生産性を高めるRPAを検討すべき理由は3つのメリットにある

AIや機械学習と同様に、ICTテクノロジーやメカニクスを導入し、生産性を高めるとして注目されているのがRPAです。

現在、少子高齢化が進行する日本において、RPAが成長戦略の鍵とも言われることがありますが、実際に、新しい働き方・企業形態を模索する上で重要な存在となりえるのでしょうか。

この記事では、その魅力と検討する意義について、考えてみることにします。




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RPAが成し遂げるもの

RPA(Robotic Process Automation)は、工場や一次産業での作業ではなく、一般にホワイトカラーの職種として知られる分野を自動化するためのコンセプトとなります。

簡単に説明すれば、バックオフィス業務をアプリケーションの力を借りて効率化しようと言うのが主な狙いです。

AIやFA(ファクトリー・オートメーション)は耳にする機会が多いものですが、RPAとなると、余り馴染みのない言葉と感じる方も少なくはないかも知れません。

かと言って、その重要性が劣るわけではなく、今後の展望によっては、企業活動に必須のソリューションとなりえるでしょう。

総務省も推奨

国は現在、少子高齢化の解決や日本の経済競争力を高めるためなど、多彩な理由からRPAについて研究・推進を行っています。

このように国家戦略の一環としても注目されるRPAですから、上手に活用することで企業の成長戦略を後押しし、ライバルに差を付けることも可能になりえるはずです。




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具体的にできること

色々な作業への置き換えが模索されていますが、現在では定型的な単純作業を自動化できるようになっています。

スケージュールにそってタスクを実行したり、アプリケーションを自動で起動し、各種処理を行うことが可能です。

具体的にはデータ入力や受発注などが、自動的に行われるようになっています。

将来は、更に多彩な分野への対応が見込まれているので、難しい作業にも活用される日がくるかもしれません。

これを検討する上では、メリットは多彩なものがありますが、ポイントを絞ってチェックしておくことをおすすめします。




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RPAのメリット3つ

RPAを導入する上では、多方面にわたってメリットが生じるだけではなく、活用方法次第ではユニークな効果も期待できますが、ここではポイントを絞って、3つの柱と言える特徴を見ていきます。

大幅なコストカット効果

RPAは概念としてはFA同様、業務を自動化するためにコストカット効果を期待できるものとなっています。

従来はFAとして、いわゆるブルーカラーの業務が自動化されていく傾向にありましたが、現在はこれが一段落しており、新たな改善目標として、ホワイトカラーの業務が俎上に載せられたことになります。

RPAを導入すれば、受発注業務や清算書の作成などの単純作業なら、AIやICTがこなすことができますので、これが人件費の削減に繋がってくるわけです。

事業形態にもよりますが、実際には5割程度から8割以上の人件費を削減できるケースもあると言われます。

企業活動において、無駄な支出の削減が成功するか否かは、経営を考えると急所の部分ですから、この部分はしっかりと調査しておきたい点となるでしょう。

業務の最適化

データ入力や情報の受け渡し業務が自動化されるため、作業効率の大幅な改善が見込めます。

特にデータ処理はICT機器が最も得意とする範囲ですから、人間の手入力では太刀打ちできるレベルではありません。

これによって、作業に関する処理時間が短縮され、企業経営そのものの最適化も期待できます。

もちろん完全に機械処理するわけですから、正確性やクオリティーと言う点でも圧倒的にメリットが生じてきます。

人間ではどうしても誤入力を行ったり、書類・データを取り違えてしまうようなミスは付き物ですが、ICT機器はこの点で、正確性は極めて高くなっているのが特徴です。

迅速かつ正確に仕事をしてくれる結果、人間は単純労働をこなす必要はなくなり、より、生産的な業務に専念することが可能となります。

結果的に、より大規模な受注を目指したり、新たな成長戦略を考えることもできるでしょう。

人間にとって過酷な業務も対応可能

RPAはAIやコンピュータ技術を使って作業を自動化するために、人間の社員にはできないような作業も実現可能です。

例えば、365日休憩無しで24時間作業を続ける、と言うのは人間では不可能ですが、機械ならできます。

このためにRPAを導入することで、今までとは異なる事業形態を検討したり、業務時間を延長することも簡単になるわけです。

深夜のうちに受注した注文は、翌朝処理すると言うのが一般的ですが、RPAでしたら受注した段階ですぐに処理させることも可能となります。

もちろん、休日であっても処理することができますから、24時間対応・365日営業を実現する上でも、多いに役立つはずです。

結果として人間の社員を酷使せずにすみますから、うつ病などの精神疾患の発生を抑制することにも繋がります。

現在は長時間労働や昼夜逆転状態の業務が蔓延していますが、これが社員の生産性を低下させたり、鬱・自律神経失調症の誘発要因になっている可能性は低くはありません。

もしも精神的トラブルが生じると、企業としては労働力を失うだけではなく、場合によっては社会的な信頼までも低下してしまうでしょう。

したがって、人間の負担を減らすためにもRPAを考えることで、社員の健康やモチベーションに関しても、ポジティブな効果が期待できます。




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実際のところRPAはどうなっているのか

RPAについて詳しく知ったところで、実際に自動化はどの程度のレベルまで到達しているのか、将来の展望はどうなのかを見ていくことにしましょう。

今現在でも多彩な企業で導入が進んでいるので、RPAは単なる絵空事ではありませんから、しっかりと検討したいものです。

現状と将来性を確かめて、慎重に判断していくことをおすすめします。

現在の導入の進捗具合について

総務省の公表によりますと、すでに15%程度の企業でRPAの導入がなされているとされています。

更に20%ほどの企業が導入を検討しており、現在、導入が進行中の企業も6%にのぼるとのことです。

これにともなってRPA関係の市場規模も増大傾向にあり、2017年には30億円程度だったものが、2021年には100億円を超えるとも言われています。

RPAの未来

現在進行系で導入が進んでいるRPAですが、将来的に見て、この流れは加速する可能性が高いと考えて良さそうです。

まず、現状のソリューションでも一定の業務効率化を達成できますから、ある程度の成功事例が生じれば、右へ倣え式に導入が進むものと予測されます。

一定の企業が成功すると言うことは、導入していない企業はライバルに差をつけられる結果になるためです。

加えて技術革新の存在もあり、より適切で高度な処理が可能なソリューションの登場も期待できます。

今現在では単純作業がメインですが、将来は非定型作業についても、現実的な対応が可能になるかも知れません。

これらの理由で、近い将来、30%程度の事務作業がRPAに置き換わると言うのが、総務省の考えとなっています。




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まとめ

RPAはホワイトカラーの業務を最適化することで、経営戦略に新たなる可能性をもたらし、社員の労働環境や意欲を改善するためにも大いに役立ちます。

そして、何より資金面でもメリットが考えられますので、これは要検討と言えるでしょう。

今すぐ決断するのは難しいかと思いますが、ライバル企業ではすでに調査を終えて導入を進めている可能性もあります。

継続的に情報を集めて、動向には気を配っておいたほうが良いかもしれません。