革新的な安値の液タブが登場!最早手の届く位置にある中華液タブ
液タブというと超高価なものでおいそれと手が出せるものではないデバイスです。
10万円を超えることはザラですし、中には30万円を超えるものも存在しています。
そのため液タブを手に入れることを諦めるのは当然のことといえるかもしれません。
そんな状況の中に颯爽と現れたのが「中華液タブ」と呼ばれる中国系企業が手がける液タブです。
驚異的な低価格を実現した中華液タブの中でも特に安価なものをみていきましょう。
目次
3万円前後で購入することもできるXP-PENの「Artist 10S V2」
XP-PENという企業が手がける「Artist 10S V2」という製品は僅か3万円、タイミングによっては24,000円程度で購入できてしまいます。
お絵描きデバイス最大手のWacom製の液タブしか知らなかった方にとっては青天の霹靂ともいえるかもしれません。
液タブがたったの3万円というのは途轍もない事態です。
よく高価な製品を挙げてからそれよりも安価なものを挙げてものを買わせるなんて商法がありますが、現在の液タブ界隈では結果的にそうなってしまうような状況が自然と生まれているといえるでしょう。
これまで液タブというとWacom一択でしたし、その価格は高く覚悟が無ければ買えないほどでした。
ですがもう中華液タブが登場したことによりその様相は一変しています。
他の中華液タブにしても既存の液タブよりも価格帯は下ですし、いずれもWacom製品よりも安く購入することができるのです。
XP-PEN以外にも様々な企業が液タブの生産と販売を手がけるようになっています。
この状況を受けてもしかしたらWacom製品も値段を下げるかもしれません。
これまでの半ば一社独占的な状況からすると市場が健全化しているともいえるでしょう。
タイミングによってもっと安く手に入れることも可能
そうした中華液タブの中でも特に極端な価格を提示しているのが「Artist 10S V2」なのです。
3万円前後というと決して気軽に出せる金額ではないかもしれません。
ですが液タブとして考えてみれば十分どころか衝撃的な価格といえるでしょう。
繰り返しになりますがタイミングによっては24,000円ほどで買えるときもあります。
最早ゲーム機やスマートフォンよりも安価といえるでしょう。
少し性能の高いグラフィックボードぐらいの値段となっています。
しかもこの製品、決して安かろう悪かろうといったものではないのです。
既存の製品が高価で高性能であることからどうしても性能について疑問が残るかもしれませんが決してそんなことはありません。
むしろ「値段が安いんだし性能は悪いんだろうな」という先入観こそが一番の敵です。
純粋にこの製品に向き合うことで非常に優れた道具として付き合っていくことができるでしょう。
Wacomの「Cintiq 13HD」との価格差
「Artist 10S V2」と似たサイズのWacom製品「Cintiq 13HD」は比較対象といえるでしょう。
前者は約10インチ、後者は約13インチの製品となっています。
先述したように「Artist 10S V2」は約3万円、ところにより24,000円という価格です。
対して「Cintiq 13HD」の価格は参考価格が88,560円となっています。
また値崩れにより77,000円程度で買える場合もある模様。
その価格差は約3倍。
「Cintiq 13HD」を1つ買うお金で「Artist 10S V2」を3つ買うことができてしまいます。
凄まじい価格の乖離ということができるでしょう。
もちろん「Cintiq 13HD」の方が画面サイズが3インチほど大きいですし、大企業ならではのサポートも期待することができます。
この辺りは考えどころといえるでしょう。
果たして3倍の価格を出してまで受けられる恩恵が「Cintiq 13HD」に備わっているのかを吟味しておきたいところです。
3倍の価格を出すことの意味
もしハードに使い倒したり完全なサポートを求めたいなら「Cintiq 13HD」を手に入れた方が良いかもしれません。
Wacomがバックについているというだけで安心感もありますし、万が一の場合に何とかなりそうな気がしてくるものです。
