液タブ『WACOM DTI-520 U Model』の魅力とは?
イラストを描いている時に、着色で失敗したら、手直しをするのは簡単ではありません。
しかしアナログでイラストを製作する場合と違って、デジタルでイラストを製作する場合には簡単に修正する事ができるのです。
そしてデジタルでイラストを製作する際には、多くの方が液タブを使用していますが、高額な機種が多いので簡単に購入できる物ではありません。
所が『WACOM DTI-520 U Model』は液タブなのに、低価格で販売されているのです。
そこで、気軽にデジタルのイラストを始めたい方のために、本製品について紹介するので、参考にしてみて下さい。
WACOM DTI-520 U Modelの特徴
本製品はWACOMの液タブですが、実はWACOMの液タブは高額な機種が多い事で有名です。
それでもWACOMの液タブなのに、本製品が低価格で販売されているのには、訳があります。
そこで本製品の価格や性能について紹介するので、この液タブを詳しく知りたい方は確認してみて下さい。
低価格な液タブ
WACOMの液タブの中には、300,000円近くもする機種があります。
これほど高額な機種になれば、高機能になっていますが、気軽に購入できる方は多くいないでしょう。
所が、本製品はワコムの液タブなのに、Amazonでは送料無料で税込価格18,800円で購入する事ができるのです(2018年1月21日時点)。
これほど値段が安くなっている液タブは多くないので、今までデジタルのイラストを製作した事がない方でも、気軽に購入する事ができます。
筆圧機能
ペンタブには液タブと板タブの2種類があって、液タブは液晶タイプのペンタブで、板タブは液晶タイプではないペンタブです。
この2種類はどちらとも『筆圧機能』が備えられていて、専用ペンにかける力の入れ具合によって、線や色の太さを変える事ができます。
そのため、マウスでイラストを製作しようとしたら、アナログのイラストのように上手く描けなかった方でも、ペンタブを利用したら上手に描きやすいのです。
ただし本製品の筆圧機能は512レベルしかありません。
上位機種になれば、筆圧機能が2048レベルになる物もあるので、このように機能が低くなっているので、本製品は低価格で販売されています。
XGA対応
本製品は筆圧機能のレベルが低くなっていますが、解像度も低くなっています。
実際に本製品は『XGA(1024×768)』になっています。
実はWacomの上位機種の中には、解像度が2560×1440になっている物があるのです。
解像度と聞いても、何が凄いのか分からない方は多いかもしれませんが、解像度が低い液タブは画面でイラストがあまり美しく映し出されないのです。
解像度はドット(点)の集まりで、1024×768は横方向に1024個のドットを映し出して、縦方向に768個のドットを映し出します。
そのため、解像度が低くなっていれば、あまり滑らかな線やグラデーションを映し出す事が難しいので注意する必要があります。
角度調整
筆圧機能や解像度が低くなっていても、本製品は角度調整する事ができるので、身体にかかる負担を軽減する事ができるのです。
実は、液タブは本体の液晶画面にイラストが映し出されるので、液タブ本体を見ながら製作する事になります。
しかし液タブはパソコンのディスプレイとは違って、デスクに寝かせて設置する事になるので、低い位置にあります。
そのため液タブを見る際には、頭部を傾ける事になるので、肩こりや首こりに悩まされがちです。
しかし本製品のように角度を調整する事ができれば、ある程度まで本体を立ち上げる事ができるので、肩こりや首こりの対策を講じる事ができます。
トラブルが起きづらい液タブ
液タブは便利な周辺機器ですが、意外な事で様々なトラブルを起こしてしまう事があります。
しかし本製品は、そのようなトラブルを起こしづらくなっているので、詳しく紹介します。
コードレス
数多くあるマウスの中には、コードで接続しなければ利用できない物があります。
しかしコードを接続していたら、そのコードが引っかかって落としてしまう事があります。
