電子レンジのお手軽お掃除方は重曹とクエン酸が大活躍

電子レンジ・オーブンレンジ

チン! してふくだけ 電子レンジ専用お掃除シート 3袋

電子レンジは作り置きした料理を温めたり、冷凍食品を解凍したり、私達の生活に欠かせない物です。

日々使用する物なので、温める時に食品が飛び散ってしまったり、それを放置すると焦げついてしまったりととても汚れやすいものです。

それらの汚れは、ほったらかしにしてしまうと、故障や機能を低下させてしまう恐れがあるのです。

本来は使う度にこまめに掃除ができると清潔が保てるのですが、忙しい日々が続くと汚れもたまってしまうと言うこともよくありますよね。

ついほったらかしてしまった時の電子レンジの掃除の仕方をご紹介します。




掃除を始める前に注意すること

電子レンジは掃除の出来る所と出来ない所があります。

取り扱いを間違えると思わぬ事故になってしまう危険性もありますので、まずは説明書をよく読み、電子レンジについて把握しましょう。




外側の掃除

まずは電子レンジの外側の掃除の仕方をご紹介します。

電子レンジの外側には通風口が脇や後ろ側についています。

電子レンジを通常通り温めるのに大切なものなので、汚れが溜まると機能が低下してしまいます。

また通常通り機能していないことで電気代にも影響を及ぼす場合があります。

しっかりと掃除をして機能が保つよう心掛けましょう。

電子レンジ外側のおすすめ掃除方法

外側のお掃除には重曹とクエン酸がおすすめです。

両方ともホームセンターなどで安価で手に入りますので、まだお持ちでないという方は是非手に入れましょう。

ちなみにクエン酸はお酢やレモン汁でも代用が可能です。

重曹で擦る

スポンジを水で濡らし、その上に重曹を振りかけます。

汚れが気になる所を重曹のついたスポンジで擦ると汚れが取れやすくなります。

汚れを落としきったら乾いたタオルで丁寧に拭き取りましょう。

次に仕上げは水200ミリリットルに対してクエン酸小さじ1を混ぜます。

スプレーボトルなどに入れて拭き掃除をするタオルに吹き掛けます。

この時、スプレーを直接電子レンジに掛けるのは辞めましょう。

最後に乾いたタオルで拭き取り外側の掃除な完了です。

中側の掃除

電子レンジの一番の汚れはやはり内側。

電子レンジは加熱しすぎてしまうとパチパチという音がして食品が飛び散ってしまうことが良くあります。

すぐに拭き取らない場合、こびりついてしまい黒くなってしまったりと落ちにくくなっていきます。

こまめに拭き取る事で清潔が保てるので、なるべくなら汚れる度に掃除をするのが良いでしょう。

長期間放置してしまった汚れは、油汚れが酸化し落ちにくい状態なので工夫が必要です。

汚れの正体を知ろう

まずは汚れの正体を調べましょう。

中側の汚れはほとんどが食品の飛び散りと考えられます。

汚れの正体が何なのかという事が分かれば落ちやすい方法が分かります。

例えば、油の場合は酸性、たんぱく質の場合はアルカリ性です。

どちらの性質かを突き止めて掃除に取りかかりましょう。

汚れが油など酸性の場合

油などの場合は酸性の汚れに分けられます。

酸性の汚れには重曹を使いましょう。

重曹入りの水から水蒸気を作り落ちやすくする方法をご紹介します。

まず、耐熱容器に水200㏄と重曹を小さじ1~2杯を入れてよく混ぜます。

電子レンジのあたためモードで2~3分ほど加熱し温めます。

加熱することで水蒸気が発生します。

加熱後は電子レンジを開けずにそのまま30分ほど放置しましょう。

30分ほど経ったらスポンジに重曹水を染み込ませ汚れを吹いていきます。

この時、火傷に注意するためにもゴム手袋を着用すると安心です。

汚れが落ちたら重曹が残らないよう水拭きして仕上げましょう。

重曹は油汚れを落とす役割の他、消臭も期待できます。

重曹水の水蒸気でも落ちない油汚れには

長期的に放置してしまった油汚れらしつこく、ひどい場合には重曹をペースト状にした掃除がおすすめです。