ですがそれも故障しなければ何の意味もありません。
3倍の価格差に保険のような意味合いをどれだけ求めるか、によって「Cintiq 13HD」の存在感が増してきます。
といっても故障すれば本体を送付して修理するまで作業をすることはできなかったりするので注意が必要です。
高価なデバイスなので悩みの種となるかもしれません。
仮に「Artist 10S V2」を手に入れて初期不良も無く故障が起きることもなく順調に使い続けることができたとしたら、それは最も理想的な状況といえます。
「Cintiq 13HD」の1/3の価格で同じようなお絵描き環境を手に入れられるわけですから単純に経済的にお得です。
特にお金に余裕が無い方にとって「Artist 10S V2」は有力な候補になっても何もおかしくはありません。
サポート体制は整っている
中華系の企業だからといってサポート面に不安があるかもしれませんがそれは杞憂です。
XP-PENのサポート体制は整っており、公式サイトにはきちんとサポート用のページも用意されています。
サポートページには以下のような項目が確認できる形です。
- 製品検証:製品のシリアル番号を検証して本物のXP-PENの製品かどうかをチェックできます。
- ダウンロード:各種製品の最新のドライバーをダウンロードしたり製品の説明書をダウンロード可能です。
- 問い合わせ:様々なQ&Aを参照することができます。
- 部品修理のメッセージ:故障時の修理対応について詳細に書かれています。
- ご注文の問い合わせ:Amazonへのリンクや日本法人の連絡先が記述されてい
ます。
連絡方法には電話番号のほか、メールやスカイプなど多彩です。
何か起きた場合は速やかに連絡することができるためサポート体制はむしろ充実しているといえるかもしれません。
ドライバは最新のものにしよう
サポートの中でも重要な項目がドライバのダウンロードです。
XP-PENの製品に付属しているCDに収録されているドライバは古いバージョンのものである可能性が高いため、製品が届いたら最新のドライバをサポートページからダウンロードしておきましょう。
ドライバが古いと何かしら不具合が出るかもしれないのでこれは大事なポイントです。
こうした取り組みはなにもXP-PENに限ったものではなく、PCパーツ界隈では普通のことだったりします。
グラフィックボードを購入した後で直ぐにドライバを最新版にアップデートするということは普通に行われているものです。
ともかくドライバを最新にすればより製品を良い状態で使う事ができるでしょう。
「Artist 13.3 V2」を始めとしたXP-PENのラインナップ
「Artist 10S V2」が小さいと感じたらより大きな画面サイズのものも検討してみると良いかもしれません。
「Artist 13.3 V2」は「Cintiq 13HD」と同じ13インチで価格は46,000円程度。
3インチの差に支払う価値があると考えたらこちらを購入しても良いかもしれません。
また、より大きな画面のものが欲しいなら「Artist 15.6」がおすすめです。
こちらは38,000円程度で販売されているため実は「Artist 13.3 V2」よりも安価だったりします。
いずれの製品も安く手の届く範囲の価格設定といえるでしょう。
上手く使えばコストパフォーマンスはとても高い
液タブを運用する上で最大のネックとなるのが価格ですが、XP-PENの製品はそれを軽々と乗り越えています。
トラブルが無い限り満足したお絵描き環境を手に入れることができるでしょう。
もし何か不良が見つかってもすぐさまサポートに連絡を入れれば解決できるかもしれません。
上手に付き合えば経済的に液タブを使っていくことができるはずです。
まとめ
中華液タブの中でも特にXP-PENの「Artist 10S V2」についてみてきました。
画面サイズは10インチとやや小さめですが場合によっては24,000円程度で手に入れることができるという破格の液タブです。
これまで液タブは高いからといって諦めていた方におすすめの製品となっています。
また他にもXP-PENの製品は安価なものがそろっているためチェックしておいて損はありません。
憧れの液タブはもう既に手の届く範囲にあるのです。