液タブが熱いときの対処法は? おすすめの4つの対策
液タブは、アナログに近い感覚で絵が描けるため、初心者でも扱いやすい便利な商品ですが、発熱には注意しなければなりません。
使っているうちに、液晶画面が熱くなってくることがあるのです。
そうなれば、快適な作業を妨げてしまう可能性があります。
では、液タブが熱をもってしまうときの4つの対策について、詳しく説明していきましょう。
手袋をつけて描く
液タブの熱さは、初心者の人だと軽視してしまうこともあります。
「熱いといっても我慢はできるだろう」と油断してしまいますが、実際の熱さは、生半可なものではありません。
さすがに火傷するほどではありませんが、あまりに熱いため、大きなストレスになってしまうことも多いのです。
最近の商品なら、いくらか抑えられてはいますが、古いものを使っていたりすると、火傷しそうに感じることもあります。
そのため、対策を考えるときは、手を保護することに注目してください。
素手だとダイレクトに熱さが伝わってきますが、手を保護するものがあれば、それほど熱く感じることはありません。
そこでおすすめなのが、手袋を使うことです。
手袋をしていれば、画面が熱くなっても、気にせず描き進めることができます。
専用の手袋を使おう
手袋をして描くことは、熱さの対策には有効な方法ではありますが、「描きにくくなるのでは?」という不安を感じることもあります。
確かに、適当な軍手などを使ったのでは、熱さを防ぐことはできても、スムーズに作業をすることはできません。
液タブで絵を描くなら、きちんと専用の手袋を使うようにしましょう。
専用の手袋は、小指と薬指以外の指が出る設計になっているので、ペンが持ちにくくなる心配はありません。
また、通気性もよくなっているので、蒸れを軽減することもできます。
汗を防ぐ効果もある
画面が熱いときのデメリットとしては、手汗もあります。
熱さで汗ばんでくると、手が滑ってしまったり、画面を汚したりすることがあり、作業の妨げになってしまうのです。
しかし、手袋をつけて作業していれば、余分な汗を吸い取ってくれるため、素手よりもずっと描きやすくなります。
汗対策のためにも、手袋は積極的に利用していきましょう。
アームカバーをつけて描く
液タブの熱さ対策では、手首から先だけでなく、もっと広い範囲を保護する方法もあります。
これは、夏になると必要になる方法です。
夏の気温と液タブの熱が合わさると、腕全体が汗まみれになってしまうことも多いので、手袋だけでは不十分に感じてしまいます。
長袖を着ていれば、それほど気にすることはありませんが、夏場は半袖になることが多いので、肌の露出には注意しなければなりません。
しかし、対策のためとはいえ、夏に長袖を着込んで作業したのでは、体調を崩してしまう恐れがあります。
そんなときは、アームカバーを活用しましょう。
アームカバーは、主に日焼け対策として重宝されるアイテムですが、液タブの熱を防ぐためにも役立ちます。
また、前腕をしっかり覆うことになるため、腕の汗も吸収され、画面を汚さずに絵を描くことができるのです。
アームカバーなら涼しい
前腕を保護するときは、長袖を着るよりも、アームカバーの方が涼しくなります。
長袖だと、肩から手首までぴっちりと隠れてしまうので、猛暑のときはかなり辛いものです。
しかし、半袖にアームカバーを組み合わせるスタイルなら、二の腕だけは露出するので、涼しさを感じることができます。
二の腕は液タブから遠いので、肌が見えていても、熱さが伝わったり、汗が画面についたりすることもありません。
夏をより快適に過ごすためにも、ぜひ試してみてください。
日当たりのよい場所ではさらに便利
アームカバーをつけて作業をするとき、机が日当たりのよい場所にあれば、熱の対策だけでなく、本来の日焼け防止効果も期待できます。
直射日光が当たる場所だと、室内であっても紫外線の被害がありますが、アームカバーで腕を保護していれば、その心配はありません。
そのため、机が窓際にあるようなときは、アームカバーがおすすめです。
USB扇風機で冷やす
液タブの熱さ対策では、自分の体を守る以外に、液タブを冷やす方法があります。
画面の温度が上昇しても、冷やすことができれば、熱さを強く感じることはありません。
そのためには、できるだけ風を送り込んでみましょう。
液タブに風が当たる環境をつくっておけば、温度の上昇を抑えることができます。
とはいえ、机の上にある液タブに風を当てるとなれば、普通の扇風機では大きすぎます。
机に近づけたくても、設置する場所がなければ、風を当てることはできません。
そんなときは、USB接続ができる小型の扇風機を使いましょう。
サイズの小さいものなら、机の上にも問題なく設置できるので、液タブを冷やすには最適です。
音には注意しよう
USB扇風機を使うときは、「音がうるさいのでは?」という不安があります。
確かに、大きいサイズのUSB扇風機で、モードを強にして動かしたりすると、かなりの騒音になってしまうので、音の大きさには注意が必要です。
すぐ目の前に置いて使うことになるため、あまり音が大きいようだと、集中力に影響する可能性もあります。
そのため、液タブを冷やすために使うなら、なるべく小型で、音が小さいものを選ぶようにしましょう。
近くで回していても、モーターやファンの音が気にならない商品であれば、液タブを冷やしながら、快適に絵を描くことができます。
冷却パットを貼る
扇風機で風を送るといっても、夏場はかなり厳しいものがあります。
蒸し暑いときは、いくら扇風機をつけていても、まったく涼しく感じないことがありますが、そんなときは、風もぬるくなっているものです。
そんな風を送り込んでも、冷却効果はあまり得られません。
熱い時期にも確実な冷却を行うのであれば、扇風機だけでなく、冷却パットを併用するようにしましょう。
ノートパソコンの熱を冷ますための冷却パットは、液タブに貼っても、十分な効果を発揮してくれます。
裏面に貼り付けておくことで、上がりすぎた温度をしっかり下げることができるのです。
複数貼るのがおすすめ
ノートパソコンに貼る冷却パットは、排気口などを塞いでしまわないように、サイズが小さくなっています。
そのため、液タブ以外に、携帯ゲーム機やACアダプタといった小型のアイテムを冷やすことも可能です。
ただし、サイズが小さいために、ひとつのパットがもつ冷却効果は、それほど大きいものではありません。
そのため、液タブの裏にひとつ貼っただけでは、あまり効果がないこともあります。
確実に冷やすためには、できれば3枚くらい貼っておくのがベストです。
3枚分の冷却効果があれば、液タブの熱を下げ、ぬるいくらいの温度にすることができます。
また、サイズが小さいだけでなく、厚みや重さも最小限になっているため、貼り付けたことでデメリットが発生する心配はありません。
3枚貼り付けておいても、作業に影響するようなことはないので、安心して使うことができるのです。
まとめ
液タブが熱くなってくると、手で触るのが辛くなってくることもあるので、絵を描くためには、しっかり対策を行いましょう。
ここで紹介したように、自分の手を保護したり、液タブ本体を冷却したりすることで、発熱によるデメリットは解消することができます。
余計なストレスがあると、液タブの作業が進まなくなることもあるので、常に熱の対策をして、快適に絵を描けるようにしてください。