電子レンジでできることは意外と多い?役立つ8つの裏技

電子レンジ・オーブンレンジ

電子レンジといえば、食べ物や飲み物を温めるための便利な商品であり、多くの人が日常的に使っているものですが、その使い方は、ひとつだけではありません。

「温める」という機能をうまく利用すれば、他にもいろいろなことができるのです。

ここでは、そうした意外な使い方を8つ紹介していきます。

自分の知らない使い方があったら、ぜひ試してみてください。




ポテトチップスをパリパリにする

ポテトチップスといえば、スナック菓子の代表のようなもので、長年多くの人に愛されているお菓子です。

これを食べるときは、味だけでなく、パリッとした食感も楽しみのひとつになりますが、開けたまましばらく放置していると、いつの間にかしけっていることがあります。

特に、梅雨などの湿気が多い時期は要注意です。

湿気が多いと、しけるのも早くなってしまうので、少し放置しただけで、しなっとしたポテトチップスになってしまいます。

そんな状態だと、食べてもおいしく感じられないことが多いのです。

しかし、電子レンジを使えば、本来のパリパリした食感を取り戻すことができます。

方法は簡単で、皿に入れて普通に温めるだけです。

そうすることで程よく湿気がとび、開けたばかりのような食感になります。

また、温まったことで、できたてのポテトチップスを食べている感覚も味わえるのです。




砂糖をサラサラにする

砂糖は、料理には必須となる調味料のひとつですが、いざ使おうとしたとき、カチカチに固まっていることがあります。

これも、湿気が多い日に起こりがちなことです。

砂糖は吸水性が高いので、湿気が多いと、水分を多く吸収してしまいます。

それにより結晶が溶け、時間が経って再び乾燥することで、固まってしまうわけです。

固まった砂糖を使うときは、まず崩すことから始めなければならないので、面倒に感じてしまいます。

そんなときは、電子レンジで1分くらい加熱してみましょう。

すると、砂糖を固める原因となった水分をとばすことができるので、フォークなどを使い、軽く力を入れるだけで崩せるようになります。

それなら、簡単にサラサラの状態に戻すことができるのです。

ただし、やりすぎると溶けてしまうので、加熱時間を長くしすぎないように注意してください。

レモンの汁を絞りきる

レモンの汁は、サラダのドレッシングにしたりお酒に入れたり、さまざまな方法で楽しむことができますが、生のレモンを絞るときは、少しモヤモヤしてしまうことがあります。

それは、「もっと絞れるのでは?」と感じてしまうことです。

レモンの皮は硬いので、意外と絞りづらく、なかなか思うような量を出すことができません。

そんなときは、電子レンジで少し加熱してみてください。

20秒ほど温め、まな板の上で転がすと、中の果肉がうまい具合にほぐれるので、果汁がたっぷりと出るようになります。

ひとつのレモンをしっかりと絞り、なるべく無駄をなくしていきましょう。

玉ねぎの刺激を少なくする

玉ねぎを調理するときのデメリットといえば、目に染みることです。

切っているうちに目が痛くなり、勝手に涙が溢れてきます。

それを防ぐには、ゴーグルをかけて目を保護したり、扇風機で刺激成分をとばしたりする方法がありますが、電子レンジを使っても、効果的な対策ができるのです。

皮をむいた玉ねぎをラップで包んだら、それを電子レンジに入れ、20秒ほど加熱してください。

そうすると、玉ねぎの成分が変化し、目に染みる刺激成分が抑えられるので、ストレスなく調理をすることができます。

玉ねぎのためにゴーグルを用意したり、扇風機を出したりするのは面倒ですが、キッチンにあるものを利用する方法なら、そのような準備は必要ありません。

始める前に少し温めるだけで、しっかり対策をすることができるので、ぜひ試してみてください。

トマトの皮をきれいにむく

トマトは、ただ食べるだけなら皮ごとでも問題はありませんが、料理の下ごしらえなどでは、皮をむかなければならないこともあります。

しかし、トマトの皮をきれいにむくのは、簡単なことではありません。

予想外に苦戦してしまい、結局ぐちゃぐちゃになってしまうことも多く、慣れていない人にとっては、かなり難易度が高いのです。

そんなときは、トマトに十文字の切り込みを入れ、電子レンジで1分加熱してみてください。

熱を加えると、皮が少し浮いてくるので、手を使って簡単にむくことができるのです。

この方法なら、初めての人でもきれいにむけます。

ただし、手でむくときは、きちんと冷ましてから始めるようにしましょう。

加熱したばかりのトマトを不用意に触ったりすると、火傷してしまうことがあります。

電子レンジから出したら、冷水に入れて温度を下げ、安全な状態で皮をむいてください。

切手を剥がす

封筒などに切手を貼るときは、思わぬ失敗をしてしまうことがあります。

「この封筒じゃなかった」「貼ったあとなのに書き間違えた」といった失敗は、誰にでも起こるものです。

そんなときは、何とか剥がすことを考えなければなりませんが、一度貼ってしまったものを剥がすのは、なかなか難しいものです。

無理に引っ張ったりすれば、切手がちぎれてしまうこともあります。

しかし、電子レンジで加熱すれば、その心配はありません。

切手の上から水を数滴たらし、それを40秒ほど温めてみてください。

そうすると、ピッタリ張り付いていた切手が、すんなりと剥がれてくるのです。

つまり、キッチンに行けば簡単にやり直せるということなので、もし間違えたとしても、慌てずに対応するようにしましょう。

蒸しタオルをつくる

蒸しタオルは、目を温めて疲れを軽減したり、寒い時期に手を拭いたり、何かと役に立つものです。

これを用意するには、お湯を沸かして浸す方法もありますが、電子レンジなら、もっと簡単にできます。

タオルを水で濡らして、あとは電子レンジで温めるだけで完成です。

600Wのものなら、30秒も加熱すれば、すぐに温かい蒸しタオルをつくることができます。

お湯を使う方法だと、沸くまで待たなければならなかったり、火傷しそうになったりと、不便に感じてしまうことも多いですが、電子レンジを使えば、そのようなことはありません。

ただし、絞りすぎと温めすぎには気をつけてください。

水分が少ないタオルを長々と加熱した場合、下手をすると発火する恐れがあります。

蒸しタオルは、適度な水分と適度な加熱が大切なので、注意してつくりましょう。

靴下やストッキングを乾かす

電子レンジは、洗濯物を乾燥させるときも便利です。

あまり大きなものは入りませんが、靴下やストッキングなどは、電子レンジに入れて加熱することで、素早く乾かすことができます。

そのため、乾いたものがないときは、ぜひ電子レンジを使ってみましょう。

何かの事情で洗濯物がたまっていたり、雨で濡れることが多かったりすると、いつの間にか履けるものがなくなっていることがあります。

それに気づいて慌てて洗濯しても、乾かすだけの時間がなければ、やはり履くことはできません。

しかし、電子レンジを使えば短時間で乾燥させることができるので、困ったときはおすすめです。

まとめ

電子レンジは、いつでも温かいものを食べられる便利な商品ですが、その機能をうまく利用することで、他にもいろいろなことができます。

「ものを加熱する」という機能でできることは、意外に多くあるのです。

ここで紹介した裏技は、いずれも日常の小さな悩みを解決するものですが、些細なことがストレスになってしまうことはよくあるので、ぜひ電子レンジを活用してみてください。