液タブをアナログのような描き心地に?ペーパーライクフィルムのすすめ
液タブは、それ単独で使用しているとどうしてもつるつるしてしまいます。
そのつるつる感が描き心地が良いと感じる人もいるかもしれませんが、大体の人の場合、それは描きづらいと感じてしまうものなのです。
だから、液タブを使用する際には、ペーパーライクフィルというものを使用するのがおすすめです。
ここではそれの何が良いのか見ていきます。
滑りが適度に悪くなる
ペーパーライクフィルムの一番の利点は、滑りが適度に悪くなるということです。
滑りが悪くなると、その分だけペンに抵抗がかかる様になります。
それはまさに紙に書いているような適度な抵抗感なんです。
だから、アナログで描くことに慣れている方にとっては、すごく描きやすく感じられていきます。
そして実際、液タブを使用している人の方の多くは、アナログの方が描きなれているのではないでしょうか?
アナログとの差を埋めてくれる
液タブでもペンタブでも、それを使用するのにいちいちパソコンを立ち上げないといけません。
でもそれが面倒だから、日々のイラストはついついアナログで描いてしまうという方が多いです。
そうして普段アナログでイラストを描いていると、やっぱりアナログで描くイラストのほうがうまくなりがちです。
ではどうしてそういう差が出てしまうのか。
それはやっぱり、アナログと液タブでは、描く際の質感が違うからです。
でも、ペーパーライクフィルムを使用して、その質感をある程度寄せていくことができたらどうなるでしょうか?
そうなれば、その分だけ液タブでのイラストもアナログに近いようなレベルで描くことができるようになります。
だから、ペーパーライクフィルムを使用するのはおすすめなのです。
普通の紙や保護フィルムではそうはならない
いっても紙のような質感を求めているのですから、別に液タブの上に紙を置いて書けばいいんじゃないかと思う方もいるでしょう。
でもそれは間違いです。
液タブで使用しているペンは、アナログで描く際に使用しているペンではありません。
それは液タブ用のペンになるんです。
だから、それでいつもの紙の上にイラストを描こうとしても、やっぱり質感は全然違ってくるんです。
でも、ペーパーライクフィルムであれば、そもそも液タブなどのタブレットのペンで何かを描く際に紙のような質感を出そうとしているわけなのですから、ペンタブレットのペンでも問題なくアナログの質感で描くことができるようになります。
それが出来るのは、やっぱりペーパーライクフィルムだけになるんです。
ついでに傷防止にもなる
こうした液タブ用のフィルムというのは、基本的には傷防止の効果があります。
そしてそれは当然、ペーパーライクフィルムにもあるのです。
それを張るだけで一枚膜ができるわけですから、その分だけ傷はつきづらくなるんです。
液タブの場合は、液晶にダイレクトにペンを走らせるわけですから、何も対策をしないと傷ついてしまう可能性はすごく高いです。
傷がついてしまうと、それだけですごく描きづらくなることは間違いありません。
傷がついてしまうとそこでペンが引っかかる様になってしまうんです。
それは、ペーパーライクフィルムのような引っ掛かりではなく、シンプルに傷による引っ掛かりなので、アナログのように描きやすくなるということはないんです。
アナログで例えるならば、紙が折れ曲がっていたり、あるいは紙が折れていたりするというのと同じことです。
それがいかに描きづらいかは、想像に難くないですよね。
だから、傷はつけないに越したことはありません。
傷をつけないようにしつつ、かつ描き心地も改善できるわけなのですから、ペーパーライクフィルムはすごく効果的になります。
弱点はペンの消耗
では、そんなペーパーライクフィルムに弱点はないのでしょうか?
描きこごちを改善しつつ、かつ液タブ自体の保護にもあるわけなのですから、一見するといいことづくめです。
でも、それならではの弱点もあるんです。
たとえば、ペンの消耗度合いがあがること。
ペーパーライクフィルムは、それを張ることによって、ぺンに抵抗を感じさせるようになるものです。
ペンに抵抗を感じるということは、その分だけペンはダメージを受けているということになります。
だからペン先を変えるペースが早くなってしまう可能性は極めて高いです。
別にペン先なんてそもそも消耗品です。
なので、ペン先を変えるのは当たり前の話なのです。
そのペースがちょっとくらい早くなっても、そこまでのダメージではありません。
ただ中には、液タブでイラストの練習がしたいけど、少しでもコストをかけたくないという方もいますよね。
液タブ自体が効果なものですから、それのローンでいっぱいいっぱいという方もいるかもしれません。
その場合、やっぱりペン先代が頻繁にかかるのがしんどくなることもあるものです。
だから、これはデメリットであることは間違いありません。
代用することもできるけど
ペン先は、別にそれの純正品でなくとも代用することはできます。
たとえば、パスタや綿棒などで代用することができるんです。
でも、それもあまりおすすめできることではありません。
やっぱりペン先をそうしたもので代用することは、リスクが大きいんです。
パスタの場合は、ペンの中で折れてしまう可能性が出てきます。
また、綿棒の場合には、フィルムごと画面を傷つけてしまうという可能性もあります。
だから、そうして代用するのはハイリスクなんです。
多少コストがかさんでも、ペン先は純正のものを使うのがおすすめです。
なので、ちょっとコストがかかるようになるのは、なんとかして対応していかないといけません。
ただもしペーパーライクフィルムを使わないでいて、液晶自体に傷をつけてしまっていたら、もっとコストがかかる様になるので、それと比べればだいぶマシでしょう。
多くの人に絶賛されていて実績も十分
ペーパーライクフィルムは、実際に多くの方に愛用されていて、そして多くの方が絶賛しています。
だから、安心して使用していくことができます。
どれだけ良い商品だといわれても、実際にそれを使用している人がいないのであれば、なかなか手が出せないものです。
でも、実際にそれを利用している人がたくさんいるのであれば、手をだしたくもなるものです。
しかもその、ペーパーライクフィルムを絶賛している人たちの中には、プロのマンガ家の方もたくさんいるんです。
なのでより安心して使用していくことができます。
価格自体も高いものではない
しかもペーパーライクフィルムは、そこまで高いものではないんです。
というのも、大体2000円くらいで買うことができるんです。
それくらいであれば、別に出費のうちには入らないですよね。
だから、気楽に活用していくことができます。
「多くの人が使用しているからと言って、自分に合うかどうかはまた別の話だ」と考える方も、中にはいるかもしれません。
そういう人は自分で使ってみないと納得できないものです。
でも、このくらいの値段で、自分で使ってみるのが容易にできるのですから、そういう人でも試してみるのがおすすめです。
まとめ
ペーパーライクフィルムを使用することには、確かにデメリットもあります。
でもそのデメリットは、決して大きなデメリットではないですよね。
だから、それはそこまで気にする必要はありません。
むしろメリットの方が大きいことは間違いないですから。
なので、液タブを使用している方は、ペーパーライクフィルムを使用するのがおすすめです。