オーブンレンジは過熱水蒸気式を選ぶ!おすすめはどれ?
毎日の暮らしを便利にしてくれるアイテムはいろいろありますが、オーブンレンジもその一つです。
食材を温めたり、解凍するだけではなく、調理機能までついているものもあり、具材を切ってオーブンレンジに入れるだけで食卓の一品が完成します。
そんなオーブンレンジは、現在「過熱水蒸気式」が主流です。
人気の高い、おすすめの過熱水蒸気式オーブンレンジをご紹介します。
目次
オーブンレンジを選ぶのは大変!
オーブンレンジが欲しい、買おう!
と思っても、そのバリエーションの多さに愕然とすることでしょう。
値段の幅も広く、安いものは1万円ていどで購入できますが、高価なものですと10万円以上するものもあります。
そのため、「なんとなく欲しい」程度ではあっというまに「オーブンレンジ難民」になってしまうのです。
オーブンレンジを購入する前に気を付けたいポイントをご説明します。
オーブンレンジの大きさを決める
オーブンレンジといっても、大きさはさまざまです。
4~5人以上の家族で使うオーブンレンジと、1人用のオーブンレンジでは大きさが異なります。
そのため、オーブンレンジを購入する際はまず大きさを決めましょう。
一人で使うという人は20Lもあれば十分ですが、4~5人以上の家族がいる人は30L程度のオーブンレンジがおすすめです。
もちろん、一人暮らしでも料理をたくさん作るから大きいのが欲しいということもあり得ます。
自分の状況を鑑みて大きさを選びましょう。
温めのセンサー機能で選ぶ
オーブンレンジは「オーブン」と「レンジ」の機能を併せ持っています。
そのため、レンジとして食品の「あたため」を自動で行うことができます。
また、「オーブン」機能があるので、ケーキやクッキーを焼いたリ、グラタンを作ったりすることも可能です。
しかし一人暮らしで、オーブンレンジは「チン」が出来ればいい、という人やたまにはオーブンでつくるかもしれないけれど基本はレンジ、という人はそれほど機能にこだわる必要はありません。
レンジ機能が充実しているオーブンレンジがおすすめです。
しかし、ひと口に「あたため機能」といっても、オーブンレンジによって使用されているセンサーが異なります。
精度の高いセンサーを使用しているものほど細やかな温めが可能になりますが、値段もアップします。
一般的に使用されているセンサーは以下の通りです。
重量センサー:物の重さによって温め時間を判断し、重たいものほど加熱が長くなる。
蒸気センサー:温めたものの蒸気を感知して温まり具合を判断する。
温度センサー:オーブンレンジの庫内の温度で温まり具合を判断する。
赤外線温度センサー:赤外線によって物の表面温度を測り、温まり具合を判断する。
一番安価なオーブンレンジでは「重量センサー」が使用されていることが多く、高価なオーブンレンジほど赤外線センサーとその他のセンサーを併用し、温めの精度を高めています。
過熱水蒸気式オーブンレンジなら、より高度な温めが可能
近年、オーブンレンジの機能として「焼く」「温める」以外の機能が注目されています。
これはオーブンレンジの庫内に水蒸気を発生させ、それをヒーターで温めてやることで庫内に「過熱水蒸気」を発生させるものです。
加熱水蒸気とは文字通り「水蒸気」をさらに過熱したもの。
極度に高温になった水蒸気のパワーは強力なので、過熱水蒸気の力で「焼く」ことができます。
「油を使用しない揚げ物」が簡単にできるオーブンレンジです。
温め機能も従来のものより性能が高いので、一人暮らしで温め機能を充実させたい人にもおすすめです。
過熱水蒸気式オーブンレンジのメリットは?
過熱水蒸気式オーブンレンジは、水蒸気の力で焼くことができます。
油を使用しないのでヘルシーなメニューになります。
また、過熱水蒸気をあてることで食品の余分な塩分や脂肪分をカット。
水を含んだ熱風調理なので、パサつくこともなく、ヘルシーさと美味しさが両立できます。
スチームと過熱水蒸気は違う!
