有料じゃなくても綺麗に描けるペンタブレット対応無料ペイントソフト
ペンタブレットでイラストを描くのに相応しいのはやはりPhotoshopやSAIなどの有料で高機能なペイントソフトや画像編集ソフトです。
漫画も最近は有料でとても高機能な物が登場しており、憧れを抱く初心者も多いでしょう。
しかし、有料じゃなくても無料で綺麗なイラストを描けるソフトが実は沢山あるのです。
今回はそんな無料で使える高機能なペイントソフトを4つ紹介したいと思います。
GIMP
無料のペイントソフトの中では1番高機能と言われているペイントソフトです。
Photoshopと同等レベルの機能性を持っており、イラスト作成だけでなく画像編集も可能。
ペンタブレットにももちろん対応しており、筆圧感知も設定しておけば使えるようになります。
無料のペイントソフト自体は基本的に初心者向けではありますが、GIMPは初心者だけでなく中級者以上の人でも機能性の充実度からして使えますし、有料のペイントソフトと同じようなイラストを描く事も出来るのでおすすめです。
ソフトの主な機能や対応OS
エアブラシやクローンブラシと言った特殊ブラシが豊富に揃えられています。
無料ソフトの中にはブラシツールがかなり少ないという事や、自分でカスタムするパターンがありますがGIMPの場合は最初から多くの種類が使えます。
レイヤー機能ももちろんあります。
イラストを作成する、画像を編集するという際に必要になるのがレイヤー機能ですが、GIMPでは無料でしっかり使えます。
パターンやグラデーションなども作成可能です。
画像を回転したり反転やトリミングといった処理も出来ます。
イラスト用のソフトと言うよりはやはり画像編集ソフトに近いです。
領域選択機能もあります。
なのでマスクレイヤー作りや、領域内に色を塗るという事なども可能。
明るさなどを調整出来る色の補正機能もあり、印刷時に大事な色操作も出来ます。
他にもエフェクト効果が沢山ありますし、テキスト合成機能もあるのでテキスト文を貼り付けたり漫画のようなイラストを作成したりも出来ます。
対応OSはWindows7、8、10。
MediBangPaintPro
イラストを作成するだけでなく、漫画も描きたいという人にもおすすめなのがMediBangPaintProというソフトです。
このソフトではイラストはもちろん、漫画を描く時にも嬉しい機能が豊富に揃えられており、更に無料ユーザー登録をするだけで豊富な素材やテクスチャを使いたいだけ使えるのです。
機能性も高く、イラストも漫画も有料のペイントソフトや漫画ソフト並みの使い方も可能。
ペンタブレットの筆圧感知もしっかり対応してくれます。
そしてこのソフトで漫画を印刷する事も出来ます。
同人誌はもちろん出版社に持って行く原稿も作れてしまえます。
ソフトの主な機能や対応OS
漫画ソフトとしての機能ではコマ割りを簡単に作れるコマ割りツール、パースガイドがあります。
漫画作り初心者でも安心して作成出来る手軽さと機能性となっています。
他にも複数ページを管理出来る機能や、チーム制作機能もあります。
イラストソフト、ペイントソフトとしての機能ではレイヤーを複数作れるレイヤーツール、簡単に円や四角が描ける図形描写ツール、領域選択の機能があります。
画像編集時に役立つ回転反転も可能。
色についてはグラデーション機能や色相、彩度などの調整が出来ます。
他にもブラシツールも豊富に揃えられており、アナログで漫画を描く時に使うGペンやその他いろんなペンに近いブラシツールもあります。
対応OSはWindows7、8、8.1、10です。
ファイアアルパカ
世界各国対応の100万ダウンロードされたという人気のある無料ペイントソフトです。
主には初心者向けのペイントソフトでもあり、がっつりとイラストを描く中級者や上級者の人にはやや使いにくいかもしれません。
ですが初心者には直接的な操作性やソフト自体の軽さ、高機能なペンタブレットじゃなくてもイラストを自分の感覚で描ける所などがおすすめなソフトです。
更にファイアアルパカを使用した講座サイトやイラスト講座集などが沢山あるという点も初心者には嬉しい要素と言えます。
ソフトの主な機能や対応OS
ファイアアルパカの主な機能はそこまで高機能ではありませんが、必要最低限の機能性はしっかりあります。
複数のレイヤーが使えるようになっており、このソフトがただの簡単なお絵かきソフトではないのが分かります。
そしてクリッピングの機能もあり、イラスト制作をより手軽に、よりやりやすくしています。
クリッピング機能は無料のソフトでは無いソフトが結構多いので、この機能だけでファイアアルパカを選んでも良いかもしれません。
レタッチ機能、フィルタの機能もあり、特にフィルタ機能は豊富で初心者が喜びそうなフィルタは大体揃えられています。
スナップ機能も搭載されており、ファイアアルパカの機能だけでイラストを綺麗に描く事は可能です。
ブラシツールに関しても、鉛筆、水彩、エアブラシ、ぼかしと必要になりそうなブラシツールは揃えられています。
サイズも透過度も細かく調整出来るので水彩画なども描けます。
対応OSはWindowsVista以降になら対応しています。
pixia
無料ペイントソフトとしては昔から使用されているペイントソフトです。
独自性が高く、他のペイントソフトはいかにもデジタル的な絵をデジタルな手法で描くタイプなのに対し、pixiaはアナログ感のある描き方で描くタイプのペイントソフトという感じです。
ペンタブレットの筆圧感知をかなり感度高く反映してくれるようになっており、厚塗りや水彩、筆の感覚を出したイラストを作成したいという人におすすめなソフトです。
なので初心者だけでなく筆の良さを引き出すペイントソフトを使いたい中級者や上級者の方にも良いソフトです。
pixiaは昔からある無料ペイントソフトなので、講座サイトや有志の作ったテクスチャなどが結構多いのも大きな特徴でもあります。
自分でテクスチャ、フィルタ、ブラシをカスタム可能ですし、最新のソフトに負けない機能性はしっかりと持っています。
ソフトの主な機能や対応OS
ペイントソフトに大事なレイヤー機能はこちらもしっかりとあります。
更にマスクレイヤー機能があり、選択した範囲以外の色塗りを禁止にするという事が可能です。
領域選択もかなり細かく可能であり、フィルタを使ってぼかしたりも出来ます。
ブラシツールも豊富で色の濃淡、密度が調整可能。
密度を低めにすると紙吹雪のようなブラシを作る事も出来ます。
クローン、フィルタ、補完ブラシなどなどがある他、自分でブラシを作る事も出来ます。
曲線など線に関する機能もあり、こちらもまたフィルタで多彩な変化をつけられます。
色に関しては色相、明度、彩度が変更可能。
印刷時のカラーも調整出来ます。
画像の回転と反転も出来ますし、画像編集ソフトとしてもフィルタをダウンロード追加したりする事で他のソフトでは出来ないような編集が可能になります。
ネガ反転からレリーフのような処理、ピントズレ処理、流行りのデジタル風な色ズレも可能です。
対応OSはWindowsVista以降になら対応しています。
まとめ
ペンタブレットを持った時にすぐに使える無料の高機能ペイントソフトを4つ紹介しましたが、昔からあるソフトはもちろん、最新のソフトまで全てが本当に機能性高いです。
有料のペイントソフトも良いですが、1度無料のペイントソフトを使って見て、お金をかけずに楽に、そしてより面白くイラストや漫画を描いたり画像編集をしてみてほしいです。