに売っても儲けになることがあります。

そうできないのはやはり販売所ならではのデメリットです。

まとめ

あえて販売所で取引をすることには、取引が決まるまでのスピード感、操作性、そして注文数が多くても大丈夫というメリットがありますが、やはりデメリットも大きいです。

なので、ずっと販売所だけで取引をするというのは現実的ではありません。

最初のうちは販売所で仮想通貨の取引になれるのはよいですが、長期的にはおすすめしません。






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