安いものじゃダメ?安い液タブと高い液タブは何が違うの?
液タブは、基本的に10万円を超えてくると思った方が良いような、すごく高価なアイテムであることは間違いありません。
しかし、中にはすごく安く買うことができる液タブもあります。
そういうものがあるのですから、安い液タブでもいいんじゃないかと思うものです。
実際、安い液タブと高い液タブにはどのような違いがあるのでしょうか?
安い液タブは反応速度が遅いことがある
安い液タブと高き液タブの違いは、端的に言えば、絵の描きやすさです。
描きやすさを感じるポイントは、人によりさまざまではあります。
ただ、すべての人が共通して感じることもあるのです。
それが、反応速度が遅いとすごく描きづらいということです。
ペンを走らせているのに線が引けない、気持ち遅れて線が引ける。
そうなると、やっぱりすごく描きづらいです。
今描いているところのイメージが正しく浮かばなくなるわけなのですから、描きづらくなるのは当然です。
反応が遅いとストレスがたまる
もちろんそれにもいつかは慣れてくるものです。
ただ、完全にそれに慣れることはそうそうありません。
反応速度が遅いまま作業をしていると、自分のパフォーマンスを完全に発揮するのは難しいです。
もちろん、それでも困らない方はいます。
たとえば、ただ趣味で液タブを使用するだけなのであれば、そこまで完璧な使い勝手がなくとも良いです。
しかし、液タブを使用して仕事をすることがある場合や、あるいはあまり時間がない中で一生懸命練習しようという思いがある方には、あまり安い液タブはおすすめできません。
もちろん、すべての安い液タブで反応が鈍いというわけではありません。
中にはある程度の反応速度を示してくれるような液タブもあります。
でもやはり多いのは反応速度が鈍いものなのです。
使ってみるまでわからないから賭けになる
実際その反応速度というのは、使用してみるまではわからないところがあります。
なので、買ってみて失敗したということになる可能性もあります。
だヵら、こういう家電製品では、あまり冒険はしないのがおすすめです。
ある程度値段が高くなっても、品質が確かなものを選べば、少なくとも安物買いの銭失いという一番残念な結果になることはなくなります。
安い液タブは消耗品が手に入りづらい
安い液タブの特徴として、消耗品が手に入りづらいという特徴があります。
つまりペン先などが手に入りづらいのです。
高い液タブは名の知れたメーカーのものになるので、簡単にそれを用意することができます。
しかし安い液タブの場合はそれもむずかしいのです。
でもそれは消耗品になります。
だから、地味に厄介なのです。
代用することもできるが
ペン先は、代用することも可能にはなります。
でも、代用しているものだとやはり描きづらく感じることも多くなります。
ただでさえ、反応速度の面で描きづらいことがあるのに、さらにそうして描きづらくなってしまっていたら、そのうちに使わなくなる可能性もあります。
思い通りに動いてくれて、思い通りに絵が描けるから、液タブは楽しいのです。
思い通りに動いてくれないで、自分が狙っている絵がかけないのであれば、液タブを使用することを楽しいと思うことはなくなります。
結果、全然使わなくなるのです。
使うとまたイライラしてしまうとわかっているのに、それを引っ張り出してきて使用するということはまずありません。
ただ消耗品が手に入りづらいというだけのことではありますが、それが意外と厄介な問題であるということは覚えておいた方が良いでしょう。
保証がないことがある
高い液タブには、基本的に保証があります。
それは液タブにかぎった話ではありませんが、高いものには大体の場合で保証があるものです。
ましてや液タブの高いものはすごく高いですから、保証が付くのは当然です。
しかし安い液タブの場合は、コストパフォーマンスを優先するあまり、保証がないものがあるのです。
保証がないとなると、もしそれが壊れてしまっていたら、また同じくらいの金額払わないとならなくなります。
それこそ安物買いの銭失いになることがあるのです。
だからそれはあまりおすすめできません。
できれば保証があるほうが安全であることは言うまでもありません。
実際壊れることはあるのか
実際、液タブが壊れてしまうということはあるのでしょうか?
基本的には液タブは、そうそう壊れるものではありません。
よほどリスクのある使い方をしない限り、使用中に壊れることはありません。
リスクのある使い方とはたとえば、同じデスクの上に缶ジュースや缶コーヒーと液タブを置いている状況などです。
その状況では、うっかり缶ジュースや缶コーヒーを倒してしまう可能性もあります。
それを倒してしまうと、高確率で液タブは壊れてしまいます。
基本的に液タブなどの電化製品は水分に弱いですから。
なので、少なくともそういうリスクのある使い方は避けないとなりません。
それを避けておけば、使用中に壊れる可能性はかなり低いです。
使用中以外で壊れることはままある
ただ、使用中以外の場合には壊れてしまうこともあります。
たとえば、デスクの上においておいた液タブを、何かの拍子にうっかり落としてしまうこともあるものなのです。
液タブは、当然特別にそういう衝撃に強いというようなアイテムではありません。
だから、落としてしまったらそのまま壊れてしまう可能性も高いのです。
そして実際、液タブはデスクの端のほうにあることが多いです。
横の位置としては真ん中あたりにおいているでしょうが、奥行きで見ると、手間の端になることが多いのです。
その奥にはディスプレイがあるでしょうから。
なので、全然落ちてもおかしくありません。
ということは、落ちてしまうことを予測して、保証はついていたほうが良いのです。
色が微妙なこともある
安い液タブと高い液タブの違いは、まだあります。
それが、色の違いです。
解像度としては、安い液タブでも高い液タブでも同じくらいになることはあります。
しかし色味に関しては、高い液タブと安い液タブでは全然違うことがあるのです。
安い液タブのほうが鮮やか感に欠けがちで、高い液タブのほうが華やかな色味になることが多いです。
実際にどんな色味が好きかは人によって違うところはあります。
もしかしたら中には、あまり発色が良いのは好きではないという方もいるかもしれません。
でも、発色が良い方が暗い色を表現することはできますが、そもそも暗いカラーの場合に発色の良さを表現するのは難しいところがあります。
だから、やはり色味という点でも、高い液タブのほうがおすすめになります。
色は絵においてすごく大切なポインント
色というのは、イラストを描くうえですごく大切なポイントになります。
色によって絵の表情は全然違ってきますし、色の明るさによっても雰囲気が変わってきたりすることがあります。
だから、そのよりよく表現できるものを選ぶに越したことはありません。
そもそも安い液タブだってものすごく安いわけではないですから。
まとめ
高い液タブと安い液タブには、やはり機能的な差がまずまずあります。
それは、高い液タブの機能がすごく高いというのではなく、安い液タブの機能が劣っているという形での差です。
なので、高い液タブがオーバースペックになることはあまりありません。
それがあるのであれば、安いものを選ぶのもありです。
でも、それがないのですから、高い液タブを選ばない手はないのです。