ペンタブレットとパソコンとの相性は抜群！他のデバイスでは実現できない快適さに迫る！
絵を描く環境には様々なものがあります。
以前はパソコンで絵を描くとなったらペンタブレット1択といった時代もありましたが近年では状況も変わりました。
スマートフォンで指を使って描くこともできればタブレット端末でお絵描きを楽しんでいる方もいるものです。
ですがペンタブレットとパソコンのタッグは相性が良く、本腰を入れてお絵描きをしたい方にとって魅力的な環境といえるでしょう。
今回はそんなペンタブレットとパソコンの組み合わせの便利さについてみていきます。
スマートフォンよりも快適に描ける
スマートフォンが浸透する中で様々なお絵描きアプリが誕生するようになりました。
そして中には本格的なものもあり、スマートフォンで絵を描くことは珍しいことではなくなっています。
ですがスマートフォンを使って絵を描くことは何かと不便な面もあるのです。
まず画面サイズが小さいという点は見逃せません。
スマートフォンはデジタルデバイスの中でも携帯性に優れており据え置きで使うようには作られていないため、どうしても画面サイズは小さくなります。
そのため満足して絵を描ける環境とは言い難いでしょう。
入力デバイスとしては指やスタイラスペンを使うことができる点は非常に画期的です。
自分の指で絵を描けるわけですから道具を一切必要としないため、特にお金をかけたくない方にとっては大きな利点といえるでしょう。
ただこの点も「画面に入力デバイスがかぶってしまう」という問題を含んでいます。
スマートフォンでお絵描きをする場合、指やスタイラスペンを直接画面に接触させて絵を描いていきます。
なので描く部分には常に指やスタイラスペンがかぶってしまい、自分の描いている線を確認しながら描けないのです。
これは液晶タブレットにも存在する問題なのでスマートフォンだけの問題でもありません。
それからスマートフォンはファイル管理が面倒と言う点もあります。
お絵描きした絵を連携アプリでアップデートすることができ、その用途でしか使わないのであればそれで良いのですが、もっと活用したい場合はファイルマネージャーを別途手に入れる必要があるのです。
また、ファイルマネージャーを使う際にはいちいち起動せねばならず、その操作方法もアプリによって異なるという点も煩わしいといえるでしょう。
スマートフォンは身近で画期的なデバイスではあるのですが、細かい点で使い辛い特徴を備えています。
またこれはiPadなどのタブレット端末にもいえることです。
基本的には便利なタブレット端末
パソコン用の液晶タブレットやペンタブレットに取って代わり、iPadなどのタブレット端末をお絵描きに活用するという方もたくさんいます。
こうした液晶タブレットはお絵描き専用のデバイスではないものの十分すぎるほど快適なお絵描き環境を提供してくれるでしょう。
画面サイズも大きく動作も快適なはずです。
ただ液晶タブレットにも先述したようなファイル管理の面倒さがつきまといます。
ファイルマネージャーは使いやすいのですが、やはり起動する必要があり一時的に画面が占有されてしまうのです。
またアプリ化していないソフトもたくさん存在するので、本格的にお絵描きをしようとすると結局はパソコンへファイルをアップロードして作業の続きを行うということにもなるでしょう。
もちろんタブレット端末はお絵描き以外の用途にも使えますし、液晶タブレットよりも安価に手に入れることができます。
さらに動作は快適でペンの認識も問題ないはずです。
使いようによっては非常に便利なお絵描きツールとなるでしょう。
ソフトの量が豊富なパソコン
目覚しい発展を遂げるようになったスマートフォンやタブレット端末と異なり、パソコンはこれまで多くの方に使われてきた基本的なデバイスです。
お絵描き用ツールの歴史も古く、多種多様なドローソフトやペイントソフトが存在しています。
AndroidやiOSのアプリよりも長い歴史と多様性のある世界といえるでしょう。
そのためお気に入りのお絵描きソフトを色々と探すことができます。
伝統的なものから革新的なもの、1つの機能に特化したものから全体的にクオリティの高いものまで色々なソフトが存在している形です。
また有料のものも当然ありますが、特に無料のソフトが充実している点も見過ごせません。
