オーブンレンジを使った美味しいパウンドケーキの作り方

電子レンジ・オーブンレンジ

オーブンレンジがあれば自宅で簡単に美味しいパウンドケーキを作ることが出来ます。

パウンドケーキは一見地味なお菓子ですが、実はとても奥が深い食べ物です。

美味しく作るためにはさまざまなコツがあります。

1つ1つ丁寧に行うことが大切です。

基本を押さえ、アレンジもしてみるととても楽しいです。

間食や朝食などにおすすめです。




パウンドケーキは素朴で美味しい

パウンドケーキはとても素朴ですが、それゆえに多くの人から愛されている食べ物です。

売っている物も美味しいですが、手作りのものはまた格別です。

とくに、焼いている時の小麦の香りに幸せや期待を感じる人も多いです。

パウンドケーキの作り方はそれほど難しいものではありません。

特殊だったり高価だったりする器具や材料も必要ありません。

また、アレンジはアイデア次第です。

オーブンレンジがあれば簡単に作ることが出来るのです。




パウンドケーキを美味しく作るコツ

パウンドケーキはそれほど複雑な料理ではありません。

しかし、適当に作っていいわけではありません。

適当に作ると生焼けになってしまったり、形が崩れてしまったり、膨らまなかったり、かたくなってしまったりすることがあります。

美味しく作るためにはコツがあります。

これはどんなパン℃ケーキをアレンジする場合にも共通しているのでしっかりと守るようにしましょう。

材料はすべて室温に戻してから使う

材料は全て同じ室温に戻してから使うのは基本中の基本です。

特に重要なのがバターと卵の温度です。

パウンドケーキを作り始める数時間前に冷蔵庫から出しておくようにしましょう。

卵は触って冷たいと感じないくらい、バターは指をおくとすっと指が中に吸い込まれていくくらいが目安です。

バターが冷たくて固いと練りにくくなったり、泡だて器の中に詰まってしまったり、卵と混ざりにくくなってしまいます。

バターは電子レンジで温めることが出来ますが、液状にしてしまわないように注意が必要です。

バターと砂糖をよく混ぜる

バターと砂糖を擦り混ぜる時には空気を含ませていくのがポイントです。

白くふんわりするまでよく混ぜましょう。

ここの工程を丁寧に行うと、しっとり、どっしりとした風味のパウンドケーキを作ることが出来ます。

手で泡だて器を使って混ぜるのが大変ならば電動ハンドミキサーの使用がおすすめです。

卵は少しずつ入れていく

卵を混ぜ合わせる時には分離を防ぐために、少しずつ混ぜながら加えていきます。

どうせ混ざるのは同じなのだからと1度で入れてしまうと分離の原因になってしまいます。

分離せずに混ぜることで、パウンドケーキが膨らみ、舌触りも滑らかになります。

スプーンでひとさじずつ慎重に加えていきましょう。

分離をしてしまった場合は40℃くらいの湯煎にかけると生地が滑らかになりやすいです。

粉を入れたら練らない

粉を入れる時には泡だて器ではなく、ゴムベラを使います。

そして、切るように混ぜましょう。

ゴムベラで練ってしまうと生地が粘ってしまい、パウンドケーキが固くなったり膨らまなくなったりします。

具剤を入れる場合は粉を混ぜている途中に入れましょう。

粉を混ぜてから改めて具を混ぜると混ぜ過ぎてしまって生地に粘りが出てしまいます。

焼くときに切れ込みを入れる

パウンドケーキを型に入れたら、ナイフなどで真ん中に切れ目を入れましょう。

こうすることで生焼けを防ぎ、真ん中が綺麗に膨らみます。

基本のパウンドケーキのレシピ

基本を知ることで、アレンジや応用をしやすくなります。

材料

パウンド型の1台分の材料はバター100グラム、グラニュー糖80グラム、塩一つまみ、パニラオイル少々、全卵90g、薄力粉100グラムです。

