イラストの専門学校はどう選ぶべき?選び方と有名専門学校の特徴まとめ
イラストの専門学校は、それぞれの学校で特色が全く違います。
入ってみたら思っていた授業内容と違っていた、知りたい技術があまり学べなかった、レベルが合っていなかったというトラブルは意外と多いです。
そこで、自分に合った専門学校を見つけるためのチェックポイントをまとめました。
有名な専門学校の特徴についてもまとめているので、学校選びの参考になさってください。
失敗しない!イラストの専門学校選び5つのポイント
イラストの専門学校は、実に様々。
どこが悪くてどこが良いということではありませんが、自分に合っている専門学校を選ぶことが大切です。
まずは5つの条件のうち、自分が何を優先するのか順位をつけてみましょう。
そうすることで、あなたが通うべき専門学校がかなり絞られてくるはずです。
主要な就職先を確認しておく
イラストを趣味として終わらせるのであれば問題ありません。
でも専門学校を卒業した後にイラストを仕事にしたいのなら、就職先のチェックは忘れずに行いましょう。
主要な就職先や、過去数年の就職実績は専門学校の立ち位置を知るのにかなり有効です。
ただし5年以上前の求人はあてになりませんから、できれば昨年度の就職実績を確認しておきましょう。
自分のお目当ての就職先が書かれていないのなら、他の専門学校の就職先をチェックしてみた方がいいかもしれません。
授業内容は明確か
イラストは感性が大きく影響する分野です。
算数のように、はっきりとした答えが1つ用意されているわけではありません。
だからこそ、イラストの専門学校の授業内容はそれぞれで特色があります。
アニメ系のイラストに特化した専門学校、アニメーションなど動画に特化した専門学校、雑誌や広告に掲載するようなスタイリッシュなイラストが得意な専門学校、フリーの個性を活かす専門学校まで様々です。
あなたが学びたいのは、どのような授業内容でしょうか。
まずは学びたいイラストの種類やジャンルを明確にし、それに必要な技術が授業で学べるのかを調べてください。
授業内容は、専門学校で学べる事の全てです。
「これを学びたい!」と思える授業内容の専門学校なら、卒業までの時間を有意義に過ごすことが出来るでしょう。
現役講師による授業があるか
分野にもよりますが、イラストにはある程度の「流行り」があります。
流行りに関係なくフリーとしてやっていきたいという人は問題ありませんが、就職したり、雑誌や広告のイラストレーターとして活躍することを望むなら流行りに敏感であることも大切です。
その指標となるのが、現役講師による授業の有無です。
10年も20年も前にイラストを学んだ年配の先生から得るものも多いですが、流行りのイラストとなると話は別です。
現役講師ならではのイラストのコツはもちろんのこと、実際のイラスト業界の裏話について聞けたりと、普通では聞けないようなリアルな話が聞けることも。
全ての専門学校で実施されているものではありませんが、現役講師による授業があるかどうかもチェックしておくといいでしょう。
校風は自分に合っているか
専門学校は、中学や高校よりも「大学」に近い雰囲気です。
自分の意志でどこに通うのかを選ぶので、専門学校によって特色が全然違うのです。
有名だからという理由で専門学校を選んでしまうと、校風が合わないという理由で通うのを辞めてしまうケースも少なくありません。
授業内容が自分に合っていたとしても、学校の雰囲気が合わなかったり、友人たちの雰囲気が合わないという理由で独学に戻ってしまってはもったいないです。
校風はWEBサイトを見るだけでは分かりません。
実際に見学に行ったり、通っている人に話を聞いたり、口コミを参考にしてもいいでしょう。
一番大切なのは自分の目で校風を見ることです。
その専門学校に通ってイラストを学ぶ姿が想像できれば、数年間の学校生活もしっかり謳歌できるでしょう。
知りたいことが学べそうか
イラストとひと口に言っても、ジャンルは多岐にわたります。
アニメ風のイラストなのか、漫画風のイラストなのか、はたまた雑誌の挿絵になるようなキャッチーなイラストなのか。
全てを学ぶというのはもちろん良いのですが、専門学校ごとに得意分野があります。
自分の身に着けたいイラストジャンルが決まっているのなら、そのジャンルに特化した専門学校を選びましょう。
知りたいことが学べそうかどうかは、専門学校の「コース」を見ることで分かります。
各専門学校の公式サイトには得意分野が全面的にアピールされているはずですから、公式サイトの雰囲気と自分が学びたいイラストの雰囲気を照らし合わせてみるといいでしょう。
ただし、ジャンルが決まっていないのなら総合コースがあるような専門学校を選ぶのもおすすめです。
あえてジャンルを絞らないことで、自分の可能性を広げることにもつながりますよ。
主要なイラスト学校の特徴まとめ
日本工学院専門学校
東京都内だけでなく北海道にもある専門学校で、イラストのほか、放送や芸能、アートなど幅広い分野を兼ね備えています。
イラストを学ぶなら東京2校の「グラフィックデザイン科」をおすすめします。
教育のカリキュラムがしっかりしているので、イラスト初心者の方も上達が早いと好評の専門学校です。
学園祭が個性豊かでかなりユニークなので、実際に足を運んで様子を確認してみるといいでしょう。
在学生と話すチャンスがあれば、実際に学べるイラストの雰囲気もつかみやすいかもしれませんね。
HAL東京
デジタルイラストを極めたい人に一番おすすめしたいのが、HAL東京。
「アニメ・イラスト学科」では、パソコンを使ったアニメーション技術を4年かけてみっちり学ぶことができます。
学費が高めという意見もありますが、学ぶ内容や就職の安定性を考慮すれば、むしろ安全材料の方が多いという見方も。
完全就職保証制度が設けられているので「イラスト野分野で何が何でも仕事したい!」という強い意志を持った人には、かなり心強い専門学校です。
実際にプロイラストレーターとして活躍している卒業生も多く、実力や実績で選びたいという人も安心。
定期的に実施されているオープンキャンパスを利用して、実際の授業風景を見てみてはいかがでしょうか。
代々木アニメーション学院
イラストの専門学校の先駆けともいえるのが「代々木アニメーション学院」。
個性豊かな学生が多いことでも知られる専門学校です。
卒業生の数は優に11万人を超えており、数々の有名なイラストレーターを輩出しています。
アニメ監督や漫画家で成功している人も多いです。
単にイラストの技術を身に着けるのではなく、イラストを軸としたプロデュース力を身に着けたいという人から支持を集めています。
なおイラストコースには全日制と夜間コースの2種類が用意されており、みっちり学びたい人から、仕事と両立したい人まで学生は多岐にわたります。
独学だと実力が見につくか不安だけど、學校に通う時間もない…という人も安心の制度。
ライフスタイルの中にイラストを溶け込ませたいという人には、ピッタリの専門学校です。
まとめ
イラストの専門学校選びで失敗しないコツは、自分の学びたい内容をはっきりさせておくことです。
ゴールは就職なのか、それともイラストの上達なのか。
それによっても選ぶ学校は変わってきます。
さらに時間に融通が利くのか、夜間のコースが必要なのかも重要です。
ライフスタイルに合った専門学校が見つかれば、イラストが無理なく、楽しく上達できること間違いなしです。
参考URL・参考文献・根拠など
http://www.tdg.ac.jp/dept/illustration/digital/