優れた無料のソフトはそれだけでも綺麗な絵を描けるほど機能が豊富だったりします。
画面サイズが大きくて描きやすい
シンプルな理由なだけに影響が大きいのがパソコンモニターの大きさです。
基本的にパソコンモニターはスマートフォンやタブレット端末よりも大きく、余裕をもってお絵描きを楽しむことができます。
また面積が広いため、モニターの大きさによっては他のソフトを起動しながらお絵描きをすることも可能でしょう。
2台以上のモニターを用意すればマルチモニター環境を作ることができます。
マルチモニターにすればお絵描きしながら誰かの配信を楽しみ、かつ調べものをすることだってできるようになるのです。
作業をする上でこれほど適した環境もありません。
このように、パソコンとペンタブレットがあれば腰を据えた快適な環境でお絵描きをすることができます。
パソコンはそもそも携帯するために作られていないので、据え置きデバイスならではの大画面を実現できるのです。
次にペンタブレットのメリットについてもみていきましょう。
手元が隠れないペンタブレット
ペンタブレットの利点は何といっても手元が隠れないことです。
スマートフォンやタブレット端末、液晶タブレットはいずれも画面に直接描き込むため手元が隠れてしまうという問題を含んでいるのですが、ペンタブレットではそんな心配は要りません。
表示画面であるモニターと入力画面であるペンタブレットが分離しているので、描いている線を確認しながらお絵描きしていけます。
また液晶タブレットの場合、手が暖かい液晶に触れることで低温火傷のリスクを抱えることになりますが、ペンタブレットはほとんど発熱しません。
そのため長時間作業しても何ら支障はないでしょう。
やはり本腰を入れてお絵描きをするならペンタブレットは適したデバイスということができます。
価格が安価で手に入れやすい
ペンタブレットはお絵描きデバイスの中でも特に価格が安いものです。
デジタル環境でのお絵描きをする上でデバイスの価格は一番のネックとなるものですが、ペンタブレットなら試すような感覚で手に入れることができるでしょう。
ペンタブレットを手がける大企業Wacomの一番小さいもので8000円程度、中華系企業のものなら4000円を割ることもあります。
ただパソコン本体を所有していないばあい、パソコンも購入しなければなりません。
そうなると総額としては高くなると思われますが、廉価なモデルであれば数万円で済みます。
他の作業にも使うことを考えれば1台はパソコンを手にしておくと良いでしょう。
パソコンの扱いに慣れると非常に便利
デジタル環境のお絵描きにはデジタル環境特有の知識があると便利です。
解像度や各種ファイルの種類と特徴、各種ソフトの使い方などについて知れば知るほどお絵描きに生かすことができるでしょう。
スマートフォンやタブレット端末では使いやすさに念頭が置かれることが多々あるため隠されている要素が色々とあります。
パソコンではそういった面倒だけど有用な要素について深く知ることができるはずです。
またファイル操作も非常に楽に行うことができます。
ファイルマネージャーは画面を占有することはありませんし、操作も直感的で直ぐに思い通りの場所にファイルを移動させることができるでしょう。
パソコンは知れば知るほど、使いこなせば使いこなすほど便利なツールなのです。
仕事ではパソコンがベース
趣味の世界ではどのようなデバイスでも絵を描く事ができますが、仕事の世界となるとパソコンがベースになります。
当然パソコンの扱いができなければ作業に支障をきたすことになるため、将来的に絵を描く仕事を考えているなら今からでも環境になれておくことをおすすめします。
なお仕事ではペンタブレットだけでなく液晶タブレットを導入しているところもある形です。
まとめ
ペンタブレットとパソコンの組み合わせがいかに便利かということについてみてきました。
他のデバイスとは異なり、パソコンでは広い表示領域で様々なソフトを使いお絵描きを楽しむことができます。
またペンタブレットを使えば手元が隠れることも無いため快適に線を描くことができるでしょう。
パソコンの機能自体も使いこなせば便利なものが多く、より美しいイラストを描くために役立ちます。
ペンタブレットとパソコンという組み合わせは1つの理想的なお絵描き環境といえるので試してみてください。