電子レンジはどういう点をメインに考えて選んでいけばいい?
電子レンジ、無かった頃がイメージできないほどにキッチンにあって当たり前の電気製品です。
家に1台、家族が多ければ数台あっても当然と言った感じの電子レンジですので、一人暮らしを始める時には勿論家電量販店などで購入しますね。
しかしこれ、どう言った品を選ぶのが最もコスパが良いのでしょう。
例をいくつか上げますので、その辺り考えていってみませんか。
電子レンジと言えば即返る答えは
電子レンジと言えばまず、温めるための家電という答えが返ってきます。
実際、使用回数が最も多くなるのは、この温めですね。
冷凍にしておいたご飯を温めたり、冷蔵しておいたおかずを温め直したり、勿論持ち帰りの惣菜やお弁当だってこれがあれば出来たてになること請け合いです。
電子レンジさえあれば、冷たいご飯を食べずに済むという、特に一人暮らしの人にはお助けとなる家電と言って過言ではありません。
まず温め、これが電子レンジの基本姿勢と言っていいかも知れませんね。
でも温めるというのは、出来上がった料理だけではなく作る過程でも利用してもらいたいのが、メーカー側の理想かも知れません。
おかずを作る過程でも活躍してくれる
セールの日にまとめてお肉や野菜を購入した時、使い切れないということは誰しも経験があるものです。
家族が多ければ使い切れるかも知れませんが、次のセールまでもたせようとして、多めに購入ということもあります。
冷蔵ではちょっともたないな、という時には勿論冷凍です。
冷凍した素材は、まあ料理で熱を加える時にそのまま放り込む手も無いではありません。
しかしこれ、一旦解凍してからのほうが、その後の調理もうまくいくし出来上がりも美味しいのは周知の事実です。
ここは電子レンジを使用して、解凍後調理と行きたいものですね。
勿論と言ってはなんですが、一人暮らしの場合は使い切れない材料というのは多々出るものです。
購入後、その日に使う分だけ残して、後は冷凍するほうが美味しく食べられます。
冷凍しても電子レンジという味方がいますので、その後の解凍調理も訳なく出来る、これは本当に一人暮らしの大きな味方なのです。
電子レンジはどう選ぶ?
多人数の家庭と一人暮らしでは、やはり使い方も違ってきます。
基本の料理の数が大きく違うので、自然電子レンジの使用法も違ってくることになります。
とは言え、選ぶ基準は実はメインの使用者の料理や生活次第なんです。
電子レンジって種類はある?
普通電子レンジといった場合、単機能の電子レンジを指します。
つまり、温めとか解凍のみの機能の製品です。
機能的に単純なのでお値段の方もリーズナブルです。
また時に電子レンジで片付けられてしまうこともあるのですが、オーブン機能が付いたオーブン電子レンジがあります。
オーブンなので、焼くことも出来ます。
つまり焼き魚とかトーストも出来るわけですね。
料理の範囲が1台の機械でずいぶん広くなっていくのが、おわかりになれますね。
そしてスチームオーブンレンジです。
スチーム機能が付いているので、蒸し料理にも使えます。
ここまで来るとかなりオールマイティな使用感が出てきます。
お値段の方も、お財布にちょっと厳しくなってくるのもまた事実です。
機能はどの辺りを基本にしたらいい?
どの程度の機能がついた品を購入すればいいのかというのは、購入時の大きな悩みですね。
お財布の中身と相談しつつ、又この後どの程度料理ができるのだろうかを考慮しつつ、選んでいかなくてはなりません。
多くの機能がついた電子レンジはたしかに便利です。
しかし使いこなせなければ、お値段の高い家電を購入しただけに終わってしまうことがあります。
かなりの種類の調理をこなし、お菓子なども焼くのが当たり前のこと、となっている人以外だとあまりに凝った品は必要ないと言えます。
筆者の経験ですが、前の電子レンジが壊れた時、新しいものを購入しに走りました。
お店の人がすすめてくれたのは、オーブンレンジでした。
トーストなども焼けますから便利ですよ、というわけです。
でまあ、結果を言いますと、オーブン機能は使用していません。
他に小さなトースターがあるので、そっちを使っています。
トースターのほうが小さな分火の回りも早く、結果的に電気代も安く済むのです。
単純機能のトースターなので、手入れも楽なのも一役買っていますね。
単純機能の安い電子レンジ、購入しておくべきでした。
サイズはどの程度のものを?
