値上がり益の価値以外は無い⁉主要仮想通貨の利用方法と利用できる場所
様々なニュースや事件があったことで今ではすっかり周知された仮想通貨。
値動きが激しいことで「儲かる」というイメージが定着しつつありますが、仮想通貨本来の役割をご存知でしょうか。
様々な種類の仮想通貨が出回るようになりましたが、それぞれ使い方・利便性が異なり私たちの暮らしにとって大変身近な存在となってきています。
そこで、値上がり・値下がりといった価値以外にどのような利用方法があるのか見てみたいと思います。
目次
主軸となっている仮想通貨ビットコイン・イーサリアム・リップルとその値動き
近年様々な役割をもった仮想通貨がどんどん発行されており、今では何千種類にも及びます。
その将来性を見込んで発行されたばかりの通貨に投資する方も多いのですが、やはり世界的に中心となって取引されている通貨はほぼ決まっています。
そこで時価総額が高い仮想通貨を3つご紹介します。
ビットコイン
時価総額第1位の仮想通貨です。
世界で初めて作られた仮想通貨で、今や市場規模が最大となっている仮想通貨です。
2010年に初めてビットコインが利用されましたが、2013年ころまではほとんど値動きがありませんでした。
徐々に注目が集まり大きく動き出したのは2017年に入ってからです。
8月ごろには30万円~50万円、9月には60万円、11月には150万円付近まで上昇し、年末には200万円にまで到達しています。
その後暴落し、2018年4月には70万円前後で取引されています。
イーサリアム
時価総額第2位の仮想通貨です。
2014年にリリースされ、当初の価格は100円前後。
2016年から徐々に値を上げ6月には1500円前後にまで上昇します。
この時期にハッキングされてしまう事件が起こり一旦価格は下落しますが、2017年6月には40,000円という値段まで上昇しています。
2018年に入ってすぐ160,000万円をつけましたが4月には40,000円前後で取引されています。
リップル
時価総額第3位の仮想通貨です。
リップルは2004年に開発が始まり、2012年に会社が設立されています。
リップルの価格が動き出したのも2017年以降で、20円~30円の間を行ったり来たりしていましたが、12月になると価格が一気に上昇。
2018年をまたいで405円をマークしました。
その後暴落し2月は60円台、2018年4月は50円前後といったところで取引されています。
仮想通貨ビットコイン・イーサリアム・リップルの利用方法
仮想通貨の値動きが激しい分、株式投資の様に値上がりを期待して購入する方も多いと思います。
仮想通貨が値上がりする理由は、もちろん今後仮想通貨が生活に密着して利用されることを期待されているからですが、近年の値動きは投機的な動きもみられます。
値上がり益を狙って購入する以外に、利用する価値の高さはどれほどあるのでしょうか。
その仮想通貨が果たす役割・利用の仕方を見てみたいと思います。
ビットコイン
●買い物に利用
ビットコインは日常的な買い物で代金の支払いとして利用することが出来ます。
2017年7月以降ビットフライヤーは、1会計につき10万円相当のビットコインを上限にビックカメラ全店舗においてビットコイン決済を導入しています。
その他、多くのネット通販で決済にビットコインが利用できます。
現在ではビットコイン専用のATMも置かれているほどです。
●公共料金の支払い
仮想通貨取引所コインチェックではコインチェックでんきというサービスがありますが、ユーザー登録することでビットコインを使って電気代を支払うことが出来ます。
現金で払うよりもビットコインを利用することで割引適用となるため、大変お得な支払い方法となります。
またビットフライヤーでは、ガス料金のビットコイン決済プロジェクトを進めています。
●寄付
ビットコインで寄付を募っているところもあります。
イーサリアム
●支払いに利用可
2017年7月より株式会社リミックスポイントが、子会社の株式会社ビットポイントジャパンでイーサリアムによる決済サービスを始めています。