道具

パウンド、ハンドミキサー、24cmのボール、ゴムベラ、オーブンレンジです。

作り方

バター、卵を女恩に戻しておきます。

薄力粉は振るっておきます。

オーブンレンジは170℃に余熱を入れます。

ボールにバターを入れてハンドミキサーでクリーム状になるまで練ります。

グラニュー糖を加えて、白く、ふんわりした状態になるまでよく混ぜます。

塩とバニラオイルを加えてよく混ぜます。

溶きほぐした卵は3回から4回に分けて加えます。

卵を加える度にハンドミキサーでしっかりと混ぜます。

薄力粉を加えてゴムベラで切るように混ぜます。

生地を型に入れます。

入れたら型を3cm程度の高さに持ち上げて2回から3回程落とします。

こうすることで生地の中の空気が抜け、大きな空洞ができるのを防ぎます。

両サイドが少し高くなるように生地を慣らしてから真ん中にナイフで切れ込みを入れます。

170℃のオーブンで50分焼きます。

竹串をさして生地が付いてこなければ完成です。

もっと手軽にパウンドケーキを作るために

パウンドケーキとはとても奥が深い食べ物です。

美味しく作るためにはさまざまなことに気を使わなければなりません。

しかし、手軽に作ることもできます。

パウンドケーキミックスを使う

あらかじめ、薄力粉や砂糖などがミックスされています。

卵やバターなど生鮮食品である材料だけを自分で用意し、混ぜるだけで手軽にパウンドケーキを作ることが出来ます。

ふるったり計量をしたりする必要が無いので手間が省けますし、洗い物も少なくて済みます。

パウンドケーキの型がついているものもあります。

パウンドケーキ初心者にはとてもおすすめです。

ホットケーキミックスを使う

ホットケーキミックスを使ってパウンドケーキを作ることも可能です。

こちらもふるいにかけたり計量をしたりする手間を省くことが出来ます。

ただし、出来上がったパウンドケーキは良くも悪くもホットケーキの香りがします。

ケークサレもおすすめです

パウンドケーキは甘い物というイメージが強いですが、ケークサレもおすすめです。

サレとは塩のことです。

つまり、しょっぱいパウンドケーキです。

ウインナーやハム、チーズ、茹で卵、ベーコン、野菜などを具にして作ります。

野菜はあらかじめ温野菜にしたものをさいころ切りにするといいでしょう。

野菜はあまり水分が出ない、サツマイモやジャガイモ、ニンジン、ブロッコリー、カボチャ、枝豆、グリンピースなどが向いています。

たくさんの種類の具をたっぷり使うと切り口がとても鮮やかになります。

軽食や間食のほか、朝食などにも気が効いているでしょう。

甘い物はアレンジ無限大

パウンドケーキと言えば、やはり王道は甘いフレーバーです。

フルーツ

 生のフルーツは水分が多くしみ出してしまうので、ドライフルーツやジャムなどを使うと良いでしょう。

ドライフルーツはウイスキーやラムにつけたものを使うと大人の味わいになっておすすめです。

茶葉

紅茶や緑茶、ほうじ茶の茶葉を生地に混ぜ込むことで薫り高い上品なパウンドケーキを作ることが出来るでしょう。

焼きあがる時、オーブンレンジから漂う香りを嗅げるのは作る人の特権とも言えます。

アイシング

出来上がって、冷めたパウンドケーキの上からアイシングをかけることで武骨なパウンドケーキがとても華やかな見た目に変身することが出来ます。

まとめ

パウンドケーキはオーブンレンジがあれば自宅でも作ることが出来ます。

美味しく作るには材料を常温に戻してから使ったり、工程によって混ぜ方を変えたりすることがとても重要です。

シンプルなお菓子だからこそ、小さなことが大きな差に繋がります。

パウンドケーキは甘いだけでなく、しょっぱいケークサレもおすすめです。

オーブンレンジでいろいろと試してみましょう。