電子レンジの庫内容量は、20リットルから30リットル以上のものまであります。
大人数の家庭なら大きめのものが必要になりますが、一人暮らしの場合は一番小さなものでも充分です。
とは言っても、一人暮らしの部屋に友達をしょっちゅう招くとか、料理作りが趣味という人の場合は25リットルくらいのものにしておくほうがいいですね。
これだとかなり分量があっても不便ではありませんので、サイズ的におすすめです。
扉の開閉にも注目しておく
大人数の家庭の場合、キッチンもそれなりに広いので、電子レンジの扉の開きが右開きでも左開きでも、まあ問題はないと思われます。
しかし一人暮らしでキッチンもコンパクトな場合、置き場所に合わせて扉の開閉の事も考えなくてはなりません。
お店では勿論問題なく開閉できても、自宅のキッチンに置いたら開いた扉が棚に当たる、などということもあるのです。
キッチンお置き場所を充分に考慮の上、選ぶ必要がありますね。
縦開きのものもありますので、そちらも候補に入れてみるのがおすすめです。
ターンテーブルにするかフラットテーブルにするか
さて最も大きな問題になる、内部テーブルの種類です。
元は家庭用の電子レンジ、全てターンテーブルだった時代もありました。
均等に熱を行き渡らせるために、テーブルを回して効率よく加熱したのです。
今では回らないフラットテーブルでも熱の行き渡りに問題なくなりましたので、こちらが主流になりつつあります。
でもやはり、電子レンジは回ってくれなくては電子レンジらしくない、という意見もまだまだ多いですね。
イメージというのはそうそう簡単には崩れないようです。
ちなみに一人暮らしで調理より持ち帰り弁当の温めが主、という場合にはフラットテーブルの電子レンジがおすすめです。
ターンテーブルだと、四角いお弁当のケースが引っかかる事があるのです。
筆者のレンジもそうでした。
お弁当を温められると喜んだのもつかの間、回りはじめてすぐ引っかかって止まるを繰り返しました。
結局、お皿に中身を移して電子レンジで温めたものです。
使用する機能は把握しておきましょう
どんなレンジを選ぶかは、結局使用者がどの程度料理するかにかかってきます。
これは多人数の家庭でも、一人暮らしでも変わりはありません。
本当に温めるだけで充分だと思った場合は、単純機能の電子レンジを選んでおくのがいいですね。
お値段も安いですし、余分な機能が付いていないので使い勝手も楽々です。
すでに料理のレパートリーが多く、この先も様々な料理をしていきたいと思う人の場合は、多機能型のほうが便利です。
こまめに調理やお菓子作りをするなら、多機能型で使いまわしてしまうのがベストです。
つい購入時に、これもついていたほうが便利だとか考えてしまいますが、無くて済みそうな機能はちょっと脇においておきましょう。
実際、トースターがあれば焼くことは出来ますし、蒸し器があれば蒸すことも出来るのです。
迷ったら単純機能の電子レンジを購入して、その後トースターなど買い足しという手もありますよ。
まとめ
電子レンジはどう言ったものを購入するか、これは正直結構難しいものです。
自分の持っている電子レンジの全機能を使いこなしている人は、滅多にいません。
なのであまり考えすぎずに、シンプルなものを選ぶのもいいですね。
またこれまで使用してきたものの代わりに購入という時は、必要な機能がなにかも熟知出来ています。
古いレンジを使用している時に、あれもあったら便利だった、という機能のついたものを選んでください。