ゲーミングチェアとオフィスチェアはどう違うのか?デスクワークにも役立つ4つの機能

ゲーミングチェア

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最近ではeスポーツの話題でもゲーマーが登場する場面がよく紹介されるようになりましたが、彼らがプレイに使用しているのはゲーミングチェアと呼ばれるタイプの椅子です。

一部のユーチューバーにも愛用されているゲーミングチェアを見ていて、普通のオフィスチェアとデザイン以外にどこが違うのか疑問に感じている人も少なくありません。

ゲーミングチェアと普通の椅子との5つの違いを紹介すると同時に、そのうち4つの機能はデスクワークにも役立つという点についても解説します。

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長時間座り続けても疲れにくいように設計

周辺機器メーカーからはゲーミングマウスやゲーミングキーボード、ゲーミングモニターといったゲーマー向けの製品が数多く発売されています。

いずれもゲーム用途に特化したデザインと機能を持つ点が特徴で、ゲーミングモニターに使われているのは応答速度の速いタイプの液晶パネルです。

ゲーミングマウスとゲーミングキーボードにはゲームプレイを快適にするような人間工学に基づいた設計がされていますが、同様の設計は椅子にも求められます。

ゲームの世界に没頭すると何時間も続けてプレイすることになるため、一般のオフィスチェアを使用した場合は座っていて疲れやすくなるのが難点でした。

そんなゲーマー向けに考案されたのが、長時間座り続けても体が楽なように設計されたゲーミングチェアです。

オフィスチェアの中にもエルゴノミクスチェアなど同様のコンセプトを持つ製品は存在しますが、そういった高級オフィスチェアは概して高額で10万円以上する製品も少なくありません。

ゲーミングチェアも低価格帯のオフィスチェアと比べると価格は高めとは言え、高級オフィスチェアよりは安く購入できるケースが大半です。

スタイリッシュなデザインで人気

そんなゲーミングチェアに見られる1つの特徴としては、ゲーマーたちに愛されている独特のデザインがまず挙げられます。

ゲーミングチェアの多くはレーシングカーのシートを思わせるデザインが採用され、カラーリングも色鮮やかです。

ゲーミングチェアには赤と黒や青と黒などの組み合わせが多く、ゲーマー以外の人から見れば奇抜に感じられるほど派手な配色の製品も少なくありません。

そうした独特のスタイリッシュなデザインゆえに、ゲーミングチェアは一般的な用途としては敬遠されがちでした。

実際には以下で紹介する4つの機能の働きで長時間座り続けても疲れにくいゲーミングチェアは、デスクワークに流用できる可能性を秘めています。

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車のシートにも採用されているバケットシート

車のシートをそのまま椅子にしたような形状が特徴のゲーミングチェア独特のデザインは、一般にバケットシートと呼ばれています。

バケットシートのこうした形状は横Gの力で運転姿勢が崩れるのを防ぐ目的で、F1マシンのコックピットに使われる座席として開発されたのがそもそもの起源とされてきました。

