バリカンのセルフカットで失敗しないためのコツは?注意点11選
バリカンは、自分で髪をカットするときに役立つ便利なアイテムです。
お店を利用しない方法なら、散髪代を節約することができます。
ただし、自分で髪を切るときは、注意点をしっかり押さえておくべきです。
適当にカットしたりすると、自分でやったことを後悔するような大失敗をすることもあります。
では、失敗を防ぐためのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
目次
コードがあるものは避ける
バリカンは、常にコンセントにつないで使うタイプと、充電してコードレスで使えるタイプがあります。
セルフカットで失敗しないためには、なるべくコードレスタイプを選んでおいてください。
コードつきのものは、バッテリー切れを心配せずに使えるようになっていますが、コンセントとつながっているために、動きを制限されてしまうことがあります。
また、コードが邪魔になり、手元がよく見えなくなることもあるのです。
セルフカットに慣れていない場合、それらのデメリットが大きな障害になったりするものです。
少しでも使いやすい設計のものを選び、失敗を防いでいきましょう。
髪が乾いたまま刈らない
セルフカットをするときは、乾いてパサパサした状態よりも、しっとり濡れている方がやりやすいものです。
そのため、うまくカットするためには、霧吹きなどで少し湿らせることをおすすめします。
適度に濡らすと、寝ぐせなども直すことができるため、カットしやすい状態になります。
特に、慣れていない初心者の場合は、必ず湿らせてから始めるようにしてください。
初めてだと、なかなかうまくいかないことが多いものです。
失敗を防ぐなら、どんなデメリットでもしっかり潰しておくべきです。
なるべくカットしやすい状態にして、スムーズに作業を進めていきましょう。
強く押し付けすぎない
バリカンは、常に優しく当てることが大切です。
あまり強く押し付けすぎると、皮膚を傷つけてしまうおそれがあります。
強く当てたからといって、よく切れるようになるわけではないので、無理な使い方はしないでください。
切れ味を落とさないためには、使ったあとの手入れをきちんと行うようにしましょう。
洗わずに放置していると、劣化を早めることになってしまいます。
水洗いできるものなら手入れは簡単にできるので、汚れをきれいに取り除いておきましょう。
常によく切れる状態であれば、優しく当てるだけでもしっかりカットすることができます。
急いで動かさない
上手にセルフカットを行うなら、焦ったり慌てたりするのは禁物です。
急いで雑な刈り方になると、思い通りの髪型にならないことも多いのです。
きれいに仕上げるためには、ゆっくり慎重に、少しずつ刈り取っていきましょう。
強引に動かしたりせず、様子を見て調整しながら進めていけば、大きな失敗をすることはありません。
少し慣れてくると、つい急いでしまうこともありますが、そうした油断が失敗につながることもあるので、十分注意してください。
鏡をうまく使う
セルフカットをするなら、バリカンだけでなく、鏡も重要なアイテムになります。
鏡があると、後頭部を刈るときに役立ちます。
自分の後頭部を直接見ることはできませんが、だからといって避けていたのでは、望みどおりの髪型にはなりません。
後ろもきちんと刈るためには、鏡に映して確認する方法がおすすめです。
直接は無理でも、鏡に映ったものなら見ることができるため、刈り残しもしっかり処理できるようになります。
最後に全体を確認するときも便利なので、鏡は忘れずに用意しておきましょう。
動かす方向を固定しない
髪を上手にカットするなら、同じ方向にばかり動かすのはやめてください。
常に同じ動かし方をしていると、うまく刈ることができません。
そのような方法だと、刈り残しが多くなったり、長さがバラバラになったりすることがあるのです。
きれいに仕上げるためには、いろいろな方向から刈るようにしてください。
例えば、縦方向だけで残ったり揃わなかったりするときは、横や斜めからも刈ってみることが大切です。
すべての方向から刈ることで、よりきれいに整えることができます。
鏡を使って確認しながら、まんべんなくカットしていきましょう。
耳を折ってから刈る
耳の近くは、他の部分よりも少し刈りにくいものです。
刈りたい部分が耳で隠れてしまうため、思うようにバリカンを動かすことができません。
そうなると、刈り残しが多くなってしまうのです。
耳の周辺もきちんと刈り取るためには、隠れている部分を出してから刈るようにしてください。
少し耳を折り、バリカンの先が入りやすい状態にしておけば、スムーズに作業できるようになります。
ただ刈ろうとしても、うまくいかないことが多いので、工夫しながらカットしていきましょう。
バリカンの先をくっつけすぎない
これは、サイドや襟足などを刈るときの注意点になります。
サイドや襟足は、バリカンの先を近づけすぎると、段差ができてしまいます。
先が当たっていた部分だけ急に短くなるため、不自然に髪が途切れたような状態になるのです。
この失敗を防ぐためには、先を常にくっつけておくのではなく、徐々に浮かせて離すようにしてください。
その方法なら、ぶつりと途切れるような段差にはならず、ゆるやかな変化になります。
段差ができたときは、すき刈り用のアタッチメントで修正することもできますが、余計な手間を減らすためには、最初から適切な刈り方をしておきましょう。
最初から短くしすぎない
セルフカットで失敗しないためには、いきなり短く刈り込むのではなく、少し長めに残すようにしてください。
それから少しずつカットして調整していくのが、最も失敗の少ない方法です。
最初から短く刈っていると、修正が難しくなってしまい、うまくいかないことが多くなります。
長めにカットして修正の余地を残しておけば、初心者でも成功しやすくなるのです。
アタッチメントを長めのものにして、コツコツと慎重に刈っていきましょう。
ブロッキングを忘れない
刈るところと残すところをしっかり分けるには、ブロッキングが重要になります。
これは、ダッカールという髪を留めるアイテムを使い、境界線をつくっておく作業です。
失敗しないためには、このブロッキングをしっかり行うようにしてください。
あらかじめ境界線をつくっておかないと、必要ないところまでカットしてしまい、あとから後悔することがあります。
刈るべき部分とそうでない部分が明確に分かれていれば、失敗は防ぐことができるのです。
ダッカールは100円ショップでも簡単に手に入るので、ぜひ試してみてください。
後頭部は顎を引く
後頭部や襟足などを刈るときは、首の角度も重要になります。
首が曲がりすぎていると、うまくカットすることができないのです。
そのため、後ろの方を刈るときは、なるべく顎を引くようにしましょう。
顎を引いて首筋を伸ばすようにすると、かなり刈りやすい状態になります。
また、顔を前ではなく下に向けることも忘れないでください。
正面を向いたときも刈りにくくなってしまうので、顎を引きつつ、少し下向きにするのがベストです。
カットしやすい姿勢を意識して、失敗を防いでいきましょう。
まとめ
バリカンでセルフカットをするなら、適当に刈ったりせず、ここで紹介したポイントをしっかりチェックしておいてください。
ポイントを押さえていない雑な刈り方では、きれいに整えることができません。
なかなかうまく刈ることができず、理想の髪型にできないこともあるのです。
重要なポイントを意識しながら作業を進めれば、セルフカットで後悔するようなことは起こりません。