ペンタブレットがうまく反応しないときにするべきことについて

ペンタブ

ペンタブレットが突然反応しなくなったり、反応が鈍くなってしまったりするととても困ります。

せっかくイラストを描くぞと思った意欲はそがれてしまいますし、思うように作業が進まないとイライラしてしまいます。

ペンタブレットの調子が悪くなったからと言って即故障、再起不能と決まったわけではありません。

慌てずにいくつかのことを試してみましょう。




ペンタブレットはある日突然調子が悪くなる

ペンタブレットは時に、突然調子が悪くなってしまうことがあります。

前兆があることもありますが、全く前兆が無いこともあります。

ペンタブレットを使っている以上、いつかそのような瞬間がくるかもしれないということを覚悟しておきましょう。

しかし、調子が悪くなったからといってすぐに故障した。

もう直らない。

買い直しが必要とは限りません。

ちょっとしたことでペンタブレットの調子が復活することもあります。

もし、ペンタブレットの調子が悪くなったとしても落ち込んだりイライラしたりせず、落ち着いて以下のことを試してみましょう。




ペンタブレット関係のサービスを再起動してみる

ペンタブレットの調子が悪くなった場合、試してみるのがおすすめな動作はペンタブレットに関係しているサービスを再起動してみることです。

手順は最初に割くさソフトを停止させます。

つぎにペンタブレットをパソコンから外します。

ControlとShiftとEscapeを同時に押してタスクマネージャーを開きます。

サービスのタブを開きます。

TabletServiceWacomあるいはWacom Professional Serviceを右クリックします。

再起動を選択してクリックします。

作画ソフトを起動します。

動作の確認を行います。

USBポートを指し直す

ペンタブレットの調子が悪くなった場合、ペンタブレットそのものやパソコンに問題があるのではなくUSBポートの調子が悪くなっている可能性もあります。

USBポートを指し直してみることで、パソコンが認識処理をやり直し、正常に認識をしてペンタブレットが復活する可能性があります。

別のUSBポートを使う

USBポートを指し直してもペンタブレットの調子が戻らない場合、別のUSBポートを使ってみるのもおすすめの方法です。

パソコンにはペンタブレットに合わせたデバイスドライバを入れる必要があります。

しかし、OSの自動更新などで、作動が正常にならなくなってしまうことがあります。

別のUSBポートに挿すと、デバイスドライバのチェックと初期化がやり直されることがあります。

このため、ペンタブレットが正常に作動してくれることがあります。

USBケーブルを取り換える

USBケーブルに不具合があって、ペンタブレットが正常に反応をしないこともあります。

古いUSBケーブルや強く曲げたことのあるUSBケーブル、傷のあるUSBケーブル、安かったUSBケーブルなどならばその可能性が高いです。

新しいUSBケーブルに取り換えてみるのがおすすめです。

USBケーブルは使うのに不自由しない程度に短いものがおすすめです。

作画ソフトを再起動する

ソフトウェアを起動していると、内部で様々な処理を行います。

その処理にエラーが生じてしまうとペンタブレットの反応が悪くなったり、正常に作動しなくなってしまったりします。

ソフトウェアを再起動すると初期化処理が行われます。

この時にエラーが取り除かれ、ソフトウェアが正常に作動するようになる可能性があります。

作画ソフトを再インストールする

度々ペンタブレットの調子が悪くなり、作画ソフトを再起動することで復活するということを繰り返している場合、ソフトウェアの内部設定情報などに不具合が生じている可能性が高いです。

このような場合におすすめの方法はソフトウェアを1度削除し、再びインストールすることです。

OSを再起動する

パソコンは内部で複雑な処理を同時に行っています。

時に複数のソフトウェアの間で整合性が取れなくなってしまい、フリーズをしてしまうことがあります。

OSを再起動すると調子がよくなることが多いです。

しかし、何度もエラーをしてはOSの再起動で解決ということを繰り返している場合、インストールされているソフトウェアが多過ぎる可能性があります。

使わないものは削除した方がフリーズしにくくなるでしょう。

筆圧レベルの互換性を解除する

ペンタブレットの筆圧感知の反応が悪い場合は筆圧レベルの互換性のチェックを外すのがおすすめです。

筆圧レベルの互換性のチェックを外す手順は以下です。

  1. ワコムタブレットプロパティを開きます。
  2. グリップペンを選択します。
  3. ペンのタブを開きます。
  4. オプションを開きます。
  5. 筆圧レベルの互換性のチェックを外します。

水没させてしまった場合について

ペンタブレットに水がかかってしまうと故障に繋がりやすいです。

しかし、ペンタブレットを濡らしてしまったからといって必ずしも再起不能になってしまうとは限りません。

落ち着いて対処をすれば、ペンタブレットは正常なまま使い続けることが出来る可能性もあります。

電源を抜きます

ペンタブレットを濡らしてしまったらまずは何を優先しても電源を抜きます。

このときにペンタブレットをなるべく傾けたり、揺らしたりしないようにしましょう。

傾けたり揺らしたりすることでペンタブレットの内部まで水が入り込んでしまってショートしてしまうリスクがあるからです。

慌てる気持ちがあるかもしれませんが、被害を拡大させないようにしましょう。

できるだけ水分をふき取る

ペンタブレットを傾けないように気をつけながらできる限り、水分をふき取ります。

柔らかく吸水性の良い布を使うのがおすすめです。

ティッシュをコヨリにすると狭い隙間の水分も拭き取ることが出来ます。

放置をする

出来る範囲で水分をふき取ったらそのまま湿度が低く、風通しが良く、直射日光が当たらない場所で3日観程度放置をします。

こうすることによって、ペンタブレット内部まで自然乾燥をさせることを目指します。

3日経ち、内部が乾燥したと思ったらパソコンに接続をしてみましょう。

ドライヤーを使うのはおすすめしません

ペンタブレットを濡らしてしまった場合、早く乾かそうとして、ドライヤーを使いたくなるかもしれませんが、これはあまりおすすめできる方法ではありません。

ドライヤーの熱がペンタブレットにとって良くない影響を与える可能性があるからです。

早めに乾燥をさせたいのならば、扇風機の前に置くようにする程度にしましょう。

水没対策専門の業者もあります

水没させてしまった携帯を乾燥させる専門の業者もあります。

専用の乾燥機で感想をして、復活を試みてくれます。

相談すればペンタブレットにも対応してくれる可能性が高いので試してみましょう。

焦りは禁物です

ペンタブレットを水没させてしまうと焦ってしまいます。

すぐに大丈夫かどうかを確かめてみたくなるかもしれません。

しかし、まだ濡れている状態でスイッチを入れてしまうとショートに繋がってしまうリスクがとても高いです。

復活の可能性があるのにもかかわらず、自分の手でトドメをさしてしまってはとても勿体ないです。

まとめ

ペンタブレットは突然調子が悪くなってしまうことがあります。

しかし、故障と決まったわけではありません。

再起動をしてみたり、インストールをし直してみたり、USBケーブルを見直してみたりすることで、復活することが多いです。

水没も故障の大きな原因になりやすいですが、落ち着いて乾燥をさせるとまた使えるようになる可能性があります。






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