電子レンジを使って美味しい蒸しパンを作る方法について
蒸しパンは軽食や間食、こどものオヤツ、離乳食などにとても便利な食べ物です。
蒸し器が無ければ作れないと思われがちですが、電子レンジでもとても簡単に作ることが出来ます。
シンプルなものもいいですし、ドライフルーツやチョコレートチップなど何かのフレーバーを加えても美味しいです。
また、粉も薄力粉だけでなく、米粉やおからもおすすめです。
蒸しパンは手軽な食べ物
蒸しパンはいろんな場面でとても手軽に食べられる食べ物です。
朝ごはんにしたり、間食にしたり、オヤツにしたり、赤ちゃんの離乳食にも向いています。
フワフワした食感は多くの人に好まれやすいです。
電子レンジがあれば自宅で制作可能
蒸しパンは名前の通り、蒸して作ります。
蒸し器で作るのが本来の作り方ですが、電子レンジでも作ることが可能です。
たくさん作りたい時にも、少しだけ作りたいときにもとても便利です。
粉、フレーバーなどアレンジも自在です。
ただし、ややふんわり感は失われやすい
電子レンジで蒸しパンを作った場合、蒸し器で作るものよりも若干ふんわり感が少なくなってしまいがちです。
ふんわり感を求めるのならば蒸し器で作るか、蒸しパン専用のレシピやキットを利用するのがおすすめです。
砂糖を分量通りに入れる、加熱をし過ぎないのがふんわり感を失わないコツです。
基本の蒸しパンレシピ
蒸しパンはとてもアレンジを多彩にできる食べ物ですが、まずは基本の作り方を知っておきましょう。
材料
底5センチメートル、上8センチメートルの茶碗蒸し容器に5個分の材料です。
薄力粉を100グラム、砂糖を50グラム、ベーキングパウダーを3グラム、牛乳と卵を合わせたものを120グラム、サラダ油を15グラムです。
作り方
薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかけます。
ボールに卵と牛乳と砂糖とサラダ油を加え、泡だて器でよく混ぜます。
ふるいにかけた粉類を加え、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜます。
出来上がった生地を容器の半分くらいまで入れます。
生地は電子レンジで加熱をすると膨らむので、入れすぎないようにしましょう。
ラップやフタなどをせずに電子レンジに入れて600ワットで3分30秒から4分くらい加熱をします。
2倍くらいまで膨らむのが目安です。
表面が少し水っぽかったとしても冷ましているときに乾燥するので問題ありません。
まだ生だと思って加熱を繰り返してしまうと乾燥して固い蒸しパンになってしまうので注意が必要です。
フレーバーはアレンジ自在
蒸しパンのフレーバーはアレンジ次第で無限です。
ともすると単調になりがちな蒸しパンに面白さを与えてくれます。
フルーツ
水気の多いフルーツは蒸しパンの水分調整が難しく、失敗してしまうとベチョベチョになってしまうこともあります。
ドライフルーツが扱いやすいです。
蒸しパンがより甘くなりますし、見た目も綺麗です。
レーズンが一番手軽ですが、ラムレーズンだと香りが良く、大人の味わいになります。
アンズやパイナップル、リンゴ、などを細かく刻んでミックスさせたものはいろんな味や食感を楽しむことが出来ます。
バナナは水分量が少ないのでそのまま生地に入れることが出来ます。
小さく刻んでもいいですし、潰して生地に練り込んでしまうのもおすすめです。
また、ジャムなどは砂糖の代わりに生地に練り込んでも綺麗な見た目に仕上がります。
チョコレート
チョコレートを入れた蒸しパンは蒸している時にとてもチョコレートの良い香りがします。
細かく砕いたチョコレートを生地に練り込んだり、上にトッピングしたりするもいいですし、完全に溶かしたチョコレートを生地に混ぜ込んでしまうのでも構いません。
