まだ参入余地はある?もう仮想通貨のバブルは終わりなの?

仮想通貨

仮想通貨と言えば、昨今ニュースで見ない週はないというくらいに一般的に話題に上がるキーワードとなっています。

しかし、現状そのニュースのほとんどはよくないニュースとなっています。

それに伴い仮想通貨の価格はどんどん下落していると言っていいです。

では、仮想通貨のバブルはもう終わりなのでしょうか?

それとも、今からでも参入する余地はあるでしょうか?




バブルはいつか崩壊するもの

バブルというのは、基本的にはいつか崩壊するものです。

歴史上、崩壊しなかったバブルはありません。

たとえば日本1980年代に起こったバブルで考えてみましょう。

その当時の日経平均株価の最大値は、38915円でした。

今から考えると、その株価がいかに高いかわかります。

実際今でもその当時の株価は、日本の歴史市場もっとも高い株価となっています。

しかし、その当時にはその高すぎる株価は、まだまだあがると考えられていたのです。

これは、今の仮想通貨の状況と似ています。

現状の最高値は200万円超

現状、仮想通貨の最高値は、ビットコインが記録した、1ビットコイン200万円超えという値です。

それでも2018年の頭、仮想通貨関連のいろいろな雑誌において、2018年中にはビットコインは300万円を超えて、400万円500万円になってもまったくおかしくはないと言われていました。

では現状はどうでしょうか?

2018年3月末時点では、1ビットコインの価格は80万円から100万円の間を行き来しています。

もちろんこれでも、昨年の今から見ると上がってはいます。

しかし、天井知らずで騰がり続けると言われていたのが、実際2か月程度下がり続けているのです。

これは、まさに仮想通貨のバブルが崩壊してしまったと考えても差し支えはないかもしれません。

2018年はまだ始まったばかりです。

なので今年の年末、もしかしたら多くの有識所がかたるように、1ビットコインの金額が400万円500万円になる可能性だって0ではありません。

ただ現状上がる要素は特にないので、不安要素の方が大きいです。




なぜバブルが崩壊したのか

では、なぜ仮想通貨のバブルは崩壊したのでしょうか?

それは簡単なことです。

答えは「恐怖心」です。

仮想通貨に挑戦した多くの方は、周りの方に「儲かるよ」と言われたからなのではないでしょうか?

たしかに2017年は、ほぼほぼ1年中騰がり続けていたと言えますから、買えば儲かるというのはうそではありませんでした。

そして人は、人が儲かっているのに自分が儲かっていないというその状況を受け入れることが出来ない生き物です。

だから、儲かる話を聞かされれば、ついついムキになって参入してしまいます。

ただ人には知識がある。

そして経験もある。

そんな知識と経験の中では、「上手い話はない」と教わってきているものです。

なので、儲かると聞かされて参入はしたものの、そこには「本当に儲かるのだろうか?」という疑念があったのです。

それは大きなものから小さなものまであり、その容量は人それぞれでしょうが、少なからず誰にもあったものなのです。

そういう疑念がある状態で取引をしていると、騰がり続けるチャートに対しての不安感も大きくなります。

でも、自分だけが損をするのはいやだから買わずにはいられない。

そんな状況で、もし一瞬大きな売りが入ればどうでしょうか?

「このまま一気に売りが進んでしまうかもしれない」と、多くの方は考えるのです。

最初から疑念がある分それは避けられません。

だから、大きな売りが入ったら、それにあわせて、狼狽して自分でも売ってしまうのです。

結果、チャートは大きく右肩下がりになります。

加えて悪材料が出すぎた

本来であれば、恐怖心だけの下落であれば、ある程度のところでとまってもおかしくありませんでした。

しかし仮想通貨の残念なところは、そうしてバブルがプチ崩壊した直後に、数々の悪材料が出すぎてしまったのです。

たとえばかの有名な流出事件に加えて、0円でビットコインを買うことが出来る事件、テレビで取り上げられる詐欺事件等々。

結果、恐怖心はさらに増していくことになります。

そうして、下落はとどまることを知らなくなったのです。

技術自体は高く評価されている仮想通貨

仮想通貨のバブルは、このように終わってしまったと言っても過言ではありません。

しかし、仮想通貨というものの技術自体は高く評価されています。

仮想通貨の未来は、今後どうなるかは誰にもわかりません。

ですが仮想通貨に活用されたブロックチェーンという技術は、今後世界中の主流となる可能性が高いです。

それはもうすでにはじまっています。

そうして技術がより高く評価されていけば、それに伴い仮想通貨自体の価値がまた高まる可能性はあります。

だから、たしかに今後これまでのバブル値ほど価値が高くなる可能性は高くはないかもしれませんが、じわじわと上がっていく可能性はあるのです。

新規参入余地もアリ

仮想通貨に限った話ではありませんが、投資商品には一つのルールがあります。

それは、「安く買って高く売る」です。

それだけ聞くとすごくシンプルですが、世の中の投資で儲かっている人は、100パーセントこのルールに従っていると言っても良いでしょう。

そうでないと儲かりませんから。

このことから考えると、今から仮想通貨に参入するのも、全然おすすめできます。

なぜなら、バブルの崩壊で価値が下がっているからです。

つまり安く買うことが出来るタイミングなのです。

実際日本の80年代のバブルでも、そのバブル後には株価はかなり下がりましたが、今ではどうでしょうか?

かなり高くなっています。

バブル崩壊で下落した後には、多くの投資家の亡骸とともに儲かるチャンスが転がっているのが世の常なのです。

だから、これから新規参入するのも悪くはありません。

価値が0になるのはかなり先か

もちろん、最悪の場合仮想通貨の価値は0になる可能性もあります。

もともと「仮想」のものなのですから、0になってもなんら不思議はありません。

しかしそれは、かなり先のことである可能性が高いです。

そしてこれから仮想通貨への参入を考えている方の多くは、そこまで長期で仮想通貨を保持していようとは考えていないでしょうから、その心配はあまり必要ないです。

ただ仮想通貨と一口に言っても、中には怪しいものもあるので、すべての仮想通貨の価値がすぐに0にならないというわけではありませんが、少なくとも主要な仮想通貨であればそのリスクはかなり少ないです。

だから、新規参入するのも今ならばおすすめできるのです。

ただし取引は余剰資金で

ただ、仮想通貨の取引をするならば、必ず余剰資金で行わないとなりません。

仮想通貨は、1日で50パーセント以上価値が下落するようなこともある商品です。

俗にそれは「ボラリティが高い」と言われますが、わかりやすく言えばリスクが高い商品なのです。

だから、余剰資金で取引していないと、生活に必要な資金を突如失ってしまい、どうしようもなくなることもあります。

そうならないようにするためには、余剰資金で取引をするしかないのです。

まとめ

仮想通貨のバブルは、少なくとも1次的には終わってしまいました。

今後またバブル的な価格になる可能性は高くはないでしょう。

ただ、だからと言って儲かる余地がなくなったわけではありません。

むしろ暴落時はチャンスなのです。

絶対に余剰資金で取引をしないといけないということを徹底すれば、チャレンジしてみるのもおすすめです。






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