液タブ『Parblo Coast13』はコストパが高い?
ペンタブには、液晶を採用している『液タブ』と、液晶を採用していない『板タブ』の2種類があります。
デジタルのイラストを制作している方たちの多くは、板タブより液タブのほうが利用しやすいと言いますが、実際の所はどうなのか悩んでいる方は多いでしょう。
実際に液タブは板タブより高額な機種が多いので、便利なものか確かめる事が難しいです。
ところが、数多くある液タブの中には『Parblo Coast13』のように、低価格な機種もあるのです。
そこで、この液タブの特徴を説明しながら、液タブのメリットやデメリットなども紹介するので、参考にしてみて下さい。
Parblo Coast13の特徴
本製品は低価格な液タブでも、高性能になっています。
そのため、本製品はデジタルのイラストを制作しやすくなっているので、液タブを購入するべきか悩んでいる方には、おすすめの機種です。
そこで本製品が高性能になっているポイントを3つまで紹介するので、確認してみて下さい。
筆圧レベル
ペンタブは、マウスに比べれば高額な周辺機器になっているので、デジタルのイラストを制作する事に躊躇(ちゅうちょ)してしまう方は多いでしょう。
ところが、ペンタブは専用ペンにかける力の入れ具合によって、線や色の太さを変える事ができるのです。
このような機能を『筆圧レベル』と呼ばれていて、マウスにはない操作方法になります。
そして本製品の筆圧は『2048レベル』もあるので、線や色の太さの幅が広くなっているのです。
そのため、線の『入り』や『抜き』も実現しやすいので、表現力が豊かなイラストを制作する事ができます。
作業を効率化
アナログのイラストを制作する際には、着色に失敗したら、色が乾燥するまで待たなくては、色を重ねた時に濁ってしまいます。
ところがデジタルのイラストの場合では、着色をした瞬間に乾燥しているような状態なので、誤った色になっても、短時間で違う色に変更が可能です。
ところが、デジタルのイラストを制作しようとする時には、違う作業をしようとしたら、いくつか作業を踏まなくてはいけません。
しかし本製品には『ショートカット』機能が搭載されているので、ワンタッチで違う作業に変更できます(全ての作業をショートカットで活用できる訳ではないので注意)。
軽量タイプ
本製品の大きな魅力として『軽量タイプ』になっている事が挙げられます。
実際に本製品は、13.3インチになっているので、重量はわずか1kgしかありません。
そのため、自宅から、専門学校またはイラスト関連の会社へ簡単に持ち運びしやすくなっているのです。
さらに本製品のように小型サイズになっていれば、それほど広くないパソコンデスクでも設置しやすいのいで、イラストに関係する資料を隣に置く事もできます(パソコンデスクの広さによります)。
そのため、あまり広くないパソコンデスクしかない方には、小型サイズになっている本製品は、おすすめです。
液タブのメリット
本製品は高機能になっていますが、液タブと板タブの違いが、よく分からない方もいるでしょう。
そこで液タブのメリットを紹介するので、それが分かれば本製品を利用する重要性も理解できるはずです。
アナログに近い環境
板タブよりも液タブを好む方が多い理由として、液タブがアナログのイラストを制作する環境に近い事が挙げられます。
なぜなら液タブに搭載されている液晶画面には、イラストが映し出されるからです。
それに引き換え、板タブにはペンタブ本体にイラストが映し出されないので、板タブはアナログの環境にほど遠いものになっています。
そして液タブは液晶画面が作業領域になっているので、専用ペンで描いているところで、イラストが映し出されていくので、ペンタブを操作した事がない方でも短期間で慣れる事が可能です。
線のズレを抑制
板タブは、液タブとは違って、イラストが映し出されるのがパソコンのディスプレイになります。
そのため板タブに専用ペンで描いていこうとすれば、線のズレが生じやすくなってしまうので、注意しなければいけません。
それに引き換え、液タブは専用ペンで接している所からイラストが映し出されるので、線のズレが生じづらくなっているのです。
そのため、ペンタブの価格よりも作業の効率化を重視している方には、液タブのほうがおすすめです。
液タブのデメリット
液タブはメリットばかりではなく、残念ながらデメリットもあります。
そのデメリットを知らなければ、本製品を購入した後に後悔する可能性もあるので、詳しく紹介しましょう。
身体にかかる負担
液タブはペンタブ本体にイラストが映し出されるので、パソコンのディスプレイではなく、液タブを見ながら、イラストを制作する事になります。
ところが、液タブはパソコンデスクに寝かせた状態で設置するので、パソコンのディスプレイよりも低い位置になってしまうのです。
そのため、頭を傾かせて液タブを見る事になるので、肩や首に大きな負担をかけてしまいます。
そのため、液タブを操作している時間が長い場合には、肩こりや首こりに悩まされてしまう可能性もあるので、注意して下さい。
夏場には不向き
全ての液タブという訳ではありませんが、一部の液タブは熱を発しやすいので、夏場の季節には利用しづらく感じてしまう事があります。
実際に熱くなってしまっている液タブに専用ペンを接していけば、手も液タブ本体に当たってしまうので、暑苦しく感じてしまうのです。
そのような事になれば、イラスト制作に集中する事が難しくなってしまうので、注意しなければいけません。
そのため、暑がりの方は液タブのほうを購入するべきか、慎重に検討したほうが良いです。
製品情報の詳細
本製品の特徴やメリットなどを理解してもらえたところで、次に本製品の商品情報も紹介するので、この液タブを詳しく知りたい方は参考にしてみて下さい。
付属品の内容
本製品は低価格な液タブになっているので、魅力的なペンタブですが、付属品はあまり充実していません。
実際に本製品の付属品は、ペンタブ本体の他に、コードレス&バッテリーフリーペン(専用ペン)・USBケーブル・HDMIケーブル・ペンボックス・取り外しツール・交換ペン先・インストールCD・ユーザーマニュアルなどです。
このようにケーブルやインストールCDが用意されているので、すぐにイラストを制作できるパッケージ内容になっています。
ただし専用ペンを立てかけられる『ペンホルダー』がないので、少し不便に感じるかもしれないので注意して下さい。
対応可能な環境
ペンタブを利用する際には、対応可能なOSをパソコンにインストールする必要があります。
実際に、本製品に対応可能なOSは、Windowsは7・8・8.1・10で、MacはOS X 10.10以降になっています。
そのため、このようなOSがパソコンにインストールされていない場合には、空き容量を確保した上で、OSをインストールして下さい。
コストパフォーマンス
本製品は高性能になっていますが、ペンホルダーが付いてこないので、購入するべきか悩んでしまったかもしれません。
しかし本製品は、Amazonでは一部の地域では送料別ですが、税込価格39,999円で購入する事ができるのです(2018年2月13日時点)。
実は、液タブの中には200,000円以上にもなる機種は数多くあります。
そのため、ペンホルダーがなくても、本製品はコストパフォーマンスが高い液タブなので、検討してみる価値があります。
まとめ
本製品にはペンホルダーはありませんが、その代用品になるものは100円ショップやホームセンターでも簡単に購入する事ができます。
デザインは少し劣ってしまいますが、そのように対応すれば、高額な液タブを購入する必要がありません。
そのため、低価格な液タブを探している場合には、コストパフォーマンスが高くなっている本製品は、おすすめです。