液タブは疲れやすい?疲労感をなるべく抑えて液タブを使用するコツ
液タブは、板タブと比べると疲れやすいといわれることがあります。
確かに、液タブを使用している人はいつも疲れていそうに見えることがある。
でも、そもそもどうして液タブを使用していると疲れやすいといわれるのでしょうか?
そしてそれには、どうすれば対処することができるでしょうか?
ここではそんな、疲労感をなるべく抑えて液タブを使用するコツを紹介します。
疲れやすいのはなぜか
まずは、液タブはなぜ疲れやすいといわれるのかというところから見ていきたいと思います。
液タブが疲れやすいといわれるのには、二つの理由があります。
その両方に対処していかないと、疲労感を抑えながら使用していくのは難しくなります。
一つは目の負担が大きいから
二つの理由のうち一つ目は、目に与えられる負担にあります。
液タブは、少なくとも板タブと比べると目に与えられる負担がすごく大きいです。
パソコンのモニターに加えてさらにもう一つモニターがあるわけなのですから、その分目に入ってくる光の強さも倍増します。
そうなれば当然、目への負担は増えていくのです。
さらに言えば、液タブを見たりモニターを見たりしないとならないので、それによっても目への負担は増していきます。
板タブであれば、モニターも一つですし、基本的にはパソコンのモニターしか見ませんから、そこからくる負担もありません。
その差は大きいのです。
目の負担は、筋肉の疲れにつながり、全体的に疲労感をかんじてしまうようになります。
さらにいえば、ブルーライトなどの強い光は、自律神経も乱してしまいます。
結果、自律神経の乱れからくる疲れも感じるようになることがあるのです。
より長時間の作業になりがちだから
液タブが疲れやすいといわれる理由としてもう一つ言えるのは、作業時間の長さです。
板タブと液タブでは、液タブのほうが作業時間が長くなる傾向にあります。
やはり、小さい画面での作業のほうが、没頭しやすいのです。
しかも液タブは板タブよりも直接的に描いている感があります。
だから、キャンバスに買いているようにすごく集中して描いてしまうのです。
その分描いているものが早く完成するというメリットはありますが、作業時間が長くなれば疲れてしまうのは当然です。
液タブの明るさは最低限にする
液タブでの作業が疲れやすいといわれるのは、目への負担が大きいことと、作業時間が長くなりがちなことが原因でした。
その中でまず、目が疲れてしまい全身が疲れてしまうということへの対策から見ていきたいと思います。
強い光が、目へと負担を与え、そして自律神経を乱してしまい、疲れを感じていってしまうのであれば、強い光をなるべく感じないようにすればよいです。
液タブを使用していて強い光を感じないようにするためには、やはり液タブ自体の明るさを下げていく必要があります。
できれば、ぎりぎりまで明るさを下げて作業するようにするのがおすすめです。
見えづらくない程度に下げる
ただ、とにかくひたすらに明るさを下げるのがよいのかといわれると、そういうわけでもありません。
明るさをとにかく下げてしまい、そのせいで画面が見えづらくなってしいまっていたら、それは逆効果になるのです。
実際、明るさをとにかく下げると、光が反射したり、あるいはシンプルに周りの光が足りなかったりして、すごく見えづらくなることがあります。
その状態で液タブを使用するとなると、かなり目をこらしてかかないとなりません。
でも、目をこらして作業するのは、やはりすごく目に負担になるのです。
小さい文字を長時間読んでいるような、すごく強い負担になります。
だから、明るさを下げるとは言っても、あくまでも見えづらくならない程度にしておく必要があるんです。
部屋の明るさに応じて調整する
実際どのくらい明るさがあれば見えやすいかというのは、部屋の明るさによっても違ってきます。
明るい部屋で見るときと暗い部屋で見る時では、良いラインが変わってくるんです。
だから、一日のうちで朝から夜まで作業することがあるのであれば、その都度部屋の明るさに応じて、液タブの明るさも調節していくことをおすすめします。
それを面倒に感じる方には、もっと楽な方法もあります。
一番楽なのは、毎日夜にだけ液タブを使用すると決めて、その時間に適切な設定にしておくこと。
日中は外の明るさや陽の入り方によっても部屋の明るさが変わってきます。
しかし、夜であればそれはまずありません。
外が晴れていてもくもっていても、そこまで部屋の明るさには影響を与えないのです。
だから夜にしか使わないのであれば、いつも同じ設定でもよいラインを保つことができます。
長時間の作業には強制的に休憩を
では、長時間作業をしてしまいがちだから疲れやすいということには、どのようにして対処したら良いでしょうか?
液タブで長時間の作業になってしまいがちなのは、やはり集中しているからです。
ということは、一度集中を解いてあげれば、そこでちょっと休憩をすることになることもあるということになります。
なので、液タブを使用している時には、強制的に集中が切れるタイミングを作ることをおすすめします。
たとれば、1時間に1回アラームが鳴るようにしておくのです。
そしてそれが鳴ったら、ちょっと席を立ち、ストレッチをします。
体が固まるから疲れるということもある
そもそも長時間の作業で疲れてしまうのは、体が固まるからでもあります。
長時間同じ姿勢でいたら、筋肉はどんどん固まっていきます。
そしてそれはやはり大きな疲労感を感じさせるのです。
適度にストレッチをいれれば、それによってしっかりと筋肉がほぐれていくので、疲れを感じることも少なくなっていきます。
強制的に休憩をとるというのはすごく効果的です。
時には立って作業をする
時には立って作業をするというのもおすすめです。
長時間の作業で疲れてしまうのは、長時間座っているからでもあるのです。
人は、座る姿勢は実はあまり得意ではありません。
あまり人の体の構造には合っていないポーズになるのです。
そんな、人の体の構造にあっていないポーズで長時間いたら、次第に体が疲れてくるのは当然。
だから、そのポーズを変えてあげればよいのです。
では、体に合っているポーズとはどのようなポーズになるのでしょうか?
それは、立っている姿勢になります。
なので、液タブを使用する際には、時折立って使用するようにするのがおすすめです。
液タブに高さを出せば立って作業することもできる
別に液タブでの作業は、液タブが置けるスペースさえあればできます。
だから、液タブがおけるくらいの雑誌などを机の上に重ねて、それでスタンディング用の即席のデスクを作れば、立って作業をすることもできるのですこれがほかのパソコン作業の場合には、マウスやキーボードもいるので簡単にはできません。
でも、液タブの場合にはそれだけで良いので、簡単にできるのです。
なのでぜひ、時折立って作業をするようにしてみてください。
姿勢を変えることで頭もリフレッシュされて、より作業がはかどりやすくなることもありますから。
まとめ
疲労感を抑えて液タブを使用することができれば、それに越したことはありません。
そして目にかかる負担も、体にかかる負担も、同じく減らすことができるならばそれに越したことはないのです。
だからぜひ、これらのことを参考にその負担を減らしてあげてください。
そして、より快適に液タブを使えるようにしていきましょう。