ペンタブレットが動かないときはどうする? チェックしたい8つのポイント
ペンタブレットは、デジタルで絵を描くための便利な商品です。
しかし、使っているうちに、うまく動かなくなったり、まったく反応しなくなることがあります。
そんなときは、「壊れたのかも」と心配になってしまいますが、焦ってはいけません。
落ち着いて対処すれば、案外すぐに解決できることもあるのです。
では、ペンタブレットが動かないときにチェックしたい8つのポイントを紹介していきましょう。
電源を確認しよう
ペンタブレットが動かないときは、まず最初に電源を確認してみてください。
電源が入っていなければ、当然ながら反応することはありません。
これは、とても基本的なことではありますが、意外と見落としていることもあるので、注意が必要です。
「まさかそんなことは」と思うようなことでも、まったく気がつかないことはあるものです。
例えば、眼鏡を額の上に押し上げたまま周囲を探してしまったり、ポケットに入れたスマートフォンを見つけられないといった失敗は、誰にでもあります。
それと同じで、電源を入れないままペンタブレットを使おうとして、なぜ動かないのか悩んでしまうことも、十分に考えられるのです。
あり得ないと軽視せずに、必ず確認してみましょう。
しっかり接続されているか
ペンタブレットが反応しないときは、パソコンとしっかり接続されているか、よく確かめてみてください。
電源を入れないまま使おうとする可能性がゼロではないように、接続されていないことに気がつかないというのも、やはり考えられることです。
もしコードが抜けてしまっているようなら、しっかり接続し直してから、改めて動くかどうか確かめてみましょう。
また、接続が完全でない場合にも注意してください。
一見すると接続されているようでも、実は緩んでいしまっていることもあります。
パッと見て繋がっているようなら、それで安心してしまうこともありますが、緩んでいた場合を考えれば、確認を怠るべきではありません。
繋がっているように見えても、いったん抜いて、再度しっかりと差し込むようにすれば、より確実です。
USBポートを変えてみる
ペンタブレットが動かないときは、USBポートが原因になっている可能性もあります。
USBポートに何か不具合があるときは、しっかり接続していても、まったく反応しないことがあるのです。
そんなときは、接続し直してみることも大切ですが、それでも改善できないなら、USBポートを変更してみましょう。
不具合が発生しているところは避けて、別のUSBポートを使うのです。
もうひとつのUSBポートに異常がなければ、すんなりと動くようになります。
簡単な方法なので、ペンタブレットが動かないときは、ぜひ試してみてください。
ランプがついているか
ペンタブレットの反応がないときは、ランプの状態も必ず確認しておきましょう。
ランプがどうなっているかチェックすることで、原因がわかることもあるのです。
例えば、ランプがついていないときは、正しく接続できていないことが考えられます。
しっかり接続できていれば点灯するので、ついていないときは、コードを接続し直してランプがつくかどうか確かめてください。
一度ついても消えてしまうようときは、USBに不具合が起きていることもあるので、きちんと読み込んでいるか確認してみましょう。
先述のように、別のUSBポートに変える方法もおすすめです。
また、どうやってもランプを点灯させることができないときは、故障している可能性が高くなります。
そのときは、修理に出すのがベストな方法です。
再起動を試してみよう
ペンタブレットが動かないときは、必ずしもペンタブレットに原因があるとは限りません。
接続しているパソコンの方に不具合があるときも、やはり動かなくなってしまいます。
よくあるのは、パソコンがペンタブレットを認識していない状態です。
この場合、ペンタブレットに何も異常がなく、接続がしっかりできていたとしても、動かすことはできません。
パソコンの方では、ペンタブレットが接続されていないことになっているので、動かしたくてもどうにもならないのです。
そんなときは、パソコンを再起動させてみましょう。
こうした認識の不具合は、再起動させることが、最も簡単で手っ取り早い対処法になります。
再起動してみると、何事もなかったかのように認識するようになり、普通に使用できることもあるのです。
他に原因があるときは、再起動しても変化がなかったりしますが、まずは試してみることをおすすめします。
それで動くようになれば、手間をかけずに解決することができるのです。
ドライバのインストール
ペンタブレットを正常に動かすには、そのためのドライバが必要になります。
パソコンにドライバがなければ、ペンタブレットを動かすことはできません。
ドライバは、ペンタブレットの脳のようなものであり、とても重要なソフトなのです。
そのため、もしドライバが入っていないときは、まずインストールすることから始めましょう。
脳に当たるソフトがない状態では、何を試しても正しく反応することはありません。
ペンタブレットは、ドライバがあって初めて使用できるようになるのです。
ところが、ドライバも不具合が起きたり、壊れたりすることがあります。
そんなときは、ドライバがしっかりインストールされていても問題は解決しないので、いったんアンインストールして、もう一度インストールを行いましょう。
不具合のあるソフトは削除して、新しく正常な状態のソフトを入れ直すのです。
ドライバが原因だった場合は、これですぐに動くようになります。
ドライバのアップデートを確認
間違いなくドライバが入っているのにペンタブレットが動かないときは、アップデートを確認してみましょう。
ドライバは、アップデートすることで最新の状態になり、不具合なども改善されていくものですが、古い状態のまま使っていると、ペンタブレットの反応に問題が起こってしまうのです。
そのときは、しっかりアップデートすることで、正常に動くようになります。
最新の状態のドライバなら、不具合は起こらないのです。
こうしたアップデートの問題は、再インストールした場合、不具合と一緒に解決することができます。
再インストールすると、その時点での最新のドライバが入ることになるので、安心して使用することができるのです。
ペイントソフトの再起動
ペンタブレットが動かないときは、ペンタブレット本体でもパソコンでもなく、ペイントソフトが問題になっていることもあります。
扱うデータの量が多かったりすると、ペイントソフトに不具合が起きてしまい、それが原因で使えなくなるのです。
そんなときは、ペイントソフトを再起動させてみましょう。
いったん終了して、もう一度起動させてみると、また正常に動くようになることがあります。
この方法は、パソコンの再起動ほど時間はかかりません。
パソコンの再起動は、それなりの時間が必要になるため、少し面倒に感じてしまうことも多いですが、ペイントソフトだけを再起動するなら、すぐに終わります。
大量のデータを扱ったときなど、心当たりがあるときは、まずこの方法を試してみてください。
まとめ
ペンタブレットが動かなくなったときは、驚いて焦ってしまうこともあります。
せっかく買ったものが壊れたかもしれないときは、不安も大きくなってしまうものですが、できるだけ落ち着いて行動してください。
何でもないことが原因になっていたりするので、慌てずに確認していけば、すぐ解決できることもあるのです。
そのときは、ここで紹介したようなチェックポイントを知っておくと、スムーズに作業を進めることができます。