画力ビフォーアフターに触発された方にはイラスト専門学校がおすすめ
SNSで『画力ビフォーアフター』が大きな注目を集めています。
昔のイラストに比べて、どの程度まで画力がアップしたのか作品をアップしている方が多くいて、その違いについて多くのコメントまで掲載されています。
しかし、画力ビフォーアフターに触発されて、イラスト作品を掲載しても、あまり画力がアップしていなくて悩んでいる方もいるでしょう。
実は、そのような方でもイラストの専門学校で学べば、画力をアップさせる事ができる可能性が高いので、その秘密に迫ってみましょう。
画力をアップするコツ
イラストの専門学校で学んだたら、画力をアップできるのは、様々なメリットがあるからです。
ただしメリットだけではなく注意すべきポイントもあるので、詳しく解説していきましょう。
デッサン
画力ビフォーアフターに触発されて、イラストを数多く制作しても画力をアップできないケースの一つとして『デッサン力』が低くなっている事が挙げられます。
実際に、デッサン力が低かったら、イラストを数多く制作しても人体や風景を正確に描けなくて、イメージ通りの作品に仕上げる事ができません。
さらに、明暗比も狂ってしまうので、どこの部分から光が当たっているのか分かりづらくなってしまいますし、平面的なイラストしか描けなくなってしまうのです。
イラストの専門学校ではデッサンを教えている所が多くあるので、画力をアップできない場合には、入学して学んでみる事をおすすめします。
長い期間
イラストの専門学校に入学しても、あまり画力がアップしていないように錯覚してしまう事があります。
そのような場合には、画力ビフォーアフターで掲載されている作品を見たほうが良いでしょう。
多くの方たちは、2~3年前の作品と、現在の作品を掲載しています。
このように制作期間が大きくズレているのは、数年に渡って描いていかなければ、画力が大きくアップできない事が大きく関係しているからです。
そのため、1か月程度で作品を比較しないで、せめて1年程度まで作品を制作していって、1年前の作品と現在の作品を比較したほうが良いでしょう。
研究心
イラストの専門学校では、多くの生徒たちが通学しているので、自分の作品とクラスメートの作品を比較してみましょう。
自宅で、一人だけで作品を制作している場合には、参考にできる作品が周りにはないので、あまり画力をアップできない場合があります。
しかし、専門学校で学んでいたら、多くのクラスメートたちと切磋琢磨していく事ができますし、クラスメートの作品を参考にして短期間でスキルアップする事も可能です。
アナログの画材を利用するメリット
イラストの専門学校では、アナログの画材の使い方を教えている所が多いのですが、様々な画材を使う重要性について分からない方もいるでしょう。
そこで、アナログの画材を扱うメリットについて解説するので、確認してみて下さい。
偶然性
アナログの画材には、透明水彩・カラーインク・色鉛筆など様々なものがあります。
カラーインクの場合には、ある程度まで計算をして塗っていく事が重要になります。
ところが、透明水彩に場合には、ぼかし技法・重ね塗り技法・にじみ技法などがあって、思いがけない偶然で美しいイラストを制作する事ができるのです。
計算をしてイラストを制作していくのが苦手な方でも、透明水彩であれば、感性で作品制作する事ができます。
そのため、様々なアナログの画材を試す事により、自分の感性やセンスに合う画材を見つける事ができるのです。
温もりのあるイラスト
アナログの画材を使うイラストは、2Dのゲームの登場してくるようなイラストとは大きく異なっています。
少し物足りなく感じてしまう方は多いかもしれませんが、温もりのあるような作品に仕上げる事ができるので、デジタルでは表現できない魅力が、アナログにはあるのです。
そのため、人の気持ちを明るくさせるようなイラストを制作したい場合には、専門学校でアナログの画材の扱い方を教えてもらう事をおすすめします。
デジタルの画材を利用するメリット
アナログに比べれば、デジタルのイラストは少し温もりを感じられない作品に仕上がってしまう事がありますが、様々なメリットがあるので詳しく解説していきましょう。
効率性
透明水彩は、感性によって様々な技法を活用して思いがけない効果を得る事はできますが、着色に失敗してしまえば、色が乾くまで待たなくてはいけません。
さらに、透明水彩は重ね塗りした場合には、下の色が少し透けて見えるので、修正する事は極めて難しいのです。
色鉛筆でも、重ね塗りした場合には、修正する事が難しいのですが、デジタルの場合には色を塗った瞬間に乾くようになっています。
さらに、色の透明度を自在に操る事もできるので、デジタルのイラストは修正が容易です。
作品をアピール
アナログのイラストを作成した場合には、他の方にアピールする場合には、その方の所まで作品を持って行く必要があります。
それに引き換え、デジタルのイラストの場合には、最初からデジタル化されているので、簡単に相手の元へ画像データを送信できるようになっています。
インターネット上では、クラウドソーシングで、イラストの仕事を募集しているクライアントさんが多くいるので、副業する事も容易です。
コストパフォーマンス
アナログの画材は、値段が安くなっている画材が多くなっていますが、消耗品ばかりです。
それに引き換え、デジタルの画材は値段が高くなっていますが、多くの機材が消耗品ではありません。
長く利用できる機材ばかりなので、値段が高くなっていたとしても、長い目で見ればデジタルの機材はコストパフォーマンスが優れています。
以前の作品と比べるメリット
イラストの専門学校へ通えば、数年で画力をアップさせる事ができるので、数年前に制作した作品と比較しておけば、様々なメリットを得る事ができます。
そこで、どのようなメリットがあるのか解説するので、確認してみて下さい。
画力のアップを確認
専門学校で学べば、数年で画力をアップさせる事はできますが、全ての分野でスキルアップしているとは限りません。
例えば、背景をリアルに描けるようになっても、キャラクターはあまり変わっていないという事があるのです。
それとは逆に、人体デッサンする事によりキャラクターを上手く描けるようになっても、背景があまりリアルに描けていないというケースもあります。
昔と現在の作品を比較する事により、スキルアップしている部分と、スキルアップしていない部分を把握する事ができます。
スキルアップしていない部分を把握できたら、次はスキルアップしていない部分を上手く描けるように、対策を講じる事も可能です。
画材の違いを確認
数年前までは、透明水彩を利用していてリアルなイラストを描けていなかったのに、現在はデジタルのイラストを描く事によりリアルに描けるというケースもあります。
このように、昔と現在のイラスト作品を比較する事により、どの画材を使っている時の作品が良い仕上がりになっているのか確認する事が可能です。
ただし、数週間しか同じ画材を利用していなかったら、あまり進歩しないので、ある程度まで同じ画材を使ったほうが良いでしょう。
まとめ
イラストの専門学校へ入学すれば、短期間でスキルアップする事ができます。
しかし、数ヶ月前に制作したイラストでは、どの程度までスキルアップしたのか分かりづらいです。
そのため、数年前に制作したイラストと現在のイラストを比較したら、専門学校で学んだ成果を把握する事ができます。
スキルアップできていない分野があっても、苦手な分野を集中的に練習しておけば、スキルアップする事は十分に可能です。
参考URL・参考文献・根拠など
https://www.megabe-0.com/archives/5760.html
https://togetter.com/li/954353