イラストの専門学校の学費は高い!選ぶ所によって大きな差がある?

イラスト専門学校

イラストレーターになりたくても、専門学校は学費が高いので、夢を諦めるしかないと思ってしまう方は多いのではないでしょうか。

確かに、学費が高くなっているのは事実ですが、学ぶ学校によって、学費に大きな差があるのです。

そこで、これからイラストの専門学校へ入学するべきか悩んでいる方たちのために、専門学校と学費について詳しく紹介しましょう。




イラストの専門学校の学費

イラストの専門学校の学費を把握するためには、平均的な学費や、3種類の学費を知る必要があります。

そして、自分が通いやすいコースを選ぶ事も重要なので、その辺りを詳しく説明するので、確認してみて下さい。

平均的な学費

多くのイラストの専門学校は、すべての学費を含めたら約120万円となっています。

もしも、経済的に余裕のない方が、自分だけで120万円を稼ごうとしたら、多くの時間や労力を使う事になります。

例えば、時給900円のコンビニで、週5日まで働いたとしましょう。

1日8時間働いた場合では、週に3万6,000円となって、1ヶ月(4週間)で14万4,000円となります。

ご両親が、生活費やスマホのお金などを全て負担してくれるのであれば、9ヶ月ほどで稼げる金額です。

この9ヶ月を長いと見るかは、その方によって違いますが、ご両親が学費を出せないというのであれば、せめて生活費やスマホなどのお金を出してもらえるように頼んだほうが良いでしょう。

3種類の学費

多くの専門学校の学費は、約120万円ですが、それは『専科コース』の学費で、一般的な専門学校の場合です。

実は、その他にも様々なコースがあって、ゼミコースの場合であれば、10万円前後で済みます。

全てのゼミコースが、この程度の学費という訳ではありませんが、専科コースの学費と大きく違っている事が分かるでしょう。

そして、通信講座になったら、画材道具をセットにしても40万円で済む所もあります。

自分が通えるコース

自分で働いて、学費を稼ぐ方が嫌いな方は、専科コースを選ばすに、ゼミコースや通信講座を選びたくなったかもしれません。

ところが、それぞれ一長一短あるので、安易に学費が安い所を選んだら後悔する事になってしまうので注意しなければいけません。

本来であれば、専科コースで学ぶのが、最もスキルを習得しやすいので、どうしてもお金を稼げない時だけは専科コースや通信講座などを検討したほうが良いでしょう。




専科コース・ゼミコース・通信講座のメリット

3つのコースは、それぞれ一長一短あるので、その違いを知らなければ、どこを選んだら良いのか悩んでしまいます。

それでは、3つのコースの特徴を紹介するので、専門学校へ入学しようと考えている方は参考にしてみて下さい。

専科コース

専科コースをおすすめする理由は、3つのコースの中で、最も授業時間が長くなっているからです。

多くの専門学校は、学習期間が2年間となっているので、その限られた時間で、可能な限り授業を受けておかなければ短期間でスキルアップする事は難しいのが現状です。

専科コースでは、学習時間が多くなっている事から、デッサン・画材の使い方・ソフトの操作方法などを教えてくれます。

そのような事を考えたら、多くのスキルを習得したい場合には、専科コースを選んだほうが良いでしょう。

ゼミコース

ゼミコースの学費が、安くなっているのは、学習時間が短くなっている事が関係しています。

学習時間が短くなっている事はデメリットにもなりますが、社会人にとっては大きなメリットです。

なぜなら、多くのゼミコースでは、土日に授業を受けられるからです。

土日であれば、平日は働いていて、休日にゼミコースで授業を受ける事もできます。

学校を卒業したばかりの方でも、最初だけ学費を払った後に、ゼミコースを受けながら、平日は自宅でイラストを制作する方法も有効です。

通信講座

通信講座とは、ゼミコースよりも学費が高くなってしまいますが、インターネットを利用する事によって、 自宅で授業を受ける事ができます。

ただし、スマホで授業を受ける事は難しいので、パソコンを用意する必要があります(全ての学校という訳ではないので注意)。

パソコンは、10~20万円ほどの機種が多いので、それを購入する事は簡単ではありません。

しかし、パソコンを用意しておけば、フリーランスのイラストレーターになった時に、重宝できるので購入しておいて損はしないでしょう。

コストパフォーマンスで選ぶ重要性

3つのコースの違いを理解できても、コストパフォーマンスも理解しておかなければ、学び始めてから後悔する事になってしまうので、詳しく説明します。

専門学校で学べる内容

専科コースは、多くのスキルを習得できるのは大きなメリットですが、初歩から徹底的に教える所ばかりです。

今まで、イラストを描いてこなかった方には、魅力的なポイントかもしれませんが、ある程度の画力がある方には退屈に感じてしまいます。

そのため、あなたの画力に見合う所を選ぶ事が重要です。

専門学校によって、学べる内容が違っていますし、同じ学校でも学科または専攻が違うだけでも、学習内容も違っています。

自分が学べる学習内容になっている所を選ばなければ、学費に見合うほどのメリットがないので気を付けて下さい。

距離と費用

自宅の近い所に専門学校があれば通学しやすいのですが、遠くにある場合には、通学時間や通学費をかけてしまうので、注意しなければいけません。

もしも、通学時間が長くなってしまえば、イラストを制作する時間を確保する事が難しくなってしまいます。

あまりにも遠い所に専門学校がある場合には、アパートまたは学生寮も検討してなくてはいけないので、さらにお金をかけてしまいます。

通学時間や通学費をカットしたい場合には、通信講座を検討したほうが良いです。

現在のイラストレーター

専門学校で学んでも、プロのイラストレーターになれなかったら、意味がありません。

そこで、プロのイラストレーターになる方法や種類について、解説するので、みていきましょう。

今までのイラストレーター

今までのイラストレーターは、デザイン業界の企業へ入社してイラスト作品を制作するケースと、フリーランスで営業をしながらイラスト作品を渡すケースばかりでした。

デザイン業界の企業へ入社した場合には、あなたが発案して作成したキャラクターがヒットしたとしても、給料制なので、あまり多くのお金を貰えません。

それに引き換え、フリーランスの場合には、キャラクターがヒットした場合には、多くのお金を稼ぐ事ができます。

ただし、会社員の場合には給料が安定しているのに対して、フリーランスは収入が安定しないので、注意して下さい。

インターネットを活用するケース

現在では、フリーランスのイラストレーターの働き方も大きく変わっていきました。

例えば、ホームページで「イラスト制作します」と宣伝をして、自宅で仕事を取る事ができます。

さらに、ブログまたはホームページにGoogleアドセンスという広告を設置しておいて、イラストを展示するだけで、お金を稼ぐ事も可能になりました。

ただし、Googleアドセンスは、ブログまたはホームページのアクセス数が少なければ、あまり稼げないので気を付けて下さい。

まとめ

イラストの専門学校は、学費が高い所が多いので、その学費を用意する事は簡単ではありません。

しかし、ゼミコースや通信講座の場合には、学費を抑える事ができるので、どうしても多くのお金を用意できない場合には、ゼミコースや通信講座を検討したほうが良いでしょう。

学習時間が短くなってしまいますが、積極的に学ぼうとする努力を持てば、カバーできるので頑張ってみて下さい。






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