NASの個人の利用にはどんなメリットが? 個人使用で気をつけておくべきことは?

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近頃では特にパソコンやネット関係、ちょっと目を離しているすきに新しいシステムなどが出来てしまって、追いついていくのが必死と言う人もいるでしょう。

かくいう筆者もその1人です。

しかし新しいシステムなどは、やはり使ってみたいものです。

また便利だと聞けば、導入したくなるのが人情というものです。

NASと呼ばれる外付けHDD、これも近年開発されたものですが、個人でも導入する人、増加していますね。




大体が外付けHDDって何

パソコン初心者の場合、まずはHDDと言う言葉自体が馴染みないかもしれません。

とりあえずパソコンでは、メールの送受信とネットができればそれで充分、と言う人はともかく、ある程度作業する人には知っておかなくてはならない単語です。

HDDと言うのは各パソコンに勿論内蔵されています。

ここに多くのデータや必要なシステムが入っています。

要は、人間の頭だと思えば間違いありません。

しかしパソコンのHDDの場合、その機種によって記憶量に差が出てきます。

なので覚えなくてはいけないことが増えすぎると、これ以上は無理と訴えてきます。

単純に使用しているだけでも、OSのシステムの更新やセキュリティの更新だけでも、どんどん積み重なって頭が満杯になってしまうのです。

そういった時に使用するのが、外付けのHDDです。

人間に例えれば、自分だけでは記憶するのに難しい大容量のデータを、それこそパソコンに助けてもらうようなものです。

パソコンも同じで、内蔵HDDが満杯なので、外から他のHDDをつけて補う、ということでです。




NASの場合どこが違う

これまでも外付けのHDDと言うのは、個人でも会社などの組織でも利用されてきました。

しかしこの普通のHDDの場合、パソコンと1対1でつなげての利用です。

他のパソコンで作業の時は、そちらにつなぎ直さなくてはなりません。

USBケーブルで繋いで使用します。

しかしNASの場合、これがLANネットワークでの接続になります。

なので同じネットワーク内の各デバイスから、接続が可能になるのです。

今まで1対1でしか繋げなかったものが、いくつかのデバイスで同時に接続が可能になったわけです。

要は、無線で接続なのですが、その無線がLANだということですね。

NASを個人使用する時に便利なこと

会社などの組織の場合、仕事の関するデータの共用は必須のことです。

なのでNASの導入を進めている会社も多いのですが、これ個人で導入するメリットというのはあるでしょうか。

最初に購入前に調べておきたい

このNASですが、個人用と法人用に分かれています。

なので導入時に、個人用のものか法人用のものかをまず確認してください。

お値段もですが、能力の違いも結構あります。

個人では必要のない能力が搭載された、お値段の高いものでは宝の持ち腐れです。

非常に基本的なことですが、この点については忘れないようにしたいものですね。

個人用のパソコンのHDD容量は

今ではかなりの大容量のHDD搭載のパソコンが販売されています。

なので普通に使用するにはまず問題ないのですが、ハードユーザーの場合や自宅での仕事に使用している人の場合、どうしても容量不足に追い込まれます。

そんな時にNASでの外付けHDDがあれば、容量不足も怖くありません。

スマホのデータに関しては

パソコンだけでなくスマホも、進化はめざましいものがあります。

とは言ってもそこはもともとが通信機器であるスマホです。

データの保存容量は、パソコンには及びません。

なので動画の保存などが多くなってくれば、さすがに保存に問題が出てきます。

そんな時にNASが使用できれば、そちらにデータを保存しておくことが可能です。

スマホの容量は軽くなり、パソコンでもスマホでも必要な時にアクセスできますので、スマホ全盛の世の中では大変に便利ですね。

家族間のデータ共有

1人に1台のパソコンというのが、当たり前の時代になってきました。

以前なら、1家に1台だった家庭用パソコンも、各人がそれぞでのパソコンを利用するようになってきましたね。

なのでできれば、個人使用のパソコンには他の人の手を、それが家族であっても、入れたくないと思って当然です。

そんな時に、家族旅行の写真や動画の保存を、NASにしておけば家族誰でも、他の人のパソコンを触ること無く利用できます。

また取り出しも簡単にできることになります。

家族の人数の多い人には、NASの使用はおすすめです。

無線ということで心配なのが

無線での接続、LANネットを通しての接続となると、やはり気になるのがセキュリティです。

ネット接続に必要なモデムも、あえて有線にこだわっている人もいます。

実は筆者もその1人で、セキュリティの問題だけでなく、何かの拍子に接続が切れることを心配してあえて有線のままです。

マウスも同じく、有線のものをまだ使用しています。

まあもともとがアナログ人間なので、完全に無線環境を信用出来ないということもあるのですが、やはりこのセキュリティに関しては気になりますね。

会社などの組織で導入する場合は、専門家の手が入ったり、会社内でそういった関係の部署を作ったりして、安全な環境を作っていくことになります。

しかし個人での使用の場合、やはり自分で自分のデータは守らなくてはなりません。

そのためにチェックしておいたほうがいいことも、勿論あるのです。

セキュリティのためにチェックしておきたいこと

パソコンユーザーで、ネット環境を作っている人なら当たり前にやっているセキュリティです。

なのでNAS導入をした時にも、最低の基本的なセキュリティチェックはしておきたいものです。

ファイヤーウォールが設定されているか

基本的なセキュリティのファイヤーウォールです。

これが設定されているかをまずチェックしてください。

あまりに当たり前で、設定してあるのが当然と思われてしまいますが、再度のチェックはしておきましょう。

もしかしたら、ということは何にでもあるものです。

当たり前と思わずに、使用前のチェックは忘れないでください。

パスワードの設定について

NASの管理画面にパスワードが設定されているかも、チェックポイントです。

またどんな状況でも、このパスワードの設定に関して言われることですが、推測しやすいものを設定しないことです。

特にNASは、膨大なデータを保存してくれています。

それを守るためにも、パスワードの使い回しとか、単純なものは使用しないことをおすすめしたいです。

ルーターのアクセスログのチェック

ルーターのアクセスログのチェックは、できるだけ頻繁にしておきましょう。

心当たりのない機器の接続があれば、ここでわかります。

もしそれが見つかったら、早めの対応をしなくてはなりません。

ここのチェックを怠った結果、知らない場所からのアクセスでデータ漏洩、ということもあるのです。

できるだけこまめにチェッを入れたいものですね。

簡単ですが、外部からのアクセス発見には非常に役に立ちます。

NASのファームウエアの更新状況

これが最新のものに更新されているかも、重要なチェックポイントです。

他のパソコン用のソフトもそうですが、時が経つに連れ脆弱性が見つかったりするものです。

またセキュリティに穴が見つかって、更新でそれを防いでくれていることもあります。

更新については、確認をキッチリすることもおすすめですね。

まとめ

個人でのNAS使用は、まあそれほど必要ないかもと思っている人、結構多いと思われます。

しかし今の時代、個人でのパソコン使用でも、外付けHDDを使っている人はかなり多いのも事実です。

その場合、普通のHDDよりも柔軟性に飛んだNASへの変更は、実際おすすめです。

スマホユーザーの場合特に、データを簡単に保存することが出来ます。

次の外付けHDDどうしよう、などと考えた時にはNASの使用も考慮に入れてみてください。






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