現在注目されているRPAとは?その基本情報や重要性などを紹介
最近になって、日本で注目されているもので『RPA』があります。
このRPAとは、AIに似ているもので、個人が大きく関係するものではありませんが、今度は多くの方たちが関係してくる可能性が高いです。
しかし、今頃になって、人に「RPAとは何か」と聞くのも恥ずかしく感じてしまう方もいるでしょう。
そこで、RPAの基本情報や重要性などについて紹介するので、見ていきましょう。
RPAの基本情報
RPAを理解するためには、まず基本情報を知る事が重要になります。
この基本情報を知らなければ、RPAを詳しく理解するメリットが分からないので、詳しく紹介しましょう。
RPAの略
RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーションの略で、単純作業を人間に代わって行う事ができるので、コストダウンしたい企業から注目されています。
実際に、アメリカ合衆国では8割ほどの企業がAIやRPAに投資しています。
それに引き換え、日本では、AIやRPAに関心がある企業は5割程度で、実際に導入しようと考えている企業は2割しかありません。
そのため、日本はアメリカ合衆国に遅れを取っていますが、今後は増えていく可能性が高いので、多くの日本人たちがAIやRPAと大きく関わってくる日は近いです。
RPAの分類
多くの方たちは、単純作業と言えば、工場で従業員がラインで物を作るイメージがあるでしょう。
残念ながら、RPAは、そのような作業を行う事は、現時点では不可能です(2018年6月18日時点)。
その代わり、RPAはホワイトカラー(頭脳労働者)のデスクワークの単純作業を行う事ができるのです。
そのため、RPAを導入して利益を生み出せる企業もあれば、RPAを導入しても利益をあまり生み出せない企業もあるので、注意する必要があります。
RPAを導入する重要性
RPAは、人間に代わって行える事には限りがあります。
しかし、RPAを導入すれば、いくつかメリットを得る事ができます。
そこで、RPAを導入するべきか悩んでいる方のために、このRPAを導入する重要性について紹介するので見ていきましょう。
コストダウン
RPAは、デスクワークの仕事を人間の代わりに行なってくれるので、オフィスの仕事が多い企業には、おすすめのシステムです。
実際に、デスクワークの仕事の一部でも、RPAに任せる事ができれば、オフィスで働く社員の数を抑える事ができます。
そうすれば、人件費を抑える事ができるので、今まで赤字経営になっていた企業でも、黒字経営に近づける事は十分に可能です。
ただし、デスクワークの仕事であれば、何でも行えるという訳ではないので、注意して下さい。
人為的なミスの対策
私たち人間は、高度な知識を誇っていますが、単純なミスを犯してしまうものです。
実際に、2005年に『ジェイコム株大量誤発注事件』が起きた事は記憶に新しい所です。
この事件は、ジェイコム(現ジェイコムホールディングス)株について『61万円で1株』とする所を『1円で61万株』と間違えて入力してしまい、同証券はわずか10分間で400億円を超えてしまう大損失を被ってしまいました。
このように、わずかな誤入力でも、大きな損失を被る事がありますが、RPAに任せれば人為的な単純ミスを防ぐ事ができます。
業務改善
日本の企業には、優秀な人材を抱え込んでいる所は多いのですが、そのような優秀な人材に単純作業を行わせてしまう事は、企業の大いなる損失です。
そこで、優秀な人材が負担している仕事量を軽減させて、RPAに仕事を任せる事ができます。
RPAに単純に仕事を回せたら、優秀な人材にしかできない仕事を人間に割り当てて、業務を改善させる事が可能です。
そのため、デスクワークの単純作業が多くて、重要な仕事が後回しになっている場合には、RPAを検討してみる価値はあります。
人手不足に対応
日本は、少子高齢化が進んでいるので、毎年人口が減っているニュースが報道されています。
その影響は、まだ少ないのですが、今後は大きくなってくるので、人手不足は避けられない状況になっているのです。
実際に多くの専門家たちは、移民を受け入れない限りは、国内で人手不足は深刻化すると発言しています。
さらに、単純作業を嫌う方は多いので、今後は求人を募集しても人材不足に陥る可能性は高いです。
しかし、RPAを導入すれば、デスクワークの単純作業をRPAに任せる事ができるので、ある程度まで人手不足にならないようにする事ができます。
RPAとbotやAIの違い
RPAの他にも、人間に代わって仕事を行なってくれる『bot』や『AI』などがあります。
そのため、RPAとbotやAIの違いが分からない方は多いでしょう。
そこで、RPAとbotやAIの違いについて紹介するので、参考にしてみて下さい。
RPAとbot
botは『Twitter』や『Facebook』などに使われている補助プログラムの事で、利用者の負担を軽減できるシステムです。
例えば、Twitterをしていたら、特定の方が同じようなツイートを何回も行っているのを見かけた事がある方は多いでしょう。
このシステムは、人間が行なっていない場合があって、botが以前のツイートを再びツイートしているのです。
このシステムを利用すれば、ブログやHPのアドレスを載せてツイートしていけば、ブログやHPのアクセスを稼ぐ事も可能です。
RPAは、オフィスの仕事をしていて、ソフトウェアのインストールや従業員情報の入力などを行なってくれます。
少し使い方は違いますが、自動で行なってくれるのは共通しています。
RPAとAi
RPAは、あらかじめ決まれた事を何回も行なってくれるシステムですが『AI』は、数多くの顧客対応データから、自動対応するべきか、コールセンターに変わるべきか、いくつかの選択肢から決定する事ができます。
そのため、AIは『ビッグデータ』から多くの情報を分析する事ができるので、様々な作業を行う事ができるのです。
ビッグデータは簡単に言えば、大量のデジタルデータの事なので、多くの企業が利用しています。
そのため、RPAでは補えない事でも、AIであれば行える事が多くあるのです。
RPAとAIの今後
現代ではRPAとAIなどを利用して、近未来的な経営が始まっています。
この動きを見過ごしてしまえば、新しい時代の波に乗り遅れてしまうので、詳しく紹介しましょう。
セルフレジ
コンビニやスーパーなどでは、多くの方たちが足を運んで買い物をするので、時間帯によっては、レジに多くのお客が並んでしまいます。
このような現象は、今後も続くものと思ってしまう方は多いかもしれません。
所が、現代では『セルフレジ』を展開している店が登場してきて、店員さんが、商品のスキャンまで行なって、お金の計算はレジの近くに設置された精算機で行なってくれるのです。
そのため、店員さんが清算をする時間をなくす事ができるので、短時間で清算を行えるので、レジに並ぶ行列を少なくする事ができます。
無人レジ
アメリカのシアトルでは『Amazon GO1号店』がオープンして、レジに店員さんがいない『無人コンビニ』が誕生しました。
このシステムでは、自動運転で使われているコンピュータ・ビジョンとディープラーニング・センサー技術などが用いられているので、お客は店員さんと顔を合わせないで買い物を済ませる事ができます。
このように、人間が行なっていた仕事がなくなっていくので、SF映画のようなストーリーが現実で起きてしまう可能性が高くなっています。
まとめ
RPAやAIなどを利用して、近未来的なお店が登場するようになりました。
そのため、SF映画で、全ての仕事をロボットがするようになって、ロボットが人間に反乱を起こしてしまう事が現実に起きても不思議ではありません。
しかし、現代の技術ではそこまで実現する事は無理です。
それでも、RPAを導入したらコストダウンする事はできるので、業務を改善したい場合には検討してみる価値があります。