体重計を置く場所や量るタイミングは重要!体重の正しい量り方とは?
体重計は多くの家にあり、毎日の健康管理やダイエットなどに役立つものです。
しかし、正しい量り方をしないと、正しい数値を出すことはできなく、健康管理やダイエットなどに役立てることはできなくなります。
ここでは、体重の正しい量り方を説明していくので、「体重の正しい量り方は知らない」という方はもちろん、「体重の正しい量り方なんて知ってるよ」という方もチェックしましょう。
目次
裸で量るのが基本
体重は裸で量るのが基本です。
衣服を着て量ると、「自分の本当の体重+衣服の体重」になってしまい、正しい数値を出すことはできなくなります。
正しい数値が出ないと、体重を量っても意味がないので、体重を量る時は裸で量るようにしましょう。
しかし、ケースによっては裸で量ることが難しい場合もあります。
そのケースとは、健康診断などで周りに人がいるケースですが、そのようなケースの時は、なるべく軽い格好で量ることが大切です。
なるべく軽い格好というのは、下着だけつけている状態です。
下着だけなら大きな誤差はでないので、裸で体重を量るのが困難な場合は、下着だけつけて量るようにしましょう。
できるだけ毎日同じタイミングで量る
体重は、1日にうちで1、2kgは簡単に増えたり減ったりします。
スポーツや入浴などで汗をたくさん流せば、水分を失うことで簡単に体重は減り、食事をすれば簡単に体重は増えます。
そのため、量るタイミングによっては体重がいつもりも多かったり少なかったりしやすく、正確に量ることは困難になります。
特にダイエットをしている方は、毎日の正しい体重の変化が分からないと、ダイエットをするモチベーションが低下してしまうこともあります。
毎日の正しい体重の変化を知るためには、できるだけ同じ状態、同じ時間に量ることが大切です。
入浴後に量らないこと
体重は入浴後に量るという方もいることでしょう。
しかし、入浴後の体重計測はおすすめできません。
湯船に浸かっていると身体は温まり、汗をかきます。
汗をたくさんかくことで体内の水分を多く失い、体重は減ります。
そのため、入浴後に体重計に乗ると、体重はいつもよりも少ない状態になりやすく、汗のかき方によっては体重が大きく減ることもあります。
入浴後に体重を量り「体重がたくさん減った」などと喜んでていても、水分を補給すればすぐに元の体重に戻ってしまいます。
汗をかくことによって体重は減り、汗が出る量によって体重の減り方は変わるため、入浴後に体重を量ると、正確な数値を出すことはできなくなります。
正確な数値がでなければ、体重を量っても意味がないので、入浴後は体重を量らないようにしましょう。
食事をした後に量るのも避けよう
入浴後だけでなく、食後も体重を量るのは避けた方が良いです。
食事をすれば当然体重は増え、食事量の違いによって体重の増え方は変わってきます。
基本、食べれば食べるほど体重は増えてしまいます。
そのため、食事をした後に体重を量ると、正確な体重を量ることは困難になります。
自分の正確な体重を知るために体重計に乗っても、正確な体重が量れないと、健康管理やダイエットなどに役立てることはできなくなるので、食事後の体重計測も避けるようにしましょう。
朝起きてトイレに行ってから量るのがおすすめ
生活習慣も関係しますが、体重は1日のうちで数kgは簡単に変動します。
そのため、体重の正しい数値を出すには、量るタイミングが大切です。
では、どのようなタイミングで量ると良いのかというと、朝起きてから食事をするまでのトイレをすませた後に量るのがおすすめです。
朝起きた時はエネルギーや水分が不足してる状態になります。
そして、トイレに行って便を出すことにより、食べたものが体内に残っていないような状態になります。
つまり、朝起きてトイレに行った後に量ることによって、体重が一定になりやすくなります。
朝食を食べてから体重を量ると、食べた分体重が増えてしまうので、朝食を食べるまえに量るようにしましょう。
朝起きてトイレをすませたタイミングで毎日体重を量れば、正確なデータをとり続けることができ、ダイエットや健康管理に役立てることが可能になります。
体重を量る場所も大切
体重を量る場所によっては、正しく量れないことがあります。
多くの体重計は、体重計の中にあるスプリングの縮みによって体重を量っています。
ふかふかしているようなところに体重計を置いて量ると、本人の体重がふかふかしている場所にいくらか吸収されてしまい、スプリングの縮みが減少してしまいます。
そのようになると、体重を正確に量ることはできなくなります。
また、デコボコしているような場所でも、自分の体重が体重計に上手く伝わらなくなるため、正確な体重を量ることはできなくなります。
正確な体重を量るには、フローリングなどのように硬めで水平になっている場所に置いて量ることが大切です。
ふかふかした絨毯の上など、とても柔らかい場所に置くと、体重計が沈み込むような感じになって、正確な体重を量ることは困難になるため注意しましょう。
もちろん、座布団やクッション、布団の上などで量るのは問題外です。
一時的な体重の変動に過剰に反応しないこと
毎日同じタイミング、同じ格好で体重を量っていても、体調によって体重が変わることがあります。
そして、カロリーの摂取量に注意して運動をしていても、毎日順調に体重が減るわけではありません。
体重が減らない時や、逆に体重が増えてしまうこともあるでしょう。
体脂肪が減っても、筋肉が増えることで体重が増えてしまうことがあるので、ダイエットをしていて体重が増えてしまう日があるのは仕方のないことです。
そのため、体重に注目するだけでなく、体脂肪率もしっかりチェックすることが大切です。
体重が変わらなかったり増えたりしても、体脂肪率が減っていればダイエットの効果が出ていることになるので、体重だけでなく体脂肪率にも目を向けましょう。
そして、体重の増減には一喜一憂しないようにすることが大切です。
体重が減ることはダイエットをしている方には嬉しいことで、体重が減ることによってモチベーションはアップすることでしょう。
逆に体重が増えてしまうと、気持ちが落ち込みやすくなりますが、落ち込む必要はなく、体重の増減は2、3日の範囲で考えるのではなく、一ヶ月や二ヶ月など広い範囲で考えることが大切です。
一ヶ月後や二ヶ月後、もしくは半年後に痩せることができていれば、1日の体重や2、3日の体重が増えていることを気にすることは、とてもつまらないことです。
重要なのは、「ダイエットを頑張っているのに体重が増えた」などといって諦めるのではなく、痩せるのを諦めずに続けることです。
つまり、数日や一週間など短いスパンでの体重の増減を気にするのではなく、数ヶ月の長いスパンでの体重の増減を気にする方が大切なのです。
体組成計がおすすめ
ダイエットやスポーツ、健康管理などで体重計を使用するなら、体重だけが量れるシンプルな体重計ではなく、体組成計がおすすめです。
体組成計は様々な数値を測ることができるもので、体脂肪率や筋肉量などが測れることにより、自分の状態を把握しやすくなります。
筋肉量が増えることが体重増加の原因になることもあるため、体重だけでなく体脂肪率や筋肉量など様々な数値が測れるものを使用した方が良いでしょう。
まとめ
体重をできるだけ正確に量るには、量るタイミングや体重計を置く場所が重要になります。
量るタイミングが毎日違ったり、量る場所が不安定な場所だったりすると、体重の増減が参考にならなかったり、正確に量ることが困難になるため注意しましょう。
「体重は1日に何回量れば良いの?」と思う方もいるかと思いますが、体重は1日1回適したタイミングで量れば十分です。