ペンタブレット『Intuos Pro PTH-860』は高品質？
ペンタブレットには『板タブ』と『液タブ』があって、板タブは低価格で品質が低いのに対して、液タブは高額で高品質になっている製品が多いです。
所が、数多くある板タブの中には『Intuos Pro PTH-860』のように、板タブなのに高品質になっている機種もあります。
ただし、本製品は板タブの中では、値段が少し高くなっているので、コストパフォーマンスが高くなっているのか詳しく紹介しましょう。
Intuos Pro PTH-860の魅力
本製品は、板タブですが高機能になっているポイントが4つあって、それが、筆圧レベル・ワイヤレス・傾き検知・ショートカットキーです。
そこで、板タブでも高機能になっている製品も探している方のために、この4つのポイントについて紹介するので、見ていきましょう。
筆圧レベル
板タブの筆圧は1024レベルになっている物が多くなっていますが、本製品は8192レベルもあります。
実は、高機能な液タブの中には、8192レベルになっていない製品は数多くあるのです。
実際に、筆圧レベルが高くなっていれば、極細から極太まで描き分ける事ができます。
そのため、ひと塗りで髪の毛の線だけではなく、眉毛まで描けるようになってるのです。
そのような機能が搭載されているペンタブレットなので、イラストの作業を効率化させたい方には、おすすめの機種です。
ワイヤレス
本製品は『USB』で接続する事もできますが『ワイヤレス』で利用する事もできます。
実際にペンタブレットとパソコンを併用する際に、コードで接続していたら、そのコードが邪魔に感じてしまう時があるのです。
もしも、パソコンデスクに設置しているコードに手を引っかけてしまえば、ペンタブレットを落下させてしまう可能性があります。
ペンタブレットは精密機器なので、パソコンデスクから落下しないように注意する必要がるので、ワイヤレスで利用できるのは本製品の大きな魅力です。
傾き検知
本製品は『傾き検知機能』を搭載している事から、専用ペンの傾き加減で、濃淡をコントロールする事ができます。
実際に傾き検知機能を搭載していないペンタブレットの中には、専用ペンを垂直の状態で本体に接しなければ線がズレてしまう時があるのです。
所が、傾き検知機能を搭載しているペンタブレットであれば、専用ペンを少し傾けている状態でも、線のズレを抑制する事ができます。
そのため、操作性が優れているペンタブレットを探している方にも、本製品はおすすめです。
ショートカットキー
デジタルのイラストを製作する際には、線画を作成したり、着色したりしなければいけません。
そのため、作業を切り替えるためにマウスでツールをクリックしていかなくてはいけませんが、そのような事をしていたら手間暇をかけてしまうので、注意しなければいけません。
そこで本製品は『ショートカットキー機能』を搭載する事によって、本製品に搭載されているエクスプレスキーを押すだけで、作業を切り替える事ができます。
板タブを利用するメリット
ペンタブレットを購入する際に、板タブと液タブのどちらを購入するべきか悩んでしまう方は多いでしょう。
そこで、板タブを利用する際のメリットを紹介するので、見ていきましょう。
首にかかる負担を軽減
液タブの本体には、液晶画面が搭載されていて、そこにイラストが映し出されます。
その液晶画面に専用ペンを引いていくので、アナログのイラストを描く時と同じように、製作する事が可能です。
それに引き換え、板タブは、パソコンのディスプレイにイラストが映し出されるので、アナログのイラストを製作する時とは大きな違いがあるのです。
しかし、パソコンデスクに寝かせて設置するペンタブレットよりも、パソコンのディスプレイのほうが高い位置になるので、そのディスプレイを見る場合には頭をあまり傾かせる必要がありません。
そのため、液タブよりも板タブを利用するほうが、首にかかる負担を軽減できます。
夏場でも利用しやすい機種
液タブを利用している方たちを悩ませる問題として、本体から熱が放出されて、暑い夏場の季節に利用しづらいケースがあります。
そのため、暑がりの方は、冷却ファンを利用して、液タブを利用しているケースがあるのです。
しかし、そのような事をしていたら電気代をかけてしまいますし、冷却ファンの音が気になってしまう場合もあります。
それに引き換え、板タブはあまり熱を放出しないので、暑がりの方でも利用しやすくなっているのです。
製品情報の詳細
本製品の魅力やメリットなどを理解してもらえた所で、次に『使用環境』や『価格』なども紹介するので、このペンタブレットを購入するべきか、悩んでいる方は確認してみて下さい。
対応可能な環境
本製品は、パソコンと併用する必要があるので、このペンタブに対応可能なOSをパソコンにインストールする必要があります。
そして、本製品に対応可能なOSは、Windowsは7以降（最新のSP適用）で、MacはOS X 10.10以降になっているのです。
ただし、メモリの空き容量があまりない状態で、OSをインストールしてしまえば、パソコンがフリーズする回数が増えてしまうので、注意しなければいけません。
さらに、OSをインストールする時にデータが無くなってしまう場合もあるので、事前にデータのバックアップを取っておいて下さい。
高額な板タブ
本製品は、板タブとしては高機能な製品と言えますが、その代わり値段が高くなっているので、注意する必要があります。
実際に本製品は、Amazonであれば送料無料ですが税込価格44,677円になっているのです（2018年4月14日時点）。
実は、数多くある板タブの中には、5,000円前後で販売されている製品はいくつもあります。
それを考えたら、本製品は高額な板タブなので、値段が安い板タブを探している方は慎重に検討したほうが良いです。
利用者たちの満足度
本製品は板タブでも、値段が高くなっていたので、このペンタブレットを購入するべきか悩んでしまった方は多いでしょう。
そこで、本製品を利用している方たちの口コミを紹介するので、このペンタブレットを購入するべきか、参考にしてみて下さい。
好意的な口コミ
本製品を利用している方たちの中には、筆圧が8192レベルもある所を満足している方がいました。
実際に筆圧レベルが高くなっていれば、線や色の太さをコントロールしやすくなるので、作業を効率化できるだけではなく、表現力の高いイラストを完成させる事もできます。
さらに、本製品を利用しようとしたら、線を引きやすい描き心地になっている所を気に入っている方もいたのです（個人差があるので注意）。
実際に、ペンタブレットの中には、専用ペンがツルツルと滑りやすくなっている物が多いのですが、本製品はあまり専用ペンが滑りづらくなっているので操作しやすくなっています。
否定的な口コミ
本製品はBluetoothを利用する事によって、ワイヤレスで操作できるようになっていますが、途中でBluetoothが効かなくなってしまうケースがありました。
そのため、確実に操作したい場合には、USBを利用したほうが良いので、ワイヤレスとして利用したい方は注意したほうが良いです。
さらに、本製品を利用していくうちに、電源ランプが機能しなくなるケースもあったので、あまり耐久性は優れているほうではないので注意して下さい。
まとめ
本製品は、板タブなのに、液タブに比べても、筆圧レベルが高くなっているので作業を効率化する事ができます。
そのため、作業時間が短い方でも、数多くのイラストを製作する事が可能です。
ただし、本製品は耐久性が優れていないので、丁寧に取り扱わなければ故障する可能性が高くなっています。
そのように注意すべきポイントがあるペンタブレットですが、液タブが操作しづらい方には、板タブなのに高品質になっている本製品はおすすめです。