RPAとRDAの違いを解説! 企業に合うシステムが分かる?
RPAを導入している企業や、RDAを導入している企業は多くあって、コストカットを実現している企業もあります。
企業経営が上手くいかなくて、コストカットをしたいと思う経営者は多いかと思いますが、RPAとRDAの違いがよく分からない方もいるでしょう。
そこで、RPAとRDAの特徴やメリットなどを紹介するので、それが分かれば、RPAとRDAのメリットや選び方が分かるはずです。
RPAとRDAの特徴
RPAとRDAは、似たようなシステムになっているので、共通している特徴もありますが、異なる特徴もあります。
そこで、2つのシステムが共通している特徴や、異なっている特徴などを解説するので参考にしてみて下さい。
両方とも自動化する事が可能
RPAとRDAの共通している特徴は『オフィス作業の自動化』です。
どのような作業でも自動化できるという訳ではありませんが、単純作業であれば自動化できるので、社員にかかる負担を軽減する事ができます。
社員の人数が多ければ、作業量が多くなっていても、短い時間でも仕事を終わらせる事はできますが、社員の数が多いほど給与を多く払わなくてはいけません。
ところが、RPAまたはRDAを導入すれば、社員の人数をあまり増やさないで、多くの作業を終わらせる事ができるのです。
RPAはサーバー型
RPAは、RDAとは違って『サーバー型』になっています。
そのため、サーバーが必要になるので、大企業向けのシステムと言えるでしょう。
サーバーがあれば、コストをかけてしまいますが、多くのパソコンと共有する事ができるので、一度に大部分をカバーする事ができます。
100台以上のロボットを働かせる事も可能なので、膨大なデータを一度に扱う事ができるのです。
仮に1台のパソコンで問題が起きた場合でも、サーバー内で作動していくので、作業を続ける事ができます。
RDAはデスクトップ型
RDAは、サーバー型ではなくて『デスクトップ型』になっています。
デスクトップ型なので、大企業よりも中小企業向けのシステムと思ってしまうかもしれません。
ところが、パソコンの台数が少ない企業に向いているので、場合によっては、大企業も活用するメリットが大きい場合もあります。
それは、大企業であっても、自動化したいパソコンの台数が少ない場合です。
このような場合であれば、サーバー型のRPAを活用する必要はないので、RDAのほうがおすすめです。
RPAとRDAの機能
RPAは、コストをかけてしまうシステムですが、高機能なツールが多くあります。
実際に『OCR』でテキストを解析していく事ができますが、RDAツールの中にはOCRの解析機能がないツールもあるので注意しなければいけません。
さらに、RPAはマウスの操作で仕事を覚えさせる事もできるツールがあるのですが、RDAはキーボードの操作でしか自動化できないのです。
ある程度まで、プログラムの知識がなければ、自動化できないので、RDAを導入する際には注意して下さい。
RPAを導入するメリット
RPAはコストをかけてしまうので、導入するべきか悩んでしまったかもしれません。
そこで、RPAを導入する際のメリットを紹介するので、みていきましょう。
作業ミスの対策
RPAは、人間に変わって様々な作業を自動化する事ができるので、作業ミスを減らす事ができます。
実際に、優秀な社員であっても、単純作業を何回も行っていたら、気づかないうちに単純ミスを犯してしまって思いがけない失敗をしてしまう事があるのです。
少ない被害であれば大きな問題にはなりませんが、場合によっては企業に甚大な被害を与えてしまうケースもあるので、気を付ける必要があります。
そのような事を考えたら、単純ミスを減らしたい場合には、RPAはおすすめです。
コストカット
RPAは、料金が高くなっているので、損をしてしまう場合もあります。
しかし、大企業の場合には、大部分のエリアをRPAに任せておけば、コストカットする事は十分に可能です。
RPAに大部分の仕事を任せておけば、新入社員の採用人数を少なくしても問題が少ないですし、社員に残業や休日出勤させるケースも少なくなっていくので様々な場面でコストカットできます。
RDAのメリット
RDAは、デスクトップ型なので、少し手間暇をかけてしまうイメージがあるかもしれません。
しかし、パソコンの利用台数が少ない場合には、メリットの多いシステムなので、詳しく解説します。
コストパフォーマンス
RDAの最大のメリットは『コストパフォーマンス』の高さです。
実際に、RPAツールは高額なものが多くて、年間にかかるお金は、WinActorは約90万円・UiPathは約52万円~360万円・BizRobo!
は約720万円・Blue Prismは約600万円~1,200万円にもなります。
それでは、RDAはどうなっているのかと言えば、無料になっているものもあるので、あまりお金をかけるシステムを導入できない企業でもRDAであれば導入する事ができるでしょう。
ただし、値段ばかりに注目していたら、扱いづらいツールを運用する事になるので、料金と機能のバランスを考えて導入したほうが良いです。
導入の速度
RDAは、少ないパソコンを作動させるので、多くのパソコンで作動させるRPAとは違って、導入速度が早くなっています。
1日でも早く成果を見たい方にとって、導入速度が早くなっているのは魅力的なポイントでしょう。
現在は、世界情勢が大きく変わってきて、日本企業にとって脅威となる企業が増えています。
そのため、RDAを導入しておいて、早めのうちに競争力をつけておくメリットは大きいです。
企業がシステムを導入する際のポイント
RPAまたはRDAを導入する際には、いくつか抑えておくべきポイントがあります。
そのポイントを理解しておかなければ、新しいシステムを導入しても問題が起きてしまう可能性が高いので、詳しく解説しましょう。
自社に合うツール
RPAを導入する場合には、料金が高いツールもあれば安いツールもあるので、自社に導入してコストカットできるのか検討しておく必要があります。
自社で運用する事ができれば問題はありませんが、RPAを運用できない場合には外部に委託する事も検討したほうが良いでしょう。
RDAの場合でも、プログラムに詳しい方がいない場合には、上手く運用できない場合があるので、導入した後の事まで考えて検討したほうが良いです。
仕事の割り当て
RPAやRDAは自動化できるツールですが、人間のように考えて仕事を行う事はできないので、単純な作業だけをRPAやRDAに任せたほうが良いです。
RPAやRDAに任せられない仕事だけを社員に任せておけば、RPAやRDAと社員たちが共存する事ができます。
実際に、アメリカではRPAやRDAが脅威のツールと思われていて、人間の仕事を奪うのではないかと言われています。
日本では、そのような事が起きないように、導入する際には社員の方たちに対して「仕事を割り当てるので安心して欲しい」と説明したほうが良いでしょう。
まとめ
RPAやRDAは、どちらともオフィス作業を自動化できますが、それぞれサーバー型とデスクトップ型の違いがあるので、注意しなければいけません。
さらに機能面においても違いがあるので、RPAとRDAの違いを把握した上で、どちらを選ぶべきか検討したほうが良いです。
自社に合うツールを導入しておけば、コストカットする事は十分に可能なので、活用してみる価値があります。
参考URL・参考文献・根拠など
https://japan.zdnet.com/article/35116618/
https://mgn.co.jp/rpa-rda-difference/
https://xeex-products.jp/extelligence/what-is-rda/
https://valmore.work/basic/rpa-tools/