ペンタブレット『HUION 420』はマウスと同じ価格?
デジタルのイラストを制作すれば、短時間で、広範囲に色を塗る事ができます。
さらに色や線を修正する事も簡単なので、多くの方たちが、アナログからデジタルへ移行しているのです。
しかし、デジタルのイラストを制作する際には高額な機種が多くなっているペンタブレットを利用しなければ、なめらかな線や色を引く事ができないので、注意しなければいけません。
ところが『HUION 420』であれば、マウスと同じぐらいの価格なので、気軽に購入する事ができるので、詳しく紹介しましょう。
HUION 420の商品情報
本製品を詳しく知るためには、まず商品情報を把握する必要があるので、どのような内容になっているのか紹介するので、見ていきましょう。
マウスと同じ価格
ペンタブレットを購入した事がない方は分からないかもしれませんが、高額な機種になれば300,000円を超えてしまう物もあります。
それに比べて、マウスは1,000~5,000円の機種が多くなっているので、ペンタブレットに比べたら低価格になっているのです。
しかしマウスでイラストを制作しようとしたら、なめらかな曲線を引く事が難しいので注意しなければいけません。
ところが、本製品はペンタブレットなのに、Amazonでは、送料無料で税込価格2,448円にしかなりません(2018年2月18日時点)。
そのため本製品と同じ値段のマウスもありますが、実は本製品よりも値段の高いマウスもあるほどです。
そのため、ペンタブレットを試しに利用してみたい場合には、リーズナブルな価格になっている本製品はおすすめです。
使用可能な環境
本製品はリーズナブルな価格になっていますが、パソコンと併用する必要があります。
そのため、パソコンには本製品に対応可能なOSをインストールする必要があるのです。
そのOSとは、Windowsは7・8・10で、MacはOS 10.8.0以降になっています。
もしも、これらのOSがインストールされていない場合には、新たにインストールして下さい。
ただし、これらのOSをインストールできないパソコンもあるので、念のために家電量販店でOSを購入する場合には、店員さんに自分のパソコンの種類を知らせて、インストールできるのか聞いたほうが良いです。
コンパクトなサイズ
ペンタブには『板タブ』と『液タブ』があって、板タブのほうが低価格な代わりに、ペンタブレットにイラストが映し出されません。
本製品も板タブの種類になるので、イラストが映し出されるのは、パソコンのディスプレイになります。
そのため、ペンタブレット本体のサイズが小さくても、パソコンのディスプレイが大きかったら、視力の低い方でもイラストを見やすくなっています。
本製品は値段が安い事もあって、サイズ(0.8×11.2cm)が小さくなっていますが、板タブなので、それほど気にする必要はありません。
本製品の性能
本製品はマウスと同じぐらいの値段になっていますが、イラストを制作しやすい機能が搭載されています。
ただし性能があまり優れていないポイントもあるので、詳しく紹介しましょう。
筆圧レベル
ペンタブレットは、マウスとは違って、専用ペンにかける力の入れ具合によって、線や色の太さを変える事ができます。
そのため、専用ペンにかける力を強くすれば太い線や色を引けて、専用ペンにかける力を弱めれば細い線や色を引けるのです。
ただし、その線や色の太さには幅があって、その幅の広さを決めるのが『筆圧レベレ』です。
本製品は筆圧が2048レベルもあるので、極細から極太までコントロールしやすくなっています。
電池式ペン
本製品は筆圧レベルが優れていますが、その筆圧をコントロールする専用ペンは電池を入れなければ利用できません。
そのため、電池が切れてしまったら、新たに電池を購入しなくてはいけないので、お金をかける事になってしまいます。
実際に上位機種のペンタブレットになれば、電池を入れなくても利用できる専用ペンもあるのです。
そのため、本製品は維持費にお金をかける事になってしまうので、注意する必要はあります。
おすすめのソフト
デジタルのイラストを利用した事がない方は意外に思うかもしれませんが、デジタルのイラストを制作するためには、専用のソフトが必要になります。
そこで、本製品で利用できるデジタルのイラストを制作できるソフトを3つまで紹介するので、確認してみて下さい。
Illustrator
Adobe社のソフトで『Illustrator』があって、商品名の通りで、プロのイラストレーターたちから高い人気を集めています。
実際に、Adobe社のソフトの中には『Photoshop』というものもありますが、そのソフトとIllustratorは多くの共通点があるのです。
ところが、Illustratorはロゴを制作するのに向いているので、ロゴを制作して、インターネットで仕事をしたい方には、おすすめのソフトです。
さらに『ゆるキャラ』のようなキャラクターを描きやすくなっているので、2Dのキャラクターを制作したい方でも満足できるソフトになっています。
Photoshop
Illustratorに比べて、Photoshopはロゴを制作しやすいという訳ではありません。
その代わり、Photoshopは画像を加工したり編集したりする機能が優れています。
実際に数多くのフィルター機能が用意されているので、画風や線画の変形などを簡単に行う事ができるのです。
そのため、リアルなイラストを制作した画像でも、簡単に水彩画や油彩画のようなイラストに変更する事ができるのです。
そのようなソフトになっているので、どちらかと言えば、ペンタブレットで制作したイラストに加工するのに向いています。
Clip Studio
ペンタブレットで、実際にイラストを制作したい場合におすすめのソフトが『Clip Studio』です。
このソフトは、はみ出てしまった線を簡単に消す事ができますし、線が途切れていても色がはみ出ないように塗る事ができます。
実は、デジタルのイラストは線が途切れていなければ、線の内側に色を塗ったら、一瞬で線の内側は指定された色に染まります。
しかし線が途切れている場合には、線の外側にまで色が塗られてしまうのです。
そのため、線が途切れないように注意する必要がありますが、Clip Studioを利用すれば、それほど神経質になって線を引く必要がなくなります。
利用者たちの満足度
本製品の魅力が分かっても、マウスと同じぐらいの価格になっているペンタブレットを購入するのに、戸惑ってしまう方は多いでしょう。
そこで本製品を利用している方たちの口コミを紹介するので、参考にしてみて下さい。
好意的な口コミ
本製品を利用してみたら、専用ペンの滑りがよくなっている所を気に入っている方がいました。
実際に専用ペンの滑りが悪くなっていたら、線が途切れてしまうので注意しなければいけません。
そのため、なめらかな線を引きやすいペンタブレットを探している方には、本製品はおすすめです。
さらに板タブは線のズレが生じやすくなっていますが、本製品を利用している方たちの中には、あまり線のズレを感じない方もいました。
否定的な口コミ
本製品はコンパクトなサイズになっている事から、重量がわずか127gにしかなりません。
そのため、本製品を利用していたら、本体がズレてしまうケースがありました。
そのような事になれば、イラスト制作に集中する事が難しくなってしまうので、本体の裏側に滑り止めテープを貼っておいたほうが良いです。
そして専用ペンを傾けた状態では、上手く線を引けないケースもありました。
そのようなケースもあったので、線を引く場合には、専用ペンを垂直の状態で、ペンタブレット本体に接したほうが良いです。
まとめ
本製品はマウスと同じぐらいの価格なので、購入するべきか戸惑ってしまう方は多いかもしれません。
しかし本製品は、筆圧が2048レベルもあるので、マウスを購入するよりも、デジタルのイラストを制作しやすくなっています。
そのため、専用ペンの取り扱いにさえ注意すれば、多くの方が満足できるペンタブレットになっています。