ペンタブレット『Wacom CTL-672/K0-C』のコスパを紹介
アナログのイラストを製作している方は、着色を失敗したら、塗り直すまでに時間をかけてしまいます。
そのため、ペンタブレットを購入したいと考えても、高額な機種だと思って諦めているでしょう。
ところが、数多くあるペンタブレットの中には『Wacom CTL-672/K0-C』のように、低価格で販売されている機種もあるのです。
ただし本製品は、魅力的なポイントだけではなく、注意すべきポイントもあるので、詳しく紹介しましょう。
Wacom CTL-672/K0-Cの魅力
本製品の魅力的なポイントは3つあって、それが、筆圧感度・負担の軽減・サイズです。
ペンタブレットの中では高性能という訳ではありませんが、低価格な機種の割には利用しやすくなっているので、その魅力に迫ってみましょう。
筆圧感度
アナログのイラストは手間暇をかけてしまうので、デジタルのイラストに挑戦してみたら、逆に作業効率が悪くなってしまうケースがあります。
そのような方は『マウス』を使用したケースが多いです。
実際にマウスでは、アナログのイラストのように、筆にかける力の入れ具合で、線や色の太さを変更する事はできません。
ところが、ペンタブレットの場合では、専用ペンにかける力の入れ具合によって、線や色の太さを変更する事ができるのです。
さらに本製品は『筆圧感度』が2048レベルもあるので、線や色の太さの幅が広くなっています。
そのため、専用ペンの力の入れ具合によって、極細から極太までコントロールしやすくなっているのです。
身体にかかる負担を軽減
ペンタブレットの中には、液晶を採用している『液タブ』と、液晶を採用していない『板タブ』があります。
本製品は板タブになりますが、ペンタブレット本体にイラストが映し出される訳ではないので、アナログの環境とは大きな違いがあります。
それに引き換え液タブは、ペンタブレット本体にイラストが映し出されるので、アナログに近い環境になっているのです。
そのため、本製品は大きなデメリットがあるように見えますが、パソコンのディスプレイにイラストが映し出されるので、肩や首にかかる負担を軽減できます。
なぜならパソコンのディスプレイより、ペンタブレットのほうが低い位置にあるので、そのような位置にある物を見続けていたら首や肩に負担をかけるからです。
コンパクトなサイズ
板タブは、ペンタブレット本体が作業エリアになっているので、大型サイズのほうが利用しやすくなっています。
ところが、本製品はコンパクトなサイズになっていて、幅27.7×高さ0.9cmになっているのです。
そのため、作業しづらく感じてしまうかと思いますが、あまりにも大型サイズのペンタブレットを利用してしまえば、パソコンデスクが狭く感じてしまうので注意しなければいけません。
そのため、あまり広くないパソコンデスクを持っている方には、コンパクトなサイズになっている本製品はおすすめです。
注意すべきポイント
本製品は魅力的なポイントが多くありますが、注意すべきポイントも多くあります。
そこで本製品を購入してから後悔する事がないように、どのような所を注意すれば良いのか紹介するので、見ていきましょう。
線のズレ
本製品は身体にかかる負担を軽減できますが、専用ペンはペンタブレットの表面をすべらせるのに、イラストはパソコンのディスプレイに映し出されます。
そのため線画を製作している時には、線にズレが生じやすいのです。
そのような事になれば、イラストを効率よく製作する事ができないので、注意しなければいけません。
ただし何回も作業していけば、慣れていくので、そのズレを抑える事はできます。
ペンホルダー
上位機種のペンタブレットの中には『ペンホルダー』が付いてくる商品があります。
ところが、本製品は低価格な機種という事もあって、ペンホルダーが付いてきません。
このペンホルダーがあれば、専用ペンを立てる事ができるので、専用ペンを利用しない時でもパソコンデスクから落下していくのを防止する事ができます。
しかし本製品は、ペンホルダーがないので、専用ペンが落下しないように注意して下さい。
作業効率
値段の高いペンタブレットの中には『ショートカット機能』を搭載している機種もあります。
このショートカット機能とは、ペンタブレット本体に搭載しているボタンを押す事によって、作業を切り替えられる機能になります。
実際にデジタルのイラストを製作する際には、違う作業へ切り替えるためには、いくつか手順を踏まなければいけません。
ところが、本製品はショートカット機能が搭載されていない事から、少し作業効率が悪くなっているので、気を付けたほうが良いです。
商品情報の詳細
本製品の魅力や注意点を理解してもらえた所で、次に商品情報も紹介するので、このペンタブレットを詳しく知りたい方は確認してみて下さい。
対応可能なOS
ペンタブレットを利用する際には、パソコンを併用する必要があります。
しかしパソコンを併用するためには、ペンタブレットに対応可能なOSをインストールする必要があるのです。
そして本製品に対応可能なOSは、Windowsは7・8・8.1・10で、MacはOS X 10.10以降になっています。
ただし、OSをインストールする時には、パソコンの空き容量を確保しておかなければ、パソコンがフリーズしやすくなるので注意して下さい。
リーズナブルな価格
本製品はペンタブレットの中では、機能は低くなっていても、リーズナブルな価格で販売されているので、気軽に購入する事ができます。
実際に、Amazonでは送料無料で税込価格8,640円で販売されているのです(2018年2月18日時点)。
ところが、ペンタブレットの中には、200,000円を超えてしまう高額な機種はいくつもあります。
それを考えたら、マウスよりも値段が少ししか高くなっていない本製品は、おすすめです。
利用者たちの口コミ
本製品は魅力的なポイントだけではなく、注意すべきポイントも多かったので、このペンタブレットを購入するべきか悩んでしまったでしょう。
そこで本製品を利用している方たちの口コミを紹介するので、このペンタブレットを購入するべきか、参考にしてみて下さい。
良い口コミ
本製品の他にもペンタブレットを利用した事がある方が、本製品を利用してみたら、専用ペンが軽くなっているように感じるケースがありました。
実際に専用ペンが重くなっていたら、手が疲れてしまうので、長い間に渡ってイラストを製作する事が難しくなってしまいます。
そのため、専用ペンが軽くなっているのは、本製品の大きな魅力です。
さらに操作しやすくなっている上に、値段が安くなっている所を気に入っている方もいたので、コスパが高い機種になっています。
悪い口コミ
ペンタブレットを操作した事がある方たちが、本製品を利用してみたら、ショートカット機能が搭載されていないところが気になってしまう方が多くいました。
そのため、イラストの作業を効率化したい方は、注意したほうが良いです。
そして本製品は筆圧感度が2048レベルもありますが、あまり筆圧を感知できなくて、不満を抱いている方もいました。
ただし、本製品は低価格になっているので、この辺りは仕方のない部分です。
まとめ
本製品は魅力的なポイントが多くありますが、注意すべきポイントも多いペンタブレットなので、他の機種も購入したくなった方は多いかもしれません。
しかし本製品のように低価格なペンタブレットは多くないので、コストパにこだわる方は本製品を購入する価値があります。
実際に本製品の注意すべきポイントは、工夫しだいでカバーする事ができます。
そのため、何回も使っていくうちに、それほど気にならない可能性は高いです。