リップル
●買い物
Coinsenというショップでリップルが利用できます。
●決済
全国に数店舗ほどは会計決済にリップルが使えるようです。
しかしまだまだビットコインのような利便性はありません。
●送金
リップルは、金融機関同士の国際送金の利便性に特化して造られた仮想通貨です。
日本から海外へ送金しようとすると、いくつもの機関を介するため高い手数料と長い処理時間がかかってしまいます。
この問題を解決したのが、リップルという仮想通貨です。
リップルが送金処理に要する時間はわずか4秒ですから送金時の通貨変動もほぼ心配はいりません。
送金時には、まず日本円をリップルに両替しその状態で外国に送金。
送金されたリップルをその国の通貨に換金するという方法をとることで、圧倒的な速さで、低コストに、簡単に送金することが出来るのです。
ちなみにビットコインは送金処理に約10分必要とされています。
現時点で世界の7大銀行を始め、日本の大手金融機関が、国際送金にリップルのネットワークを利用すると表明しているところもあります。
おすすめ仮想通貨はやっぱりビットコイン
値動きが激しい通貨を保有するの勇気と財力が必要ですが、仮想通貨を持つならやっぱりビットコインが一番おすすめです。
既に利用できる箇所が多く、今後も利用できる十店舗は多くなっていくでしょう。
そこで現在利用できる身近な店舗をご紹介したいと思います。
ビットコインが利用できるメジャーな店舗
●通販サイト
DMM.COM、ビットコインモール、ビットフライヤー(内にあるネットショップ)、Touchi mall等。
●店舗販売・サービス
メガネスーパー、ビックカメラ、コジマ、ソフマップ等。
この他にも全国各地のカー用品店や飲食店、ジム、サロン、書籍店など多くの店舗がビットコインを導入しています。
使える場所が意外と多い仮想通貨ネム
時価総額はそれほど大きくないものの、ビットコインやイーサリアムに続いて意外と利用できる場所が多い仮想通貨「ネム」。
その特徴と利用できる店舗をご紹介します。
ネムとは
2015年にリリースされた仮想通貨で、ビットコインの様に採掘に投資できる人に資産が偏るのではなく、より利用する人に富が分配される仕組みを持っています。
国内取引所Zaifの運営会社であるテックビューロ社が、ネムの開発陣チームと提携して技術開発をしており、その成長性や将来性が大変期待されている通貨です。
また、ネムはリップルよりもさらに早い処理速度をもつため、銀行間の送金に利用される期待がもたれています。
ネムは、リリースされてからしばらくはほぼ価値がありませんでしたが、仮想通貨人気で2017年から動き出し、2018年をまたぐ頃には230円前後をマークしています。
現在は暴落し25円前後で取引されています。
利用できる店舗
●nemcoffee
ネムで購入できるコーヒー専門ショッピングサイトです。
●NEM米
ネムでお米や味噌が買えるショッピングサイトがあります。
●Nembar
ネムを中心に仮想通貨が好きな人、投資家、開発者が集まる場です。
●うなぎ料理専門店 川昌
仮想通貨で支払いが出来ます。
●マレーチャンsatu
マレーシア料理店です。
こちらでもネムで決済できます。
●ICH・GO、@makehair+、HAIR SALON DESIRE、ビジュアル
美容室です。
仮想通貨決済を取り入れています。
●印田整体院
整体院でもネム決済が可能です。
この他にも猫カフェやカフェ、ダーツバーなど支払いに利用できる場所は多くなっています。
まとめ
様々な仮想通貨が出回っており、値上がりを期待し長期投資としてて購入している方も多いと思います。
もちろん魅力的な性能をもつ仮想通貨も多く存在しますので、投資するのもいいとは思いますが、実用価値のある通貨を保有するのもいいかと思います。
最近では仮想通貨がより身近なものとなり、様々な店舗・サイトで利用できるようになってきています。
実態を伴わず、値動きの激しい仮想通貨だからこそ、値上がり価値だけでなく利用価値も考慮しながら購入してみてはいかがでしょうか。