大きい方が良い?大きいサイズの液タブのメリットとデメリット

ペンタブ, 液タブ

HUION GT-220 V2 IPS液晶21.5インチ液晶ペンタブレット フルHD液タブ ブラック (V2 ブラック)

液タブには、いろいろなサイズのものがあります。

13インチくらいの比較的に小さなサイズのものもあれば、24インチクラスの、もはや液晶ディスプレイくらい大きいサイズのものまで様々です。

そんな様々なサイズのある液タブの中でも特に人気なのは、大きいサイズの液タブになります。

でも、なぜ大きいサイズの液タブが人気なのでしょうか?

ここではそんな大きいサイズの液タブのメリットとデメリットを見ていきます。




大きいサイズは手間が省けることがある

大きいサイズの液タブの一番のメリットは、手間が省けるということです。

小さいサイズの液タブを使用している場合、やはり細かいところを作業するためには、拡大したりしないとならないこともあります。

良く見えないと当然うまく描くことはできません。

だから拡大をするのですが、大きいサイズの液タブであれば、そもそも拡大されているような大きいサイズ感で出力されるわけですから、いちいち拡大しないとならなくなるということはほとんどありません。

もちろん大きいサイズの液タブだって、時には拡大しないとならないことはあります。

すごく緻密なところを仕上げる際には、拡大しないとダメでしょう。

でも、全部全部がそんなすごく緻密な作業になることはまずありません。

ほとんどの場合で、拡大しなくてよいのです。

また実際緻密なところを作業する際にも、拡大の幅はそんなに大きくなくて済みます。

その点でもやはり手間が楽になるのです。

ディスプレイを見る手間も省ける

また、液タブ自体のサイズが大きければ、いちいちパソコンとつながっている液晶ディスプレイを見る必要がなくなります。

もちろん、液晶ディスプレイのサイズがより大きければ見ても良いですが、別に見なくても全然作業はできます。

実際液タブ自体に液晶ディスプレイくらいのサイズ感があるのですから、最初から液晶ディスプレイを見て作業しているようなものになるのです。

だから、いちいちディスプレイのほうを見なくてもよくなります。

いちいちディスプレイのほうをチェックするのも、それはそれで手間です。

そして目線を上げたり下げたりしないとならないので、首や目も疲れていきます。

でもディスプレイのほうを見ないで、液タブだけを見て作業していければ、そうなることはなくなります。




価格が高くなるのがデメリット

いろいろな手間が省けるというのが、大きいサイズの液タブのメリットですが、ではデメリットはどこにあるでしょうか?

大きいサイズの液タブのデメリットは、価格が高くなりがちということです。

液タブは、そもそもそれ自体で価格がすごく高いです。

10万円を軽く超えてくることも珍しくありません。

しかし、大きいサイズの液タブとなるとさらに価格が高くなるのです。

20万円は超えてきてしまうと思っていたほうが良いです。

手間をとるかコストをとるか

20万円を超えてくるとなると、やはり手間を解消するのにそれだけの価値があるのかということが問題になってきます。

小さいサイズの液タブであっても、頻繁に拡大と縮小をしたり、あるいは頻繁にディスプレイをチェックしたりすれば、問題なく使用はできます。

ただプラス10万円くらい出すと、その面倒が解消される。

つまりその価値の解消には10万円のコストがかかるということなのです。

その手間の解消に実際に10万円の価値があるのかというのは、どのくらいの頻度で液タブを使用するのかによって変わってきます。

たとえば毎日のように何時間も液タブを使用するのであれば、その拡大縮小や、顔の上げ下げの手間はかなり増えていきます。

実際そのうち作業スピードが2倍くらい違ってくることもあります。

なので、たくさん作業をするのであれば、10万円のコストがかかるというのも、決して高いことではなくなります。

でも、あまり頻繁には作業しないのであれば、10万円のコストをかけるというのは割高です。

それは避けた方が良いでしょう。

スペースの問題も生じてくる

大きいサイズの液タブのデメリットとして、スペースをかなり埋めてしまうということも挙げられます。

作業用の机がある程度大きい方でないと、それを使用するのはかなり難しくなります。

たとえば人によっては、多少机から液タブがはみ出してしまうこともあるのです。

それでは当然安定した作業はできませんし、そして何よりリスクが高くなります。

机からはみ出しているのですから、それがそのままそこから落ちてしまうリスクが出てくるのです。

でも大きいサイズの液タブは、前述のようにすごく高いものです。

それが落ちて壊れていたら最悪です。

なので、スペースに余裕のある人でないと使用することはできません。

それは間違いなくデメリットになります。

ディスプレイやキーボードも置くからかなりのスペースが要る

実際、机の上に置かないとならないのは液タブだけではありません。

液タブだけ置くのでもある程度のスペースが必要なのに、それに加えてさらにキーボードやらディプレイ等も置かないとならないのです。

それだけ置くとなると、やはりかなりのスペースが要るのです。

奥行きも幅もしっかりした机が必要になります。

そしてそれを置くには、部屋のスペースもある程度必要になります。

日本の家事情からして、部屋はあまり広くないことが多いです。

だからあまり大きな机を置けないという方も多いのです。

特に都心部では。

なので、まずは大きいサイズの机が置けるかどうか、確認してみてください。

おくこと自体はできるでしょうが、それで生活スペースがどの程度圧迫されるのか、それを考えないとなりません。

熱を持ちやすいのもデメリット

もう一つ、大きいサイズの液タブにはデメリットがあります。

それが、熱を持ちやすいということです。

液タブのサイズが大きいと、やはりその分だけ熱を持ってしまいやすくなるのです。

液タブは、それが小さいものであれ大きいものであれ、使用していると熱くなります。

それはいささか仕方のないことではあるのですが、やはり大きいサイズの液タブともなると、その影響を強く受けやすくなるのです。

手も熱くなりますし、近く寄せる顔までも熱くなることがあります。

もちろんそれは、作業できない、我慢できないほどの熱さではありません。

でも、長い間それで作業をすることを考えると、問題ではあるのです。

冷房設備を整えないとならない

だからたとえば部屋を涼しくするなど、使用の際には多少の工夫が必要になります。

部屋を涼しくするとなると、やはりそこで無駄に電気代がかかります。

大きいサイズの液タブでは、それ自体にコストがかかるということもありますが、それを使用していくうえでのコストもかかってきてしまうということです。

それはなかなか問題です。

逆に冬場などであれば、それがあったかくて別に暖房をつけなくてもある程度やっているということになる可能性はありますが、やはりそれ以外のところでかかる冷房設備代はやっかいなのです。

手間がなくなり作業がしやすくなることに対して、こうしたランニングコストがかかることが適切なコストなのかということは、やはりどのくらい熱心に作業するのかによって変わってきます。

もしコストをペイでき、スペースも確保できると思ったら、大きいサイズの液タブはおすすめです。

まとめ

大きいサイズの液タブは、メリットよりもデメリットの方が数は多いです。

でも、そのメリットがすごく強いのです。

だから、一概にそれがありともなしとも言えません。

デメリットがあまり問題ない人であれば、間違いなくありですし、デメリットがすごく問題ある人にとっては、小さいサイズの液タブで我慢した方が良いということになります。






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