目覚まし時計を使っても二度寝するのはなぜ?注意すべき7つの原因
目覚まし時計は、朝にしっかりと起きるための便利なアイテムです。
ただし、なんとなく使っているだけでは、必ず起きられるとは限りません。
二度寝をした場合、目覚ましの音があっても寝坊することがあります。
それを防ぐには、眠気につながる要素を潰してしまうことが大切です。
では、二度寝の原因となるポイントについて、対策も含めて説明していきましょう。
睡眠時間の不足
目覚まし時計がなってるのに目が覚めないときは、「眠い」「もう少しだけ」という気持ちが強いものです。
そのように感じてしまう原因としては、やはり睡眠不足があります。
睡眠の時間が十分にとれない場合、朝の眠気が強くなるのは当たり前です。
したがって、二度寝を防ぐのであれば、まずは睡眠時間を確保しましょう。
たっぷり眠ることができれば、朝の眠気はそれほど強くなりません。
それなら、目覚ましの音でしっかり起きることができます。
夜更かしは厳禁
夜遅くまでテレビを見たり本を読んだりすると、睡眠に使える時間はどうしても少なくなります。
それでは、朝の眠気を防ぐことができません。
何かやることがあるなら、夜遅くではなく、なるべく早い時間に済ませることが大切です。
面白い番組や本などがあると、なかなか止められないこともありますが、二度寝防止のためには強引にでも中断しましょう。
深夜の番組は録画するなどして、なんとか寝る時間をつくってください。
勉強は集中が大切
夜に勉強をしていると、ついダラダラ続けてしまうことがあります。
試験などに備えて勉強することは大切ですが、そんな生活では、二度寝のリスクが高くなってしまいます。
夜に早く眠るためには、なるべく集中して終わらせるようにしましょう。
集中力が足りないと、他のことに気をとられたりするため、どうしてもスピードが落ちてきます。
きちんと取り組めばすぐに終わることでも、倍以上の時間がかかったりするのです。
朝の時間に余裕をもたせるためにも、集中して効率のよい勉強をしてください。
睡眠の質が悪い
睡眠の質は、朝の眠気に影響する重要なポイントです。
いくら時間があっても、ぐっすりと眠れないようでは、問題の解決にはなりません。
「時間はあったはずなのに眠い」という失敗は、良質な睡眠がとれなかったときにありがちなことです。
すっきりと目覚めるためには、熟睡するための工夫も行っていきましょう。
液晶画面を避ける
スマートフォンやゲームなどの液晶画面からは、ブルーライトが出ています。
この光には、睡眠のためのホルモンであるメラトニンを抑制する働きがあります。
そんなことになれば、しっかり熟睡することができません。
睡眠のホルモンが少ない状態なので、布団に入ってもうまく眠ることができず、時間ばかり気になったりします。
眠れたとしても、深い眠りにはならず、朝の眠気は強くなります。
そのため、寝る前に液晶画面を見るのはやめてください。
メラトニンは暗いところで多く分泌されるので、余計な光を浴びたりせず、眠るための準備を整えましょう。
寝具に注意
枕やマットレスなどの寝具が自分に合っていないと、良質な睡眠を妨げることがあります。
高すぎる枕を使ったりすると、寝るときの姿勢が不自然になり、体に負担をかけてしまいます。
そんな状態では、気持ちよく眠ることができません。
また、寝返りのしにくいマットレス避けるべきです。
柔らかすぎて体が埋もれるようだと、動きが制限されてしまい、同じ姿勢が長く続きます。
すると、体の痛みを感じるようになり、熟睡できなくなるのです。
とはいえ、あまりに硬くて板の上に寝るような状態になると、それはそれで眠りにくいものです。
枕にしてもマットレスにしても、自分に合ったちょうどよいものを使うようにしてください。
気持ちよく体を預けられるものなら、ぐっすり眠ることができます。
部屋の温度
部屋の中が寒いと、布団から出たくないものです。
布団の中は体温で温まっているため、とても気持ちがよく、つい長居してしまいます。
