仮想通貨を投資で使う人はどんな性格が向いているかについて
仮想通貨は投資未経験者や初心者も参入しやすい投資市場ではありますが、誰もかれもが儲けることが出来るとは限りません。
仮想通貨を投資として使う人にはどんなタイプの性格が向いているのかについて紹介をします。
向いている人にとって仮想通貨はとても面白いものですが、反対に仮想通貨に向いていない人は始めたとしても失敗してしまったり、ストレスが溜まってしまうことになります。
目次
仮想通貨は向き不向きがあります
仮想通貨は新しい概念の通貨として、そして投資対象としてよくネットニュースをはじめとするメディアに取り上げられています。
仮想通貨を扱うのに資格はありません。
誰でも手にすることが出来ます。
しかし、仮想通貨を扱うのに向いている人、向いていない人がいます。
流行っているから、面白そうだから、なんとなく儲かりそうだからという理由で安易に手を出してしまうのはとても危険です。
自分は仮想通貨で投資をするのに向いているかどうかを考えてみましょう。
自分で情報収集をすることができるかどうかについて
仮想通貨は何をいつ買うか、何をいつ売るかで結果が変わってきます。
価値が高くなっている時に買って、価値が落ちている時に売ってしまえば損です。
少し価値が下がった時に買って、少しだけ価値が上がる度に売ったとしても、手間がかかるだけでなく、手数料も多額になり、あまり儲けがでません。
チャートばかりが気になり、日常で余計なストレスが増えてしまうという結果になりかねません。
仮想通貨の買い時、売り時を判断するのは大変難しいです。
同じ投資でも株やFXなどは根拠となるものがあります。
しかし、仮想通貨の価値が上下する根拠はほとんどありません。
なんとなく人気がありそう、信用できそう、上がりそうというような理由で上がったり下がったりします。
SNSでも様々な情報が行きかいます。
そのようなたくさんの情報の中から自分なりに判断をして、価値のある情報を拾い上げる力が必要です。
日頃から噂に振り回されているような人には仮想通貨での投資はあまりおすすめではありません。
仮想通貨の将来性を信じることができるかどうかについて
仮想通貨が短期間で急激に値上がりするような時期はもう過ぎました。
もう仮想通貨が短期間で大きく価値が変わるのは取引所が不祥事を起こしたなど、何か事件があった時くらいでしょう。
しかし、仮想通貨自体は新しい概念で将来性があります。
投資目的だけではなく、全世界共通の通貨として、国交のない国へも素早く、格安の手数料で送金が可能です。
集金にも便利です。
仮想通貨は度々ハッキングや取引所の不祥事などで事件は起きていますが、長期的には儲かる投資だと言われています。
多少のことがあっても、仮想通貨の未来を信じて、ホールドし続けることが出来る人にはおすすめです。
反対に、少し仮想通貨の価値や信頼が疑われるような事件や情報が入っただけでうろたえたり、すぐに売りに出したりしてしまう人は仮想通貨を持つことはあまりおすすめではありません。
仮想通貨はまだ生まれたばかりで、法律も未整備な部分も多く、実際に持っている人は世界でもごく一部です。
これから仮想通貨が広まっていくということをしっかりと信じられる人でないと仮想通貨に価値を見出すのは難しいでしょう。
税金や法律を勉強することができるかどうか
仮想通貨で一定以上の利益を出した場合、確定申告をして税金を払わなければなりません。
利益を出したのに確定申告をしなかった場合、税務署から指摘をされて、重い追徴課税を払わなければなりません。
しかし、仮想通貨で利益を出すというのは仮想通貨の価値が上がった時ではなく、売った時です。
確定申告のやり方や利益の計算の仕方などを自分で学び、しっかりと手続きをしなければなりません。
仮想通貨は新しい投資方法なので、まだまだ法律や税金制度が追い付いていません。
今のところ、雑収入という扱いですが、今後は扱いが変わってくるかもしれません。
新しい決りや節税方法などについて常に情報を収集し、自分で勉強をしていくことが出来ない人には仮想通貨をおすすめすることはできません。
リスクがあることを知っている人
仮想通貨は価値が短期間で乱高下します。
ビットコインの場合最初よりも300万倍上がりました。
他のアルトコインであっても100倍、200倍に上がったものは珍しくありません。
しかし、逆に短期間で価値が一気に下がるものもあります。
1日で3割以上価値が下がってしまうことも珍しくありません。
株やFXの場合はそのようなことはめったにあり得ません。
大きな損失を出してしまうこともあるのだと言うことを知っておきましょう。
リスクを受け入れられないと言う人は仮想通貨以外のもっとローリスクローリターンの投資を選ぶようにしましょう。
余剰資金で投資が出来る人
仮想通貨はハイリスクハイリターンです。
大金を払ったからといって成功は約束されません。
ビットコインの価値が急激に上がった時には借金をしたり、家や土地を抵当に入れたりしてまでビットコインを買いあさった人がいましたが、あまり賢い選択とはいえません。
仮想通貨の価値は簡単に下がってしまうことがあるのです。
生活費で仮想通貨を購入してしまうと、経済的だけでなく、メンタル的にも負担が大きくなってしまいます。
余剰資金でやるのがおすすめです。
外国語ができる
仮想通貨は全世界で共通の通貨です。
日本にも取引所があるし、日本人でも仮想通貨についての情報を発信している人は多いので外国語が出来なくても問題はありませんが、それでも外国語が出来た方がより多くの情報を早く集めることできるでしょう。
とりあえず少額で仮想通貨を買ってみましょう
自分が仮想通貨に向いているか分からないけれど、やってみたいと言う人はとりあえず、少額からやってみることをおすすめします。
1万円や2万円程度から始めてみましょう。
情報を探すのが楽しい、チャートを見るのが楽しい、と思ったのならばもう少し仮想通貨を買い足してみるのがおすすめです。
逆にチャートに一喜一憂をしてしまい、時間さえあればスマホを見てしまい、パニックになってしまう、手続きがめんどうくさい、仮想通貨に対して興味があまり持てないという人は仮想通貨を持つのに向いていません。
仮想通貨は必ずやらなければならないものではない
仮想通貨は儲けるチャンスを秘めていますが、ぜったいにやらなければならないような類のものではありません。
便利ではありますが、信頼度は以前、現金の方が圧倒的に勝っています。
そして、その状態はまだまだしばらく続くでしょう。
リスクを負いたくないならば、お金は銀行に預けておくのが無難です。
ローリスクで投資をしたいのならば銀行員に相談をすると投資信託や株、国債などをすすめてくれるでしょう。
高い利益を一気に得ることはできませんが、手続きは簡単で、大きな損をすることは少ないでしょう。
仮想通貨がもっと世の中に浸透し、多くの人からもっと信頼され、手軽に扱えるようになってから手にしても遅くありません。
興味がないのにみんながやっているからと無理に始めても日常の心配事やストレスが増えてしまうだけでしょう。
自分が仮想通貨に向いていないという自覚を持つこともとても大切です。
まとめ
仮想通貨は何かと話題になっています。
誰にでも始めることのできるものではありますが、向き、不向きというものがあります。
向いているのは仮想通貨について自分で調べたり勉強をしたり行動をしたり出来る人です。
逆に向いていないのは噂に振り回されたり、仮想通貨に興味を持てなかったり、余剰資金が無い人です。
まずは少額でやってみるのがおすすめです。