バケットシートはその名の通り、背もたれや座面の部分がバケツ型の形状となっているのが大きな特徴です。

車の走行中は前後左右に体が揺られるため普通の形状をしたシートだと乗車姿勢が安定しませんが、バケツ型のシートを採用すれば身体がしっかりと固定されます。

ゲームの最中は外側から物理的な荷重が加わって体が揺られることもないとは言え、ゲームをプレイする際の動きで体がどうしても動きがちになるのが避けられません。

椅子にもバケットシートを採用することで体が固定されて姿勢が安定し、プレイに集中できる上に疲れにくくなるのです。

体を包み込むような座り心地

身体のホールド感に優れたゲーミングチェアのバケットシートは、体を包み込むような座り心地の快適さもメリットの1つです。

乗用車と違ってトラックは乗り降りを重視して座面がフラットなベンチシートを採用しているケースが大半のため、慣れない人は長時間乗っていると疲れてしまいます。

椅子も同様に座面がフラットなタイプだと、長く座っているうちに疲労や腰痛を生じやすいものです。

長時間座り続けるという点では、普段からデスクワークに従事している人もゲーマーと共通する部分があります。

1日の大半をデスクワークに費やしていることが原因で、肩こりや腰痛などの症状悩まされている人は少なくありません。

そんな人は椅子をゲーミングチェアに変えてみることで座り心地が改善され、長時間のデスクワークでも疲れにくくなる可能性があります。

ゲーミングチェアはリクライニング機能付きが一般的

同じバケットシートが採用されている車の運転席や助手席のシートは、リクライニングが可能で仮眠もできる構造です。

ゲーミングチェアも車のシートを模している面があるだけに、大半の製品でリクライニング構造が採用されています。

ゲーミングチェアに採用されているリクライニング機能は他段階に調節できるのが特徴で、傾斜角度を好みに合わせて自由に変えられます。

ゲームのスタイルに応じてリクライニングの角度を微調整すれば、いっそう快適にプレイできるようになります。

オフィスチェアの中でも低価格の製品には、こうしたリクライニング機能の付いていないケースが一般的です。

中級クラス以上のオフィスチェアになるとリクライニング機構を備えた製品も増えてきますが、より深い角度に傾斜できる背座リクライニングが可能な製品は高級オフィスチェアに限られます。

180度リクライニング可能な製品なら仮眠も楽に

座面も連動して傾くような背座リクライニングを採用した高級オフィスチェアであっても、角度調節には限度があるものです。

ゲーミングチェアほど多段階にリクライニングの角度が微調整できるオフィスチェアは、現状ではごく少数にとどまります。

ゲーミングチェアの中には180度のリクライニングが可能な製品も多く、ゲームに疲れたときには背もたれ部分を倒すことで仮眠も可能です。

仮眠を取れるほど深い角度でリクライニングして体を預ける際には、上半身をしっかり支えるバケットシートの方が有利になってきます。

そうしたリクライニング機能付きのゲーミングチェアをオフィスチェア代わりに導入すれば、残業時にちょっとした仮眠を取るような場面にも役立つのは間違いありません。

ゲーミングチェアにはヘッドレストも付属

一般的なオフィスチェアとゲーミングチェアの違いとしては、ヘッドレストの有無も挙げられます。

ゲーミングチェアにはヘッドレストが付属するのが普通で、リクライニング時にもゲームの画面が見やすいように工夫されているのです。

高級オフィスチェアの中にもヘッドレスト付きの製品はないでもありませんが、頭の重量を分散する機能ではゲーミングチェアの方が全般に優れています。

大半のオフィスチェアにはヘッドレストが付いていないため、背中までしか支えることができません。

こうした違いもあって、ゲーミングチェアと一般的なオフィスチェアでは長時間の使用で疲れ方が違ってくるのです。

可動式のアームレストも疲労を軽減

ゲーミングチェアにはたいていの製品でアームレストが付属していますが、オフィスチェアにもアームレスト付きの製品は少なくありません。

とは言え低価格帯のオフィスチェアに付属するアームレストは固定式となっているのが一般的で、必ずしも自分の体型に合うとは限らないものです。

アームレストの高さや位置が体に合わないと、デスクワークを続けているうちに腕や肩が疲れてきます。

腕は全体重のうち15%以上の重量を占める部分だけに、肩や腕の筋肉だけで長時間支え続けると筋肉疲労に陥って、肩こりや頭痛の原因にもなってしまうのです。

その点でゲーミングチェアのアームレストは単に可動式というだけでなく、高さに加えて前後左右にも調節できるように作られています。

これもゲームプレイをより快適にする目的でゲーミングチェアに追加された機能の1つで、アームレストの調節次第でゲームのスコアが違ってくるような例も珍しくなくありません。

そんな可動式アームレストの付属するゲーミングチェアは仕事のスタイルや体型に合わせて腕のポジションを最適化できるため、オフィスでの使用にもおすすめです。

まとめ

ゲーミングチェアのバケットシートとリクライニング機能やヘッドレスト・可動式アームレストは、ゲームに限らずデスクワークにも大いに役立つ機能です。

同じ価格帯のオフィスチェアと比べてもゲーミングチェアの方が高機能で疲れにくいように設計されているだけに、あとはデザインの問題となってきます。

ゲーミングチェアの中にも落ちつた配色とデザインを採用した製品は存在しますので、そうした製品を選べばオフィスに導入しても違和感がありません。






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