しかり、それは二度寝の原因です。
時間になっても布団が出られないようだと、いったん目覚めても、また眠りに落ちる可能性が高くなります。
二度寝を防ぐには、いつまでも布団の中でぐずぐずしたりせず、スパッと出て行くことが大切なのです。
しかし、冬の冷え切った部屋の中では、それほど思い切りよく動くことはできません。
きちんと起きるためには、早めに暖房を入れてください。
タイマーで起きる少し前から暖めていれば、寒い思いをして起きる必要はありません。
布団から出るときのストレスをできるだけ少なくして、一発で起きられるようにしましょう。
体温の低さ
起きたときに体が温まっていないと、二度寝する可能性が高くなります。
目覚ましの音で一度は目覚めても、ふたたび布団に倒れ込み、そのまま二度寝に突入してしまうのです。
そのため、確実に起きるためには、部屋だけでなく、体も温めるようにしましょう。
起きたあとにストレッチなどを行うと、血流がよくなり、うまい具合に体温が上昇してきます。
そうなれば、眠気も軽減することができるのです。
起きたばかりだと、ぼうっとしてしまうことも多いですが、体を動かしていれば、だんだん覚醒してきます。
また、起きるときに体温が下がりすぎないように、足を温める方法も効果的です。
足が冷えれば体も冷たくなり、温かいと体も温まるものです。
冬は靴下を履いたり、湯たんぽを入れたりして、なるべく暖かくして眠りましょう。
目覚まし時計との距離
二度寝が多いときは、目覚まし時計の位置をチェックしてみましょう。
もし枕元に置いてあるなら、それも直すべきポイントです。
自分に近い位置にあると、手を伸ばすだけで簡単に止められるため、効果が弱くなります。
目を空けなくても手探りで止めることができるため、スムーズに二度寝が始まってしまうのです。
それを防ぐためには、できるだけ距離をとるようにしてください。
枕元を避け、大きく移動しなければ止められない場所に設置しましょう。
それなら、嫌でも布団から出ることになり、二度寝の防止につながります。
より効果を高めるなら、高い場所を選び、必ず歩くようにするのもおすすめです。
畳に布団で寝ている場合、離れた場所まで這って移動することも考えられます。
できるだけ高い場所にしておけば、立ち上がることで、さらに目が覚めやすくなるのです。
スヌーズ機能の安心感
スヌーズ機能を使うと、何度も音が鳴るため、二度寝対策には最適なように思えますが、あまりおすすめはできません。
なぜなら、「また鳴ったときに起きればいい」という油断を生んでしまうからです。
そのような気持ちが強くなると、なかなか時間通りに起きることができません。
何度も鳴る音を何度も止め、結局は二度寝してしまうことも多くなります。
したがって、スヌーズ機能には頼りすぎないようにしましょう。
他の対策でも効果はあるので、なるべく一発で起きることを目指してください。
部屋が暗い
就寝時は、部屋が暗くした方が眠りやすいものです。
しかし、起きたときも暗いようだと、眠気を強める原因になります。
人間の体は、日光を浴びることで目覚めやすくなるので、なるべく光が当たりやすい環境をつくっておきましょう。
おすすめは、カーテンを開けておくことです。
少しだけ開けたまま寝るようにすると、朝の日光が部屋の中に入り込み、自然と目が覚めるようになります。
自分で照明をつけるのは難しくても、この方法なら、自動的に明るくすることができるのです。
また、光を出す製品も便利です。
音だけでなく、光で起こすタイプの目覚まし時計もあるので、二度寝対策をするならチェックしておきましょう。
まとめ
目覚まし時計を使っても二度寝が多いときは、ここで紹介したような原因を放置している可能性があります。
いくら音が大きいものでも、睡眠時間が短すぎたり、部屋が寒すぎたりすると、うまく起きることができません。
寝すぎて遅刻しないためには、眠気につながる原因をしっかり取り除いてください。
そうすれば、目覚まし時計だけですんなりと起きることができます。