あなたの手の動きを忠実に!ペンタブレット選びを失敗しない、初心者に伝えたい4つのポイントをご紹介。
パソコンを使用している際に、マウスの感知度の悪さにイライラしたり、もう少し手の動きを忠実に再現して欲しいと感じたりしたことはありませんか?
そのような不満を解決してくれるのが、ペンタブレットです。
相対座標で位置を検出するマウスに比べ、ペンタブレットは絶対座標でペンの位置を検出するため、手の動きを忠実に再現し、思い通り描くことができるため、ストレスなく作業を進めることが出来るのです。
今よりも快適なパソコン環境を望む方やイラストなどを描いてみたい方といったに、ペンタブレットの選び方のポイントを紹介したいと思います。
目次
初心者でも失敗しないペンタブレットの選び方
ペンタブレットと言っても初心者でも使いやすいものから、プロ向けのものまでさまざまな商品が出回っています。
タブレットのサイズやパネルの感知度、ペンの性能・種類の違い、販売メーカーなど、比較し始めるときりがありません。
多くの種類の中から1つ選んで購入するには、どこに重点を置くかが重要となってきます。
初心者のペンタブレットの選びに注意したい4つのポイント
- ペンタブレットで何をしたいのか目的を明確にする
- どのサイズが作業に合っているのか、メリットデメリットを把握して決める
- ペンも様々な種類があることを把握しておく
- ペンタブレット初心者にはどこのメーカーがおすすめなのか
ポイント1.ペンタブレットで何がしたいのか、目的で選ぶ
ペンタブレットを選ぶ際、何をしたいのかという「目的」をまず決めることが大切かもしれません。
もちろん性能にはこだわっておらず、メモ程度の文字や簡単なイラストが描ければいいという、特別な目的が無い人も中にはいるでしょう。
そんな方は目的別で選ぶのではなく、サイズや使用感といった他のポイントを重視して選ぶと良いでしょう。
字やイラストの出来にこだわらず、ペンで作業効率が上がるから欲しいという程度であれば、比較的安い価格帯のペンタブレットでも十分機能は果たしてくれます。
もし、本格的にイラストや絵を描いていきたいと思っている場合は、それなりの機能を兼ね備えたペンタブレットを選び、タブレットの大きさやペンの性能をどうするか考えていくことになります。
ちなみに、日本製タブレットであれば購入時にソフトが付属しているものが多いのですが、海外製のタブレットにはペイントソフトが付属していないことが多いため、別でソフトを購入する必要がありますので、確認してからの購入をおすすめします。
ペンタブレットを活用して出来ること
●マウスと同様の動き
パソコン上のカーソルを動かしたりクリックしたりと、マウスと同じ機能をはたします。
●イラストなどが描きやすい
専用のイラストソフトを使えば、紙に絵を描くようにパソコン上でもイラストから本格的な絵まで描くことが出来ます。
●文章を手書き風に描くことが出来る
手書き文書の作成が出来ます。
漢字検索の際の入力も、マウスで書くより断然ペンで書いた方が正確にかつ滑らかな線で書くことができ、簡単に作業を終わらすことが出来ます。
●写真の加工
専用ソフトを使うことで写真の加工も出来るようになります。
ポイント2.タブレットのサイズで選ぶ
ペンタブレットは、大きく分けて「S」・「M」・「L」のサイズで展開されています。
ペンタブレットのサイズと特徴
●Sサイズ
Sサイズははがきに近いサイズで、マウスを使用していた範囲内ほどでコンパクトに作業が行えます。
Sサイズのペンタブレットの特徴は、少しのペンの移動でもモニター上では大きく動いてくれます。
少ない動きでイラストが描ける点や、持ち運びにも便利というメリット点があります。
●Mサイズ
Mサイズのペンタブレットは、A4ノート程のサイズです。
Sサイズより大きいため、より細かい作業が可能となっています。
●Lサイズ
Lサイズはペンタブレットの中では一番大きく、A3よりも大きなサイズとなります。
