目覚まし時計のよくない使い方は? NGポイント4選
目覚まし時計は、起床を助けてくれる便利なアイテムです。
前日にしっかりセットしておけば、寝坊を防ぎ、時間を守って行動することができます。
ただし、使い方には注意してください。
よくない使い方をしていると、失敗することがあります。
では、目覚まし時計を使うときのNGなポイントについて、詳しく説明していきましょう。
他の人に聞こえる環境で使う
目覚まし時計は便利なアイテムですが、使えば必ず起きられるとは限りません。
きちんと時間通りに音が鳴っても、眠気が強いときや疲れているときなどは、二度寝してしまうことがあります。
そのような失敗をしないためには、音が大きいものを選びたくなるものです。
大音量のベルが鳴り響くことになれば、二度寝などしていられません。
一刻も早く止めるために、すぐ飛び起きることになります。
しかし、そのような音の大きい製品は、使用できる場所が限られてきます。
どこでも使えるわけではないので、自分の部屋がどんな場所にあるのか、よく考えてから使うようにしましょう。
周囲に人がいない場所で
大音量の目覚まし時計は、アパートやマンションなど、隣に音が響きやすい場所では使うことはできません。
そんなところで毎朝大音量を響かせたりすると、近所迷惑になり、トラブルに発展する可能性が高いのです。
大音量の製品は、ちょっとやそっとの大音量ではなく、本当にうるさい騒音並みの音を出すものが多くあります。
車のクラクションや、ガード下に響く電車の走行音に匹敵する音もあるのです。
そんな音が隣の部屋で鳴っていれば、誰でもストレスを感じてしまいます。
大音量タイプを使うなら、なるべく周りに人がいない場所で使うようにしましょう。
聞こえるのが自分だけなら、どんなに大きな音で起きても構いません。
音量の調節
周囲の人に迷惑をかけないためには、自由に調節できる機能も重要になります。
大きくしたり小さくしたりできるものなら、状況に合わせて使い分けることができるのです。
例えば、普段は小さめの音で使い、絶対に遅れたくない用事があるときは、断ってから大音量で鳴らすこともできます。
常に音量が固定されているタイプでは、そうした柔軟な使い方はできません。
誰かにストレスを与えたりしないように、便利な機能があるものを探しましょう。
音以外の起こし方
周りに音を響かせないためには、光や振動で起こす機能にも注目してみましょう。
そうした機能もある製品なら、音を絞っていても寝過ごす心配はありません。
光が当たれば、体が反応して睡眠を浅くすることができるため、通常よりも起床しやすい状態になります。
また、振動で体を刺激されると、音だけを利用するより、簡単に目が覚めることもあります。
騒がしい起き方で周りに迷惑をかけないためにも、他の機能をうまく使い、スマートな起床を目指しましょう。
適当な場所に置く
目覚まし時計は、朝にしっかり起きるためのアイテムですが、位置によってはうまくいかないこともあります。
そのため、設置場所を適当に考えてはいけません。
もしうまく起きられないようなら、ずっと同じ場所で使うのではなく、他の場所に置く方法も試してみてください。
位置が変わるだけで、意外に効果が高まることもあるのです。
離して設置する
目覚ましを置く位置としては、枕元を選択することも多いですが、近い位置にはデメリットもあります。
手を少し伸ばすだけで止めることができるため、二度寝しやすくなるのです。
体は布団の中に入れたまま、手だけ出して止め、ほとんど動かずに再び眠ってしまうことがあります。
そんなことでは、時間通りに行動することができません。
確実に起きるためには、離れた場所に置き、強制的に体を動かすようにしましょう。
遠いところにある目覚ましを止めるには、手だけでなく、体も布団から出す必要があります。
そのため、枕元のような近い場所よりも、かなり起きやすくなるのです。
近い場所でうまくいかないときは、ぜひ試してみてください。
高いところに置く
畳の部屋で寝ているときは、ただ離すだけでなく、高さも加えてみることをおすすめします。
ベッドを使っていない場合、布団から這い出すようにして止めることもありますが、それでは少し効果が弱くなります。
布団から出ないよりはましですが、いつまでも寝転がっていると、眠気が軽減できないことも多いのです。
そんなときは、立ち上がらなければ手が届かない場所を選んでみましょう。
音を止めるためにしっかりと立ち上がれば、目が覚めやすくなります。
スヌーズ機能に頼りすぎる
スヌーズ機能がついた目覚まし時計は、起きるまで何度も鳴らすことができます。
一度止めても、スヌーズ機能を切らない限り、間隔を空けていつまでも鳴り続けます。
これは、二度寝の対策としてぴったりな機能のように思えますが、デメリットもあるので、使うときは注意が必要です。
安心してしまう
スヌーズ機能は便利ですが、あまり頼っていると、寝坊してしまうことがあります。
これは、「次に鳴ったら起きればいい」という油断が生じるためです。
何度でも鳴ることがわかっているため、すぐに行動できなくなってしまいます。
そうなれば、遅刻を防ぐことはできません。
二度寝しないためには、スヌーズ機能があるからといって安心せず、なるべく一発で起きるようにしてください。
一回だけ鳴るようにセットしておけば、ダラダラせずにきちんと起きることができます。
解除の方法も重要
スヌーズ機能をうまく使うためには、簡単に解除できるものより、なるべく手順が面倒なものを選ぶことも大切です。
簡単なものだと、すぐにスヌーズを解除して、再び寝る可能性が高いのです。
しかし、解除に手間取るようなものなら、そう簡単に止めることはできません。
完全に音を止めるには、きちんと向き合う必要があるため、目が覚めやすくなるのです。
これから購入するなら、その点もチェックして選ぶようにしてください。
睡眠不足のまま使う
睡眠が足りない状態だと、朝の眠気が強くなります。
そうなると、音が鳴ってもすぐには起きられなくなってしまいます。
大音量のものを使っても、眠気が強すぎると、うまく目覚めることができません。
場所を工夫していったん布団から出ても、強烈な眠気のために、再び潜りこんで寝てしまうこともあるのです。
そのような失敗を防ぐためには、ぐっすりと眠ることが大切です。
睡眠の時間をたっぷり確保して、きちんと熟睡できるようにすると、すんなり起きることができます。
ブルーライトを避ける
よく眠ってすっきりと起きるためには、寝る前に液晶画面があるアイテムを使わないようにしてください。
液晶画面からは、ブルーライトが出ています。
ブルーライトは、眠るためのホルモンを抑制する光なので、寝る前に浴びるのはよくありません。
スマートフォンや携帯ゲーム機などは、夜になったらなるべく遠ざけておきましょう。
余計な光を避け、体が寝る準備を整えやすいようにしておくと、ぐっすり眠ることができます。
寝る直前に食べない
夕食のあとにすぐ寝てしまうと、うまく熟睡することができません。
これは、消化のために内臓の動きが活発になるためです。
自分では寝ているつもりでも、体の中は普通に活動しているため、深く眠ることができないのです。
よく眠りたいなら、就寝の3時間くらい前には食べ終わるようにしてください。
それなら、体の中も休むことができるため、深く良質な睡眠ができるようになります。
まとめ
目覚まし時計で起きるなら、適当に使ったりせず、ここで紹介したNGポイントをしっかり避けるようにしてください。
うまく使うことができず、時間通りに目が覚めなかったりすると、仕事や約束に遅れてしまいます。
また、場所に合わせた使い方ができなかった場合は、近所の人とトラブルになることもあるのです。
目覚まし時計を使いこなし、そうした失敗を防ぐようにしましょう。