ペンタブレットをマウスとして使うことのデメリットとは?

ペンタブ

ペンタブレットは、マウスとして使用することもできます。

そして実際に、それをマウスとして使用している方もいます。

でも、そもそもペンタブレットはイラストを描くためのものです。

だからマウスと使用することにはデメリットがあるのです。

そこでここでは、ペンタブレットをマウスとして使用することのデメリットについて見ていきます。




スクロールが大変

ペンタブレットをマウスとして使用することのデメリットとして大きいのは、画面をスクロールする際の面倒さです。

マウスであれば、ホイールをくるくるするだけ簡単に画面をスクロールすることができます。

しかしこれが、ペンタブレットの場合には、そううまくいきません。

右端のほうに矢印のボタンをおしてスクロールしないとならなくなるのです。

それはやはり、地味面倒なものなのです。

あるいは、バーを引っ張ってスクロールすることも可能ですが、それをするにも問題があるのです。

何度もスクロールすると手が痛くなる

引っ張ってスクロールする場合には、手が痛くなることがあります。

ペンタブレットでは確かに縦の線を引くこともあります。

だから、その動き自体にすごく無理があるわけではありません。

でもやはり、細かい動きになりますし、それを何度もしないとならないので、次第に手が痛くなってくることがまずまずあるのです。

そこで手が痛くなってしまっていたら、本来の用途にペンタブレットを使用する際に支障をきたすことが出てきます。

そうなってしまったらそれはすごくもったいないです。

だからペンタブレットをマウスとして使用することはあまりおすすめできません。

イラストを描いていて手を痛めてしまっているのであれば、それは仕方ないところでもあります。

でも、マウスとして使用していて手を痛めるというのは、すごく残念です。

スクロールする機会はすごく多い

マウスとしてペンタブレットを使用していて手が痛くなってしまうことが多いのは、スクロールする機会が多いからでもあります。

マウスを使用していればあまり意識することはないかもしれませんが、実際画面をスクロールする機会はすごく多いです。

その都度手に負担がかかるわけなのですから、痛くなってしまっても何ら不思議なことはありません。




適切な位置を押しづらい

ペンタブレットをマウスとして使用することには、適切な位置をクリックしづらいという問題も出てきます。

マウスであっても、うまく動かすことができなくて、なかなか適切な位置をクリックできないことはあります。

でもペンタブレットの場合にはより適切な位置を押しづらくなるのです。

これが、液タブであれば、多少はましです。

でも板タブの場合には、適切な位置に一発で持っていくのはほとんど不可能になります。

だから、微調整を繰り返さないとなりません。

つまり、その動作でいちいち時間がかかることがあるのです。

ストレスがたまることが多い

そんなことでいちいち時間を取られていたら、次第にイライラしてくるのは当然です。

つまり、ペンタブレットをマウスとして使用すると、ストレスがたまることがあるのです。

それはそうでしょう。

思うように動かすことができないのは、ストレス以外の何ものでもありません。

誰だって、パソコンを使う際に、動作環境でストレスをためるのは嫌でしょう。

それも、ペンタブレットをマウスとして使用するのがおすすめできない理由になります。

消耗品の消耗も早くなる

さらにもう一つ、デメリットはあります。

それが、消耗品の消耗が早くなるということです。

たとえばペン先などの消耗は、ただイラストを描く際に使用するよりも、はるかに早くなってしまいます。

それは、仕方ありません。

消耗品は使用すればするほど消耗していくのですから、マウスとして使用しても消耗するのは当然。

だから、マウスとして使用するのであれば、そういうところにかかるコストが増えていくことになります。

マウスを買う方がはるかに安くなることも

そうしてどんどん買い替えるとなると、ランニングコストがかかり続けることになります。

それならばいっそマウスを買ってしまう方が安くなることがあります。

マウスは1000円くらいで買うことができるものもありますから。

もちろんペンタブレットの消耗品の消耗は、イラストを描く際にも消費されるわけですから、一概にどのくらいのランニングコストがかかるのかを出すのは難しいです。

でも、どこかのタイミングでマウスを買う方が安くなることは間違いありません。

ペンタブレットをマウスにすることのメリット

では逆に、ペンタブレットをマウスにすることにはメリットはないのでしょうか?

このようにデメリットが目立つペンタブレットをマウスにすることですが、メリットも当然あります。

数としては、メリットよりもデメリットの方が多いです。

なので基本的にはやはりペンタブレットをマウスとして使用することはおすすめできません。

でも、メリットがあるのだということは知っておいた方が良いでしょう。

ペンタブレットの操作に慣れる

まず1つ目のメリットは、ペンタブレットの操作に慣れるという点です。

操作は、それがどんなものであったとしても、たくさん使用することでしか慣れることはありません。

逆に言えば、たとえ多少操作に慣れづらいものでも、たくさん使用していれば自然と慣れていくということになります。

だから、マウスとしてペンタブレットを使用していけば、それでも操作に慣れていくのです。

もちろん一番いいのは、実際にペンタブレットでイラストを描きながら操作に慣れていくことです。

マウスとして使用する際の操作と、イラストを描く際の操作は微妙に違うところもありますから。

でも実際問題イラストをそんなに長い時間描き続けることは難しいです。

だからマウスとして使用することで、特に意識しないでそれに慣れていくことは、すごく効果的にはなるのです。

机の上のスペースが広くなる

マウスを使うとなると、当然ながら机の上にマウスを置かないとならなくなります。

マウスを置けば、それだけ机の上のスペースは埋められていきます。

たしかにマウス自体が埋めてしまうスペースはほとんどありません。

せいぜい10センチ四方くらいです。

でも、マウスは、それが置けるだけのスぺースを空けておけばよいというものではありません。

マウスは、それを動かさないとならないものです。

だから動かすためのスペースを空けておかないとならないのです。

一見すると何も置いていない場所でも、それはマウスのためのスペースだったりするのです。

液タブもあり、キーボードもあり、液晶ディスプレイもあり、さらに作業は長時間にわたることも多いので、飲み物なども置いておきたいところです。

それなのにそこにさらにマウスを置くともなると、やはり机の上は渋滞です。

机がすごく広いのであればそれはあまり気にしなくてもよくなりますが、あまり広くない場合には困ります。

でもペンタブレットをマウスにすればその問題はなくなるのです。

それが2つ目のメリット。

まとめ

ペンタブレットをマウスとして使用することは、絶対に悪いというわけではありません。

メリットもありますから。

でも、デメリットの方が多いですし、そして何より、手を傷めたりするリスクがあるというのはすごく大きな難点になります。

だから、マウスはマウスとして別に使い勝手が良いものを用意しておく方が、はるかにおすすめです。






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