手首やペン先でイラストを描くというよりは、キャンバスに描くように腕全体を使って作業することとなります。
サイズを選ぶ時のポイント
作業スペースに限りがありペンタブレットの大きさを選べないケースもありますが、使用目的に合っていないサイズのものを使用していたり、映し出される画面とサイズのギャップが大きかったりすると、初心者は使いにくいかもしれません。
そこで、ペンタブレットのサイズ選ぶ時は、映し出される画面の大きさと手の動きの範囲にギャップがありすぎない点に注意すると良いでしょう。
液晶画面の大きさでペンタブレットの大きさを選ぶ
- 15インチ以下:Sサイズ
- 15~24インチ:Mサイズ
- 24インチ以上:Lサイズ
ポイント3.ペンの種類を把握しておこう
ペンタブレットを使用し始める方の多くは、イラストを描いてみたい、本格的な絵をパソコン上で書いてみたいという目的を持っている人が多いと思います。
そこで重要となるのが、ペンタブレット上でのペンの動きが忠実に反映されるかどうかという、ペンの性能ではないでしょうか。
タブレットとセットでついてくることが多いペンですが、様々な種類があることを把握しておくと良いでしょう。
ペンの性能の重要性
マウスで文字を書いたことがある人は分かると思いますが、とてもかくかくした線しか書くことが出来ず、手元と画面に書かれたモノとのギャップが大きいのがマウスのデメリット点です。
一方、タブレット上で動かすペンは画面との連動性が高く、とてもキレいな線を書くことが出来ます。
そしてペンタブレットの性能・種類によって、ペンに力を加えて書く=強く書くことで筆圧を感知し、線に強弱が生まれます。
このことにより、より滑らかな字やイラストを描くことが出来るのです。
また、ペンの傾きを検知することにより線に太さを出すことも出来ます。
中には水彩や習字の筆で書く線の特徴を出すことが出来る、ペンの回転を検知できるものも売られています。
ペンの筆圧レベル
簡単な作業であれば筆圧による線の強弱は必要ありませんが、筆圧にはレベルがあるので紹介します。
現在一般的となっている筆圧の数値は、1024と言われています。
初めてペンタブレットを購入されるのであれば、この数字は覚えておくと良いでしょう。
もちろん数値が上がるほど検知能力が高くなり、リアルに細かいイラストを描きたい場合は、2048ほどの筆圧レベルまであげて購入することをおすすめします。
ペンの芯の種類
●プラスチック:標準の芯
ペンタブレットに標準でついているペンで、力を入れなくてもスルッと線がかけるオールマイティ。
●フェルト:フェルトが芯になっている
紙に鉛筆でイラストを描く感覚に近い芯で、細かい線が描きやすく、やわらかい感触が特徴。
●ハードフェルト:フェルトペンよりも少し芯が硬くなっている
標準芯・フェルト芯より結構摩擦があり、鉛筆でザッザッとイラストを描いているような感触が特徴。
●エラストーマー:ゴムの素材でできている
通常の芯よりも弾力があり、筆圧の強弱が反映されやすいという特徴を持ちます。
ポイント4.ペンタブレットおすすめメーカー「Wacom」
ペンタブレットは様々なメーカーから発売されていますが、実は世界の約9割のシェアを占めているのは、日本のメーカー「Wacom(ワコム)」なのです。
初心者向けから上級者向けまで、様々な機能を兼ね備えたペンタブレットを販売しています。
海外製のものも性能は高く、比較的安いという点で利用している人も多いですが、初めてペンタブレットを購入する方にはワコムのペンタブレットがおすすめです。
まとめ
初めてペンタブレットを購入する際は、どうしても何を基準にして選べば良いか悩むことが多いと思います。
そんな時は、使用目的を明確に持ち、サイズ、タブレット・ペンの性能の基本的な情報を持ってさえいれば、間違ったものを購入することは無いでしょう。
購入を検討されている方は、世界で9割ものシェア率を誇る日本メーカーWacomのペンタブレットがおすすめです。