さらに猫を飼っている場合には、猫がコードをオモチャの代わりに遊んでしまって、コードを断線するケースもあるのです。
しかし本製品の専用ペンは、コードレスになっているので、このようなトラブルが起きません。
さらにコードがない事で、パソコンデスクの上がスッキリとする事ができます。
入力しやすい設計
本製品は筆圧機能のレベルが低い代わりに、高速で読み取れるようになっているので、あまりストレスを溜めないでイラストを製作する事ができます。
実際に高速で読み取る事ができなければ、線が途中で途切れてしまう可能性があるので注意しなければいけません。
そのため本製品を利用していれば、素早く線を引く事ができるので、勢いのある線を描く事ができるので、力強いイラストを完成させる事も可能です。
上手にイラストを製作するコツ
本製品は、マウスに比べたらイラストを製作しやすくなっています。
ただし、液タブを利用する際には、イラストを上手に描くコツがあって、そのコツを知らなければイメージ通りにイラストを描く事が難しいのです。
そこで、これから液タブを利用しようと考えている方のために、イラストを上手に描くコツを紹介するので参考にしてみて下さい。
専用ペンの使い方
ペンタブを利用する際には、液タブだけではなく板タブでも同じ事が言えますが、専用ペンの使い方が重要になります。
多くの方はアナログでイラストを製作する際には、鉛筆や絵筆などを斜めの状態から、紙に接しています。
しかしペンタブの場合は機械なので、専用ペンを斜めの状態から接するのではなく、垂直の状態から本体に接する事が重要です。
そして液タブの場合には、手が邪魔になって線が見えづらいという問題点があります。
このような場合には、液タブを手前に設置していたら死角ができやすいので、液タブを少し奥のほうに設置すれば、手で隠れる部分が少なくなるので試してみて下さい。
他人の絵を参考
液タブは、アナログでイラストを描く環境に近いとは言え、紙と機械では大きな違いがあります。
そのため、イメージ通りのイラストを製作できるまで時間をかける必要があります。
そこで短時間でイメージ通りのイラストを描く方法として、他の方の作品をトレースする方法がおすすめです。
他人の絵をトレースする事によって、実在する線と、入力される線の違いを把握しやすくなるので、液タブの操作に戸惑ってしまう方は、トレースしたほうが良いです。
利用者たちの満足度
本製品は低価格な液タブですが、解像度や筆圧機能が低くなっているので、購入するべきか悩んでしまった方は多いかもしれません。
そこで本製品を利用している方たちの口コミを紹介するので、満足できるような機能になっているのか、確認してみて下さい。
好意的な口コミ
本製品を利用している方たちの中には、解像度が少し低くなっていても、イラストを描く際にあまり気にならないレベルで、満足している方が多くいました。
そのため、解像度にこだわらない方であれば、検討してみる価値がある液タブです。
そして筆圧レベルが512しかありませんが、筆圧をコントロールできる所を気に入っている方もいたのです。
そのため、多少でも専用ペンで、線や色をコントロールできれば満足できる方であれば、それほど不満を抱くような機種ではありません。
否定的な口コミ
本製品は、Amazonでは中古で販売されている機種が多くて、そのような中古品を購入した方たちの中には取り扱い説明書が入っていないケースがありました。
そのため、液タブの操作方法に慣れていない方は、操作に慣れるまで時間をかける可能性があるので注意して下さい。
そして専用ペンを液晶画面に接した時に、想像していたよりも、線がズレてしまうケースもありました。
そのため、あなたがイメージしているように線が引けるまで、何回も練習する必要があります。
まとめ
本製品は解像度や筆圧機能が低くなっているので、低価格でも購入するべきか、戸惑ってしまったかもしれません。
しかし高機能な液タブを購入しても、アナログのイラストのほうが描きやすい方もいます。
そのような時に多くのお金をかけてしまえば後悔する事になってしまうので、まずは低価格な本製品を試してみたほうが良いです。