ダイエットをするときの体重計の使い方は?痩せるための4つのポイント
体重計は、自分の体重を正確に知ることができるため、ダイエットのためにはとても役立つアイテムです。
ただし、ただなんとなく使ってしまうのは、あまりおすすめできません。
ダイエットをするなら、痩せるためのポイントを押さえた適切な使い方をしていきましょう。
ここでは、そのポイントについて、詳しく説明していきます。
乗る回数を増やす
ダイエットのために体重計を使うなら、「ときどき乗ってチェックしてみよう」という程度の使い方ではいけません。
ときどきではなく、毎日乗るくらいの頻度で、積極的に使うのがおすすめです。
こまめに体重を量ることは、ダイエットの妨げになりそうなイメージもありますが、実際にはかなり効果的な方法です。
自分の体重を逐一チェックしておけば、意識の向上につながります。
ダイエット中のモチベーション低下は、成功を難しくする原因のひとつなので、対策をしっかりと行わななければなりません。
体重計をたくさん使うことは、そのための最適な方法になります。
これは、変化がわかりやすくなるからです。
例えば、減ったのがわずか0.1kgだった場合、見た目にはまったく変化がわからないため、ネガティブな気持ちになることも多くなります。
しかし、体重計を使えば、数字としてはっきりと表示してくれるため、微妙な変化でも手に取るようにわかります。
それなら、「全然効果がない」「やっても無駄」といった否定的な考えを抑えることができるのです。
はたから見ればわずかな変化であっても、何もわからないより、確実に効果が出ているとわかった方が、やる気につながります。
プラス思考でがんばれるように、できるだけ多く使っていきましょう。
増えたら減らす
体重をこまめに量る方法で重要となるのは、「すぐに対応する」ということです。
こまめに自分の体重をチェックしていれば、少し増えてしまったときも、すぐにわかります。
それを見逃さず、すぐに体重を減らすための対策をすることが大切です。
思いがけず増えてしまったとしても、食事を少し制限するなどの方法で速やかに減らしておけば、どんどん増えていくようなことにはなりません。
ダイエットの成功を目指すなら、そうした細かいメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
体重増加に気づかず、かなり増えてしまってから減らそうとしても、なかなか難しいものです。
しかし、頻繁に体重を量り、少し増えたタイミングでしっかり対策を行えば、難易度は低くなります。
1kg減らすのは大変でも、100gくらいであれば、無理のない方法で十分に落とすことができるのです。
そのためにも、普段から体重を量る癖をつけて、体の変化を常にチェックしておきましょう。
どんなときでも怖がらず
つい食べ過ぎてしまったときなどは、量るまでもなく増えていることが予想できるため、「乗りたくないな」と思ってしまうこともあります。
確かに、体重増加が目に見えているなら、わざわざ乗る必要はないようにも思えますが、しっかり痩せるためには、なるべく量るようにしてください。
「体重を知るのが怖い」という理由でさぼることが多くなれば、次第に体重計を遠ざけるようになり、最終的にはまったく乗らなくなる可能性もあるのです。
そのような失敗を避けるためには、増えていそうなときでも、いつも通りに使うことをおすすめします。
増えたら増えたで、どれくらい増加したのかきちんと確認して、それ以上増やさないための対策を行いましょう。
そうした地道な努力の積み重ねが、ダイエットの成功につながります。
体脂肪率と筋肉量を計測する
しっかりと痩せるためには、体重だけでなく、体脂肪率と筋肉量を知ることも重要なポイントになります。
体重が増えるということは、体の中で余計なものが増えているわけですが、その主な要素は、脂肪と筋肉のふたつです。
人間の体は、他にも骨や内臓、水分などで構成されていますが、それらは基本的に増えたりしません。
子供から大人になる過程ではかなり変化しますが、大人になってからはほとんど同じ状態が続くことになり、体重増加に影響するような変化は起こらないのです。
しかし、脂肪と筋肉は別です。
大人になってからでも、脂っこいものを食べれば脂肪が増え、筋トレをすれば筋肉がつきます。
それらは体重の変化に深く関わる要素なので、あまり増やしすぎるのはよくありません。
脂肪と違って、筋肉は適度につけておくべきですが、あまり重くなることを防ぎたいなら、やりすぎないように注意して鍛えなければならないのです。
そのような調整を行うためには、自分の体にどれくらい脂肪や筋肉があるのか、数値としてきちんと把握しておく必要があります。
したがって、ダイエットのために使うなら、体脂肪率と筋肉量を計測できる製品を選んでください。
それをうまく使えば、効率よく痩せることができます。
体組成計
体重だけでなく、体脂肪や筋肉量まできちんと計測するためには、「体組成計」と呼ばれる製品に注目してください。
ひとくちに体重計といっても、機能が異なる3つのタイプがあるので、目的に合ったものを選ばなければなりません。
体重を量るだけならシンプルな通常の体重計を、体重と体脂肪が知りたいときは体脂肪計を、それ以外の要素も詳しく知りたいときは、さまざまなものを計測できる体組成計が適しています。
体組成計は、体脂肪や筋肉量だけでなく、体水分率や基礎代謝など、体の中のいろいろなものを計測し、数値として知らせてくれます。
そのため、健康を維持するにはとても便利です。
優れたアイテムを積極的に利用し、太りすぎを防いでいきましょう。
引き締めるなら骨格筋率が重要
ダイエットをするときは、単純に体重を減らすだけでなく、「より引き締まった体にする」という目標を掲げることもあります。
痩せながら引き締めるためには、食事制限で脂肪を落とす以外にも、筋トレなどのトレーニングをしっかり行わなければなりません。
そのためには、骨格筋率を計測してみましょう。
骨格筋というのは、体を動かすための重要な筋肉であり、運動で鍛えれば増やすことができます。
その骨格筋率が高くなっていれば、かなり引き締まった体になっているということです。
骨格筋率を計測できる製品でこまめにチェックして、確実に体を引き締めていきましょう。
スマートフォンと連動させる
体重計を使ってダイエットをするときは、単体で使うのではなく、スマートフォンをセットで使う方法もあります。
スマートフォンのアプリと連動させるタイプの製品は、自動的にデータを集めてくれるので、管理がとても楽になるのです。
通常の製品を使う場合、量った体重などを管理するためには、紙に書き込んだり、エクセルなどに入力してまとめたりするのが一般的な方法になります。
しかし、そうした作業を面倒に感じると、だんだんさぼるようになってしまうのです。
そんな適当な使い方では、ダイエットの成功が難しくなってしまいます。
きちんとデータを管理して、自分の体の変化を正確に把握するためには、できるだけ簡単な方法を用いるべきです。
そのためには、ぜひスマートフォンを使ってみてください。
面倒な作業が大幅に減るので、計測したデータを有効活用できるようになります。
まとめたデータをきちんと見る
データを楽に管理できるのはよいことですが、気を抜いていると失敗することもあります。
自分で書いたり入力したりする必要がなく、すべて自動で済ませてくれるため、せっかくまとめても見なくなる可能性があるのです。
それでは、体重計を使う意味がありません。
手に入れたデータを無駄にしないためには、こまめに確認する癖をつけましょう。
それ参考にしながらダイエットに取り組めば、効率よく痩せることができます。
まとめ
体重計はとても便利なアイテムですが、適当に使っていた場合は、それほど役に立たないこともあります。
たまにしか乗らなかったり、計測すべきものを見落としていたりすると、痩せるために使っているつもりでも、なかなうまくいきません。
体重計を上手に使うためには、ここで紹介したポイントをしっかり押さえておくようにしましょう。