ペンタブレット使用時に手首を痛めないようにするにはどうすれば良い?

ペンタブ

ペンタブレット使用時には、手首が無理な動きになってしまうことがあります。

それでもたとえば、ペンタブレットを使用するのが短時間なのであれば、手首が痛くなったりすることはありません。

しかし一般的にペンタブレットは、ある程度長時間使用するものです。

だから手首が痛くなることが多々あるのです。

どうすればそれを防ぐことができるでしょうか?




ペンタブレットに角度をつける

ペンタブレット使用時に手首が痛くなってしまう人の多くは、ペンタブレットを机の上にそのまま寝かせるようにして置いていることでしょう。

それに慣れているとそれが描きやすく感じることもありますが、手首的にはそれはあまりおすすめできることではありません。

寝かせて描いていると、手首が無理な動きをしがちになるのです。

しかもそれは、慣れてしまうと癖になってしまいます。

だから、知らず知らずのうちに無理な動きをさせてしまっていて、そのせいで手首が痛くなってしまうことがあるのです。

では、どうすればそれを防ぐことができるようになるでしょうか?

それは簡単です。

ペンタブレットを寝かさないようにすれば良いのです。

つまり、ペンタブレットに角度をつけてあげるのです。

そうすれば、手首から先だけが動くということはなくなります。

もっと、手全体で描くようになるのです。

そうなれば、手首への負担は減っていきます。

寝かせて描くと手首が固定されがち

寝かせたまま描くと、そのせいで手首が固定されがちになります。

手首が固定されていたら、やはり無理な動きが増えてくるのは当然です。

でも、寝かせているものに描く時には、手首を固定していたほうが安定してかけるような気がしてそうしてしまうものなのです。

実際に寝かせているペンタブレットに対して、手首を浮かせて描くというのはすごく難しいです。

それならばと手首をスライドさせて描くとなると、机が邪魔になったりすることがあります。

だから、いずれにしても描きづらくなるのです。

それに対して角度をつけてあげることができれば、自然に手首を動かしながらかけるようになるのです。

それも安定感も比較的にあります。

うまくも描くことができて、それでいて手首も痛くならないのであれば、それに越したことはありません。




力を入れすぎないことも大切

ペンタブレットを使用していて手首が痛くなってしまうのは、当然手首に無理をさせているからです。

でもその無理には二つのパターンがあるのです。

一つは、先に挙げたような、角度的な、動き的な無理をさせてしまうというパターンです。

そしてもう一つが、負荷をかけすぎてしまうというパターン。

つまり、無駄に力を入れてしまっているというパターンです。

さらにこのパターンの多くでは、もう一つのパターン、つまり動き的角度的に無理をさせているパターンをも犯しているので、無理な動きの上にさらに強い負荷をかけているということになります。

それでは当然手首が痛くなるのも時間の問題です。

でも、力を入れて描かないとならないような場面は、ペンタブレットではそうそうありません。

必要以上に力を入れたところで、それを感知してはくれません。

ペンタブレットの感知のレベルには限界がありますから。

なので、力を入れすぎないように意識して描くべきなのです。

力が入りすぎるのは姿勢が原因

では、なぜ力が入りすぎてしまうのでしょうか?

その理由は、一概には言えません。

ただ特に多くみられるのは、姿勢がいまいちだからということです。

姿勢的に前のめりになっていたりすると、どうしても力が入りやすくなってしまいます。

だから、まずは姿勢を正してみることをおすすめします。

なるべくまっすぐな姿勢で描くようにしていけば、無駄な力ははいらなくなります。

長く作業しすぎないことも大切

角度をつけたり、姿勢を正して無駄な力を抜いたりしても、長時間作業をずっと続けていたら、やはり手首は痛くなる可能性が高いです。

確かに手首へのダメージ自体は、かなり軽減されていきます。

しかし、その小さなダメージでも、それがどんどん積み重なっていけば、そのせいで痛みを発生させるレベルになることもあるのです。

それを防ぐためには、やはり適度に休憩をはさむことが大切になります。

もちろん理想は、一日の作業時間自体を長くしすぎないことです。

一日の作業時間が長すぎると、やはりその分だけダメージに耐えられるレベルも落ちていきます。

疲労がつもりますから。

そしてさらに、ダメージも積み重ねられていくわけですから、手首が痛くなってしまうことは多くなるのです。

でも作業時間自体はどうしようもないこともあります。

趣味レベルであっても、いついつまでにここまで仕上げたいというのは、誰もが日常的に思うものです。

それをあきらめてしまうと、モチベーション全体に影響を与えてしまうことがあります。

それではペンタブレットを買った意味すらも次第になくなってしまう可能性が出てきます。

なので、作業時間を自体を無理して減らす必要はありません。

減らせるのであれば多少減らした方が良いことはたしかですが、無理に減らすのはよくないのです。

でもやり続けると痛みが発生する可能性が出てくる。

だから、途中に適度に休憩を入れるのがおすすめなんです。

途中の休憩でもある程度ダメージは抜ける

途中に休憩するだけではあまり意味がないのではないかと思うこともあるかもしれません。

でも、途中に休憩するだけでも意外と意味はあるのです。

一度そうして休憩にすることによって、たとえば手首の力は完全に抜けます。

多少力を抜くことを意識するようになっても、それでもまだ力が入ることはあります。

休憩をとればそれも抜けるようになるのです。

そして当然、積み重なったダメージもある程度抜けていきます。

だから1時間に1回くらいは休憩をはさむようにしていきましょう。

手首にサポーターをつけるのも効果的

ペンタブレット使用時には、サポーターをつけるのも効果的です。

確かに、上記のことを意識していればそうそうそこまでの痛みを感じることもありません。

でもそれに加えてサポーターがあれば、なお安心できます。

サポーターというと、痛みが発生してからつけるものだというイメージがある方もいるかもしれません。

でもサポーターは痛みの予防にもなるのです。

それはそうでしょう。

痛みが発生してからも痛みの軽減に役立ってくれるわけですから、与えられる負担を少なくしてくれることは言うまでもありません。

負担が少なくなれば、痛みが発生する可能性はぐっと下がるのです。

ペンタブ愛用者にはサポーター愛用者も多い

実際ペンタブレットを使用している人で、サポーターを使用している方は多くいます。

もしかしたらサポーターをつけることに抵抗がある方もいるかもしれません。

でもそうして実際に使用している人が多くいるのですから、別にそれに抵抗を感じる必要はありません。

確かに白のサポーターは怪我しているように見えて何となく嫌だと思う方もいるでしょうが、黒のサポーターであれば多少スタイリッシュにも見えます。

見た目に抵抗がある場合にはそういうものを選んでいくことをおすすめします。

まとめ

ペンタブレットを使用する際には、確かに何も考えないで使用していると、手首に負担がかかることも多々あります。

しかし、こうして工夫をして使用していけば、その負担は最低限に抑えることができるのです。

手首への負担は、無視して作業していると腱鞘炎になったりして、思うように作業できなくなることにつながりかねません。

そうなる前に対処していきましょう。






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