RPA協会が求める新しい社会!日本企業は今こそ動く時?
日本は、かつて世界第2位の経済大国で、日本企業は世界を圧倒するほどの勢いで『メイドインジャパン』は、多くの外国企業を圧倒する時代がありました。
ところが、中国に追い抜かれてしまって、経済力は世界第3位になり、日本企業もかつての勢いがありません。
そのような時に『日本RPA協会』が、RPA市場によって日本の未来を明るくしようと動いています。
しかし、RPA協会やRPAを詳しく知らない経営者や担当者は多いと思うので、どのようなものか詳しく解説していきましょう。
RPAのメリット
RPA協会を知るためには、まずは『RPA』について詳しく把握する必要があります。
そこで、RPAのメリットについて解説するので、確認してみて下さい。
退職しないロボット
RPAとは『仮想知的労働者』と言われていて、簡単に言ってしまえば、社員の代わりにオフィス作業を行なってくれるロボットです。
社員は、様々な仕事に対して、柔軟に対応する事はできますが、待遇が悪かったり人間関係が悪かったりしたら、途中で退職してしまう事があります。
日本企業は『終身雇用制』や『年功序列』というシステムを採用している時代があって、社員は簡単に転職する事はありませんでしたが、今では終身雇用や年功序列を採用している企業は少なくなりました。
そのような時代の変化もあって、簡単に社員は退職してしまうので、再び新入社員に始めから仕事を教える必要があって、手間暇をかけてしまいます。
ところが、RPAはロボットなので、途中で退職する事がないので、あまり手間暇をかける必要がありません。
ミスが減少
人間は、単純な作業を何回も行っていたら、集中力が低下してしまうので、思わぬミスを犯してしまいます。
ミスを見逃していたら、企業は甚大な被害を被る事もあるので、確認作業を行う必要もあるので、時間や労力を必要としてしまうものです。
ところが、RPAの場合には、単純な作業であれば自動化する事ができるので、ミスをなくす事ができます。
仕事内容が途中で変われば、トラブルを引き起こす事になりますが、同じ作業を行わせるだけであれば、ミスをしません。
そのようなメリットがあるので、ミスを防ぎたい企業には、RPAはおすすめのツールです。
コストカット
RPAは、工場で製品を製造するような仕事は行えませんが、オフィス作業を行う事はできます。
単純な作業のほうが得意なので、社員の仕事を全て行う事ができないという問題点もありますが、単純作業をRPAに全て任せたら、多くの社員を必要としません。
そのため、RPAを導入して、新入社員を採用する人間を減らしていけば、コストカットする事は十分に可能です。
RPA協会が目指す世界
RPAは、メリットばかりなので、導入しても問題がないように思うかもしれません。
しかし、RPAを導入する事によって、失敗している日本企業もあるので、RPA協会が必要とされています。
そこで、RPA協会が、どのような取り組みを行おうとしているのか紹介しましょう。
業界の発展
日本RPA協会は、RPA業界が発展していけるように取り組んでいます。
実際に、RPAツールを開発している企業はいくつもありますが、RPAツールを導入する企業の数が少なかったら、RPAが存続していく事はできません。
そのような事を考えたら、日本RPA協会が業界を発展に導いていけば、これからもRPAを導入してく事ができるので、必要な協会と言えるでしょう。
ロボットと人間の共存
RPA業界が発展していくためには、ロボットと人間の共存が必要となります。
実際に、日本RPA協会は、人間(社員)とロボット(RPA)の共存を目指しているのです。
これは、どういう事かと言えば、RPAが全ての仕事を行うようになれば、社員が必要とされなくなって、大量解雇という悪夢が実現される可能性は極めて高いからです。
日本企業にとっては、困る事はないかもしれませんが、そのような事をしたら無職になる人間が増えて、消費者も少なくなっていきます。
そのような事になれば、日本経済は立ち直れなくなってしまうので、日本RPA協会が社員とロボットの橋渡しになれるかどうかが、今後の日本経済を左右するかもしれません。
人口減少に対応
オフィスで働いている日本人にとって、RPAは脅威に思うでしょう。
しかし、日本企業がRPAを今のうちに導入しなければ、赤字経営に陥る可能性は極めて高いのです。
なぜなら、日本は人口減少時代に突入しているので、これからは新入社員を確保する事が難しくなっていくからです。
今のうちにRPAを導入しておけば、人口減少に対応できるようになるので、RPAは必要なツールと言えるでしょう。
RPAの注意点
RPAはメリットが多いツールですが、残念ながら注意すべきポイントもあります。
注意点を知らないで、導入してしまえば、問題が起きてしまうので詳しく解説しましょう。
アメリカで歓迎されない理由
日本では、RPAを歓迎する声が多いのですが、アメリカではあまり歓迎されていません。
なぜなら、RPAは人間の仕事を奪う存在と思われているからです。
それでは、日本でもアメリカと同じような声があがっても不思議ではないのですが、両国では大きな違いがあります。
日本では、社員を他の部署へ人事異動させて対応しているので、RPAを導入しても、あまり混乱が起きていません。
しかし、RPAの導入を進めて、社員を解雇していけば、アメリカと同じような声があがっても不思議ではないので、注意する必要があります。
RPAの導入準備
社員たちに、企業のビジョンを説明しないで、RPAを導入してしまえば、社員たちは「自分たちは解雇されるのではないか」と不安を感じる可能性があります。
そのような事になれば、経営者が社員を解雇する考えがなくても、社員たちが退職する恐れがあるので注意しなければいけません。
社内で混乱が起きないようにするためには、早めのうちにRPAと社員たちに仕事を振り分ける事を説明したほうが良いでしょう。
RPAを導入する日本企業
RPAを導入した日本企業がある一方で、導入していない企業もあります。
しかし、早い段階でRPAを導入しなければ、業績を落とす可能性が高いので、その理由を説明しましょう。
日本企業の動き
RPAを導入している日本企業がいるという事は、ライバル企業がオフィス作業を自動化している可能性が極めて高くなります。
実際に、多くのオフィス作業を自動化できれば、ミスが少なくなるだけではなく、作業スピードが高速化されてしまうのです。
そのような事になれば、RPAを導入していない企業は、他の企業よりも仕事が遅いと言われるようになってしまって、取引をする事も難しくなってしまうので注意しなければいけません。
時代に取り残されるデメリット
今まで、多くの国や企業は、時代に取り残されてしまえば、衰退していきました。
日本が中国に追い越されたのも、経済大国という慢心で、国をよくしようとする気概が少なかった事が大きく関係しています。
それは、日本企業も同様で、終身雇用や年功序列のシステムを維持していて、技術力もあるという慢心から衰退していったのです。
その間に外国は様々な政策を行って、外国企業は優秀な人材をヘッドハンティングしたり技術の発展に力を注いだりしていました。
このように、時代に追いつこうとしなかったら、企業は衰退する可能性が高いので、早めのうちにRPAの導入を検討したほうが良いでしょう。
まとめ
RPAを導入して成功する企業があるのに、失敗してしまう企業があるのは、導入を急いでしまったからです。
実際に、RPAには様々なツールがあるので、自社に向いているツールを導入する事が重要になります。
失敗する企業や、社員を大量解雇するような企業が増えてしまえば、RPAを批判する声が高まってしまいます。
そのような事を考えたら、今後も日本RPA協会の役割は大きなものとなっていく事でしょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://rpa-japan.com/
https://rpa-biz.com/?p=841
https://www.pc-webzine.com/entry/2018/10/rpa-rpa-rpa.html
https://journal.addlight.co.jp/archives/trendnotecamp10/