イラストについて一から学ぶのであれば液タブがおすすめ
これからイラストを学んでいく場合には、やはりデジタル機器を活用することをおすすめします。
さまざまなデジタル機器がありますが、中でも液タブは誰でも直感的に使用することができますので、初めての人でもすぐに慣れることができます。
しかし、機能性によって大きく使用感が変わってきますので、しっかり確かめて購入するようにしましょう。
液タブを使用する意味
いつでも快適に描ける
液タブを利用する意味はどのような部分にあるのでしょうか。
絵や文字を描くときには、多くの人はペンと紙を使用して描いているはずです。
確かにこうした方法でもいつでもどこでも描くことができますが、液タブはさらに一歩進んで使用方法を行うことができます。
例えば、暗い部屋で絵や文字を描く場合には、紙とペンだけでは描くことは困難になります。
明るくなければ自分のイメージ通りに描くことは困難なのです。
バックライトを使用している液タブは、暗い場所でもはっきりと絵を確認しながら描くことが可能です。
こうした能力は、デジタルだからこそ得ることができる魅力です。
スピーディーに作業を行える
また、紙とペンだけでは当然足りないことがあります。
それはカラーを入れることです。
絵や文字に色を付ける場合には、色付きのペンなどがどうしても必要になってきます。
液タブを利用すれば、一つの道具でイメージ通りのカラーを素早く入れ込むことが可能です。
色付きのペンを多く持ち運び、さらにそうしたペンを持ち直すことを考慮した場合、間違いなく液タブの方がスピーディーな作業に向いていると言えます。
こうした便利さや快適さは、実際に液タブを使用していなくても快適であることがイメージできます。
液タブの魅力
イメージ通りの筆圧で作業ができる
液タブの購入をためらっている人の多くは、イメージの通りに描くことができるかどうかの不安です。
とくに、筆圧は不安に感じる部分であり、実際のペンと同じように描くことができるかどうかは気になる部分です。
しかし液タブの多くはこの筆圧機能が付いており、レベルの高い液タブになれば実際のペンの感覚と何ら変わらないレベルで描くことが可能です。
全てを手元で操作できる
液タブと板タブとの違いを理解していなくて、どちらも同じような操作だと勘違いしている人は多い傾向にあります。
しかし、液タブと板タブとでは明確な違いがあり、とくに板タブはパソコンに接続することでその能力が発揮できるようになっています。
液タブは、単独で画面を見ながら全ての操作を快適に行うことができますので、違いなく液タブの方が有利になります。
書きやすさなどは慣れていけば誰でも快適な操作ができますので、トータルバランスを考えても、液タブはとても有利だと言えます。
液タブの使い方
ペンの使い方
液タブを使用するにおいて、液タブ用のペンはなくてはならない存在です。
この専用のペンがあるからこそ、スムーズな描き心地が実現できるのです。
最近の液タブは、質圧能力がとても高く、強く押せば滲んだようなリアルな描き心地を実現できます。
そのため、ペンを利用するときには、一般的なペンのイメージと同等の扱いをイメージしながら利用することをおすすめします。
しかし、慣れるまでにはデジタルの感覚を掴めないでしょう。
時間をかけてまずはペンの使い方をマスターするようにしましょう。
また、ペンの筆圧レベルなどは細かく設定により調整ができます。
慣れてくれば、自分の好みの設定にしてみましょう。
ショートカット機能を活用する
液タブはパソコンやタブレットのように細かい設定を行うことが可能です。
自分自身が扱いやすいように、細かく設定ができますので、とくにショートカット機能についてはしっかり活用するようにしましょう。
多くの液タブはファンクションキーとして横にボタンが設けられています。
わざわざメニュー画面から設定を行うのではなく、細かくショートカットキーを出しておけば、スムーズな作業が行えることは間違いありません。
作業に慣れてくれば、こうした便利な機能についてもしっかり活用していきましょう。
スタンドも活用する
液タブを購入すれば、ほとんどの機種でスタンドが付属されています。
このスタンドは、一見必要ないように感じますが、長く使用していけば便利だと言うことに間違いなく気付きます。
スタンドを活用することで、描きやすい角度に調整させることができます。
液タブは常に同じ場所で作業を行うわけではなく、簡単に持ち運ぶことができるため、作業場所は頻繁に変わります。
作業を行う場所が変われば、液タブの作業角度も当然変わってきます。
どのような場所でも対応できるように、スタンドは常に活用できるようにしておきましょう。
ビギナーにもおすすめの液タブ3選
ワコムCintiq13HD
ワコムのCintiq13HDは、最も人気のある液タブだと言える存在です。
この液タブの魅力は、比較的安価な価格で購入できるにも関わらず、繊細なイラストもしっかり描くことができる能力を秘めていることです。
画面サイズはA4用紙よりも少し小さ目のサイズですが、モバイルを意識した場合には、ちょうど良いサイズだと感じることができます。
また、ペンを傾けたときの線の太さや濃度などを細かく読み取り表現してくれる機能は、ビギナーだけではなくベテランの人も納得ができる機能性だと感じることができます。
初めての液タブを購入する人でも最高の液タブだと感じることができます。
HUIONGT-190
HUIONのGT-190は、今までにない価格で手に入れることができる液タブとして高い人気を得ています。
初めての購入するには、価格面から考慮した場合には間違いなくおすすめです。
しかし、ただ価格が安いだけではなく、筆圧レベルは2048と決して低スペックとは言えず、むしろレベルの高さを感じることができます。
ペンは重たくなく、ちょうど良い重さだと感じることができますので、扱いやすさにも優れています。
しかし、パネルがTFTなので角度がズレて見てしまうと、実際の色とは違う色合いに見えてしまいます。
しっかり真っ直ぐ見ながら作業を行えば、全く問題はありませんが、気になる場合には購入を避けるようにしましょう。
しかし、とても安い価格でこれだけのハイスペックな機能を手に入れることができると言う魅力は、間違いなく他の液タブでは感じることができません。
XP-PenArtist10s
XP-PenArtist10sは、一般的な液タブよりも少し画面は小さいと感じてしまうかもしれません。
しかし、ビギナーにはこの画面サイズでちょうど良いと感じてしまうサイズになってくれます。
本格的なイラストの作成には、スペック的には少し物足りないかもしれませんが、これから液タブを学んでいきたいと考えている人にはピッタリくる能力です。
XP-PenArtist10sはその分、当然安い価格で手に入れることができますので、満足できることは間違いありません。
まとめ
液タブは、本格的なデジタルイラストを始める場合には、なくてはならないアイテムになります。
モバイル機器としても十分使用することができますので、いつでもどこでもイメージしたイラストをすぐに形にさせることができます。
しかし、液タブの機能をしっかり使いこなすには、まずは基礎から理解しておくことが重要です。
自分に合った液タブを購入して、しっかり基礎から勉強していきましょう。