重曹ペーストの作り方は水1に対して重曹3の割合で作ります。

ペーストを油汚れに塗ってラップをかけて4時間ほど放置します。

電子レンジを傷つけないように気をつけて擦り落としましょう。

たんぱく質などのアルカリ性の汚れ

たんぱく質などのアルカリ性の汚れが原因の場合はお酢やクエン酸を使って汚れを落としやすくします。

またお酢やクエン酸は消臭効果もあるので匂いが気になる時にもおすすめです。

お酢を使用する場合はお酢を水で4~5倍に薄めます。

電子レンジのあたためモードで2~3分加熱して温めます。

加熱後は電子レンジを開けずに30分ほど待ちます。

火傷に気をつけて、ゴム手袋などを着用して汚れを拭き取ります。

クエン酸を使用する場合も同様の手順です。

100ミリリットルに対してクエン酸小さじ1~2杯程度溶かします。

電子レンジで加熱し加熱後は放置、最後は拭き取ります。

毎日の掃除にこまめな掃除を

汚れは時間が経ったり、放置することで焦げ付き落ちにくくなります。

電子レンジを使った時はこまめな掃除をすると清潔が保たれます。

汚れが少ない時の軽い掃除の仕方は、耐熱容器に入れた水をあたためモードで3~5分加熱し、電子レンジは開けずに30分ほど蒸らし拭き取るだけです。

なるべくならこの方法で綺麗を保っていきましょう。

こびりついて取れない汚れには

長い間放置してしまうと酸化してしまったり、汚れはどんどん落ちにくくなっていきます。

どうしても拭き取りだけでは落ちない汚れが部分的にあるピンポイントの汚れには歯ブラシ粉を使いましょう。

上記の方法で電子レンジ内を蒸らして汚れを浮かせた後、使わない歯ブラシに歯ブラシ粉を付けて擦ります。

この時、電子レンジ本体を傷つけないように軽く行います。

汚れが取れたら歯ブラシ粉を拭き取りましょう。

こびりついた汚れは擦ると落ちますが歯ブラシ粉は細かい粒子が汚れを落としてくれるので落ちやすいです。

市販の掃除グッズを使ってお手軽に

電子レンジ専用のお掃除グッズも多く売られています。

市販の物はクエン酸や重曹などと比べると高いですが、手間が掛からず常備できたり、お手軽に出来る所が良いです。

専用のシート付きの物なら色々と掃除用品を買わずこれだけで出来る事が嬉しいです。

小林製薬、チン!して拭くだけ

チン! してふくだけ 電子レンジ専用お掃除シート 3袋

名前の通り、電子レンジでチンして拭くだけのお手軽さが嬉しいです。

電子レンジのベタつき汚れを落としてくれる電子レンジ専用のお掃除商品です。

油汚れに強いアルカリイオン水配合で2度拭き不要です。

1枚入り3袋で希望小売り価格324円(税込)。

自動あたためモードを解除できない電子レンジには使用出来ないので注意しましょう。

使い方は開封せず蒸気口を上にして耐熱皿の上に置きます。

500~600ワットで約1分間加熱します。

加熱すると袋が膨らみ蒸気口が自然に開きます。

加熱後、1~2分してシートが熱くないのを確認してからシートを取り出します(加熱しすぎてはいけません)。

この時、火傷に注意しましょう。

取り出したシートで汚れを拭き取りましょう。

抗菌効果もありますので、定期的に使えば清潔を保つことが出来ます。

重曹やクエン酸、拭くものがなく全て揃えるのが面倒な方は、市販の掃除グッズを常備しておけば、掃除が苦手な方も手軽に出来るのが良いですね。

価格も比較的お手頃なのも嬉しいですね。

まとめ

電子レンジはこまめな掃除をすることで清潔が保たれます。

しかし、つい放置してしまいがちで汚れが落ちにくくなることがあります。

簡単な掃除方法は水に重曹やクエン酸を溶かしてチン。

放置してから拭き取るという方法です。

蒸らす事で汚れが浮き、落ちやすくなるのです。

また消臭効果も期待できます。

掃除道具を揃えるのが面倒な方には市販のグッズも販売されていますので上手に活用して清潔な電子レンジを保ちましょう!