過熱水蒸気とよく似ていて紛らわしいのが、オーブンレンジの「スチーム」機能です。
庫内に水を置いたり、タンクに水をためることでスチームを発生させることができます。
蒸し料理などには使えますが、過熱水蒸気式との大きな違いは「水蒸気をさらに過熱することはない」という点です。
水から発生させた水蒸気をそのまま使うので、過熱水蒸気式オーブンのように「焼く」「揚げる」といった高温調理はできません。
過熱水蒸気式オーブンレンジを購入したはずが、ただのスチームオーブンレンジだったということがないよう、きちんと確認して購入しましょう。
過熱水蒸気式オーブンレンジのおすすめはどれ?
過熱水蒸気を発生させる機能はオーブンレンジの中でも最新のものに搭載されていることが多いです。
最新式であるということは、お値段もそれなりにするということ。
購入の際は価格と機能のバランスチェックをおすすめします。
東芝 加熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム
本格ピザ屋にあるような「石窯」のドーム構造を搭載したオーブンレンジです。
天井が丸いドーム型になっているので、庫内全面を効率よく加熱することができます。
オーブンの最高温度は300℃なので、高温調理もおまかせできます。
過熱水蒸気を発生させるので、「焼く」「揚げる」ことが可能。
ハンバーグなどは「ハイブリッド調理」にすると、余分な脂を落としつつふっくら美味しく焼き上げてくれます。
フライやてんぷらなどの揚げ物もヘルシー調理でカロリーダウンできます。
ダイエット中の人や成人病が気になる人にもおすすめです。
パナソニック 3つ星 ビストロ
食品のあたためが多い人におすすめなのがこちらのオーブンレンジです。
センサーには赤外線を利用した「高精細・64眼スピードセンサー」を搭載。
庫内の食品の温度を素早く、精密に測り、最適な温度に温めてくれます。
オーブンレンジでパンを温めるのは難しかったのですが、こちらのオーブンなら「やきたて」のような最高の状態に温めることができる、「パンのあたため」コースがついています。
高性能センサーのおかげで、ボウルに具材をいれてあとはオーブンレンジにおまかせという「ワンボウル」調理が可能になりました。
具材さえ切っていれておけば、後はオーブンレンジに任せてその場を離れることができます。
忙しい人にもおすすめの過熱水蒸気式オーブンレンジです。
シャープ ヘルシオ AX-XW400
水オーブンのはしりと言えば「ヘルシオ」です。
通常の過熱水蒸気式オーブンレンジは水蒸気を加熱しつつ、ヒーターなどの機能も併用して調理を行います。
ところがヘルシオは「過熱水蒸気」の力だけで温めや調理を行います。
つまり調理の最初から最後まで「水蒸気」のみを使用しているのです。
ヘルシオが単なる過熱水蒸気式オーブンレンジではなく「ウォーターオーブン」と呼ばれるのはこのためです。
過熱水蒸気は温度が低いところに集まる習性があるので、ヘルシオ内部に冷凍食品と冷蔵食品を同時に入れても、それぞれを最適な温度に温めることができます。
高度なセンサーと過熱水蒸気の力で、加熱具合を考える必要は一切ありません。
ですから、レシピに分量を合わせたりしなくても、その場にある食材だけで最適な状態に調理してくれます。
大抵のことはオーブンレンジにおまかせで終わってしまう、高性能オーブンレンジです。
まとめ
オーブンレンジといっても種類はいろいろありますが、温めメインの人もそうでない人にもおすすめなのが「過熱水蒸気式オーブンレンジ」です。
食品をよりおいしく手軽に頂くことができるので、余計な手間がかかりません。
センサーや機能が充実するほど価格もアップしますので、欲しい機能といらない機能を明確にしておくのがおすすめです。
ヘルシーな水調理を体験したいなら「ヘルシオ」が圧倒的おすすめです。
減塩・減脂にもなりますので、高齢者へのプレゼントにいかがでしょうか。