軽く混ぜるだけならばマーブル模様の蒸しパンになりますし、完全に均一に混ぜたのならば全体的にチョコレート色の蒸しパンになります。
紅茶
紅茶の茶葉を生地に入れるととても香りが豊かな蒸しパンになります。
紅茶のお供にも最適です。
紅茶はかんきつ類とも相性が良いので、紅茶の茶葉とマーマーレードの蒸しパンもおすすめです。
野菜
野菜を入れることでヘルシーになり、主食にも向いている蒸しパンを作ることが出来ます。
野菜嫌いの子供でも、蒸しパンならば喜んで食べてくれることも多いです。
離乳食にもおすすめです。
野菜を切り刻んだり、すり下ろしたりして直接入れると栄養価の高い蒸しパンを作ることが出来ますが、水分量には注意が必要です。
牛乳の量を調整しましょう。
手軽なのは牛乳の代わりに野菜ジュースを入れることです。
そのほか、野菜をパウダー状にしたものを生地に混ぜ込むのもおすすめです。
離乳食の中にはフリーズドライをした野菜が多くあるので利用してみましょう。
食べ応えを出したり、食感に変化をつけたりのならば温野菜を刻んで入れるのもおすすめです。
ジャガイモやサツマイモ、ニンジン、ブロッコリー、カボチャなどを柔らかくなるまで加熱し、角切りにして混ぜ込んだりトッピングしたりします。
包丁を使いたくないのならばコーンや枝豆なども手軽でおすすめです。
チーズや肉類
チーズやウインナー、魚肉ソーセージ、ハム、ベーコンなどを使うのも食事用の蒸しパンを作りたい時におすすめです。
蒸しパンの甘さとチーズや肉類の塩気がとてもマッチします。
野菜と組み褪せても美味しいです。
生地もアレンジ自在
蒸しパンはフレーバーだけでなく、生地もとてもアレンジが多彩です。
ホットケーキミックスを使う
ホットケーキミックスは振るう必要がなく、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖が丁度良い量で配合されています。
小分けしてあるホットケーキミックスならば計量の必要もありません。
手間と洗い物を大幅に削減することが出来ます。
ただし、良くも悪くもホットケーキの香りのある蒸しパンになります。
甘いフレーバーでない蒸しパンには向いていないこともあります。
米粉を使う
米粉を使うとモチモチとした食感になります。
薄力粉と米粉を混ぜて使うのもおすすめです。
全て米粉で蒸しパンを作れば小麦粉アレルギーの人でも食べることが出来ます。
絹ごし豆腐を混ぜ込む
牛乳の代わりに絹ごし豆腐を使うともっちりとした食感になります。
出来上がってから時間が経ってもパサパサしたり固くなったりしにくいです。
豆腐の味はほとんど残りません。
おからを使う
おからで生地を作ると糖質をカットすることが出来ます。
食物繊維も豊富なのでダイエット中のオヤツとしておすすめです。
ただし、完全におからだけで作るともそもそした食感になってしまうので、最初は薄力粉の半分か3割位をおからに置き換えて作ってみましょう。
おからに水分がある場合は牛乳の量で調整をしましょう。
水分調整が難しい場合はおからパウダーを使うのがおすすめです。
容器を工夫する
蒸しパン用のカップはありますが、必ずしも使う必要はありません。
紙コップ
使い捨てができるので持ち運びやプレゼント用に便利です。
タッパー
タッパーならば繰り返し使うことが出来ます。
大きなタッパーでまとめて作り、切り分けるのもおすすめです。
まとめ
蒸しパンは大人から子供まで、軽食から離乳食まえ幅広く楽しめる食べ物です。
正式な作り方は蒸し器を使ったものですが、電子レンジでも手軽に作ることが出来ます。
蒸しパンはフレーバーや生地などを多彩にアレンジすることが出来ます。
容器も工夫次第で洗い物が楽になったり、見た目が可愛くなったり、便利になったりします。