液タブ『Cintiq Companion 512GB』はパソコンが不要?

ペンタブ

ワコム Windows搭載液晶ペンタブレット Cintiq Companion2 512GB DTH-W1310H/K0

液タブを購入したのに、パソコンのOSが対応できなくて、頭を悩ませた事はないでしょうか?

液タブには、対応可能なOSがあるので、そのOSがパソコンにインストールされていなければ、デジタルのイラストを制作する事はできません。

所が『Cintiq Companion 512GB』は、パソコンと併用しなくても、デジタルのイラストを制作できるので、詳しく紹介しましょう。




Cintiq Companion 512GBの特徴

本製品はパソコンがいらないだけではなく、利用者にとって、注目すべきポイントがいくつもあります。

そこで本製品を詳しく知らない方のために、どのような特徴があるのか紹介するので見ていきましょう。

パソコンが不要

本製品はペンタブなのに、パソコンと併用しなくてもデジタルのイラストを制作できるのは『Windows8.1 pro』を搭載しているからです。

そのため、本製品を単体として利用しても、液タブとして利用する事ができます。

そのような特徴があるので、本製品を購入する際には、対応可能なOSが、自分が所有しているパソコンにインストールされているのか調べる必要がありません。

実際に対応可能なOSをパソコンにインストールした場合には、データが無くなってしまうケースもあるので、パソコンと併用しないでもイラストが制作できるのは、本製品の大きな魅力です。

コンパクトなサイズ

液タブを利用する際には、大きめのサイズになっているほうが、イラストを確認しやすくなっていますし、勢いよく線を引く事もできます。

所が大きめのサイズの液タブを利用しようとしたら、パソコンデスクが狭く感じてしまうケースもあるので、注意しなければいけません。

所が、本製品はコンパクトなサイズになっていて『13.3インチ』になります。

このようにコンパクトなサイズになっているので、よほどパソコンデスクが狭くない限りは、イラストを制作する際に利用する資料もパソコンデスクに置きやすくなっているのです。

角度を調整

液タブは、ペンタブ本体の液晶画面にイラストが映し出される事から、本製品を利用する際でも、ペンタブ本体を見る必要があります。

実際に液タブは、パソコンデスクに寝かせて利用する必要があるので、低い位置になってしまうのです。

そのような低い位置にある液タブを見ていたら、頭部を傾かせている状態が長引いてしまうので、肩や首に大きな負担をかけてしまいます。

そのような事になれば、肩こりや首こりに悩まされてしまうので、注意しなければいけません。

しかし本製品は角度を調整できるので、ある程度までは身体にかかる負担を軽減できます。

コストパフォーマンス

本製品は高性能な液タブですが、注意すべきポイントとして、値段が高くなっている事が挙げられます。

実際にAmazonでは、送料無料ですが税込価格119,800円もするのです(2018年3月4日時点)。

実は数多くある液タブの中には、50,000円以下で販売されている機種はいくつもあるのです。

それを考えたら、本製品は値段が高いほうの液タブなので、気を付ける必要はあります。

ただしパソコンがいらない液タブなので、パソコンを持っていない方の場合は、パソコンを購入する必要がありません。

そのため、パソコンを購入する費用を考えたら、本製品はコストパフォーマンスの高い液タブです。




デジタルのメリット

今までペンタブを購入しようとしても、対応できるOSがインストールされていない場合には、デジタルのイラストを制作できなかった方もいるでしょう。

そこで、デジタルのイラストを制作する場合のメリットを紹介するので、参考にしてみて下さい。

管理が容易

キャンバスやボードにイラストを制作する場合には、空きスペースを確保する必要がありますし、持ち運ぶ事も難しいです。

実際に、私はイラストではなく絵画作品を個展会場へ持ち運んだ事があったのですが、キャンバスを20枚近くも個展会場へ運ぶだけでも数時間をかけた事があります。

そのため、イラストレーターを目指している方で、クライアントさんの所へ実物のイラストを持って行く場合でもアナログよりもデジタルのほうが、おすすめです。

なぜならデジタルの場合には、USBメモリーに保存する事ができるからです。

さらに本製品の場合には、パソコンがなくてもイラストを映し出せるので、本製品だけを持っていけば、数多くのイラストを見せる事もできます。

画像を加工

アナログのイラストを制作した事がある方なら分かるかと思いますが、色を塗る際に失敗したら、その色が乾くまで待つ必要があります。

なぜなら色が乾かないうちに、違う色を重ねてしまえば、色が濁ってしまうからです。

しかしイラストの場合には、着色した瞬間に、違う色を重ねても、色が濁る事がありません。

さらにデジタルのイラストを加工する事ができて、Tシャツやマグカップなどにイラストをプリントアウトする事も可能です。

もしも日用品にイラストをプリントアウトできたら、商品化する事もできるので、イラストや日用品などを展示して、個展を開く事もできます。

実際にアナログのイラストを1枚だけ描いても、1枚売れたら無くなってしまいますが、日用品であれば、1枚の絵で何個も商品を作る事が可能です。

液タブのメリット

本製品はパソコンがいらないので、コストパフォーマンスの高い液タブと言えますが、板タブはさらに低価格な値段で販売されているのです。

実際に板タブは5,000円前後で販売している機種があるので、パソコンと板タブを同時に購入したら、本製品だけを購入した場合よりも低価格で済みます。

しかし液タブには板タブにはないメリットがあります。

それは、板タブはデジタルのイラストが、パソコンのディスプレイに映し出されるので、アナログのイラストを制作する環境とは大きな違いがあるのです。

それに比べたら液タブは、アナログのイラストを制作する環境に近いので、今までアナログのイラストしか制作してこなかった方には、液タブである本製品のほうがおすすめです。

注意すべきポイント

本製品は魅力的なポイントが多い液タブですが、残念ながら注意すべきポイントもあります。

そこで、どのような所を注意すれば良いのか紹介するので、確認してみて下さい。

熱を発する可能性

液タブは熱を発する事があるので、液タブである本製品も熱を発しやすい可能性があります。

もしも熱を発しやすければ、暑い夏場の季節には、利用しづらくなってしまうのです。

実際に液タブの熱が苦手で、冷却ファンを併用している方もいます。

しかし冷却ファンを併用しようとしたら、パソコンデスクは狭く感じてしまいますし、電気代をかける事になってしまうので、注意して下さい。

パソコンと併用する場合

本製品はパソコンと併用する必要はありませんが、逆の言い方をしたら、パソコンと併用した上で液タブとして利用する事ができないという事です。

そのため、パソコンを持っていない方には魅力的な液タブですが、パソコンを持っている方の場合には、本製品に搭載されているWindows8.1 proが満足できない場合には、後悔する可能性があります。

特にMacユーザーの場合には、Macの操作方法と大きく異なっているので、注意して下さい。

まとめ

パソコンを持っていない方が、デジタルのイラストを制作するために、パソコンとペンタブの両方を購入しようとしたら、大きな出費になります。

しかし本製品であれば、パソコンがいらないので、パソコンを持っていない方でも、出費を抑える事ができます。

さらに、液タブに対応可能なOSの事を考える必要もないので、パソコンの設定が苦手な方にも、本製品はおすすめの液タブです。






ペンタブ