リーズナブルで高性能な液晶タブレット4選。趣味からプロの人まで、おすすめの液タブ特集
板タブと液晶ディスプレイで作業していると、「液タブがあればなぁ。」と感じる時が度々あります。
特に、板タブと液晶ディスプレイのにらめっこ作業が長時間にわたると、効率がガクンと落ちてしまいます。
そんなあなたのために今回コスパの高い液タブを厳選し、記事を書いてみました。
液タブは作業時間を短縮し、表現の幅を一気に広げてくれます。
ぜひ、この記事を読んでお気に入りの液タブを見つけてくださいね。
液タブ選びのポイント
まず、製品を選ぶ際、筆圧レベル、反応率、解像度は必ずチェックしましょう。
現在の標準的な性能は、筆圧レベル8192、反応率233RPS、解像度5080LPIです。
液晶パネルは、IPSタイプが主流です。
予算に余裕があれば、以上のスペックを満たした機種を購入すべきです。
また、自分の使っているグラフィックソフトに液タブが対応しているかもチェックすべきポイントです。
以上の点をふまえながら、早速あなたにおすすめの液タブを紹介していきましょう。
HUION GT-190
HUIONの19インチ液晶タブレットです。
HUION(フイオン)は、中国に拠点を置くメーカーです。
液晶はTFTタイプです。
よってIPS液晶と比べると、視野角は狭いです。
解像度は、1440×900となっています。
スペックですが、筆圧2048レベル、反応率220RPS、解像度5080LPIです。
液晶裏側には、角度調整可能なモニタースタンドも付属しています。
接続端子としてVGA、DVIポートを装備しているので、2つ以上のモニターで作業する事も可能です。
ペンは充電式で800時間に及ぶ連続使用が可能です。
アクセサリーとして、VGAケーブル×1、USBケーブル×1、ペンスタンド×1などが付属します。
対応システムはWindows7、Windows8、Windows8.1、Windows10、MacOSX10.8.0以降となっています。
実売価格は、38、000円前後です。
HUION GT-190の感想
解像度や筆圧レベル、TFT液晶であることを考えるとやや物足りない部分はありますが、19インチのスクリーンサイズで、4万円以下なのでコスパは非常に高い製品です。
趣味で絵を描いている人、学校でグラフィックの勉強をしている人などにおすすめの液タブです。
HUION GT-191
HUION のフルHD 19.5インチIPS液晶タブレットです。
筆圧レベルは8192、反応率233RPS、解像度5080LPIです。
液晶パネルはIPS方式で、視野角は178°となっています。
スクリーンサイズは、アスペクト比16:9、フルHD(1920 x 1080)の19.5インチです。
液晶パネル背面には、20°〜80° の範囲で角度調整可能な丈夫なスタンドが付属しています。
接続インターフェイスとしては、HDMI、DVI、VGA、USBなどを装備しています。
デスクトップPCの液晶画面と接続して使用する事も可能です。
充電式のデジタルペンの重量は、16g、350時間の継続使用が可能です。
公式サイトの仕様書では確認できませんでしたが、レビューによるとペンは2本付属しているようです。
ペンは、15分間使用しないと自動でスリープモードに切り替わります。
人間工学に基づいた設計で、正確な描画が可能です。
梱包物としてペン、ペン先8本、ペンホルダ、ペン用充電ケーブル、USBケーブル、HDMIケーブルなどが付属します。
対応システムは、Windows 7/8/8.1/10、Mac OS X10.11.0 以上となっています。
実売価格は、55、000円前後です。
HUION GT-191の感想
19.5インチサイズで妥協のないスペックながら5万円台で購入できる、非常にコスパの高い液タブです。
予算さえあれば、間違いなく選択肢の1つになる製品です。
UGEE UG-2150
UGEEの21.5インチサイズの液タブです。
UGEEは、中国の液タブメーカーです。
液晶はフルHD、視野角178°のIPSパネルです。
スペックは、筆圧感度2048、反応率220PPS、解像度5080LPIとなっています。
液晶本体背面には、角度調整が可能なスタンドが付属しています。
接続インターフェイスとして、VGA、DVI、HDMI を装備しています。
ペンは充電式ですが、付属品として2本ついてくるので、交互に充電しながら使っていけば問題ないでしょう。
商品レビューを読むと電源は3芯のようです。
よって3芯から2芯への変換コネクタが必要です。
変換コネクタは、ネット通販でも200~300円で購入できますし、近くに電器店があれば、より安く買うことができます。
変換コネクタを購入するのは、液タブが実際に届いてからでも、遅くはないでしょう。
パッケージ内容は、 USBケーブルx1、VGAケーブルx1、P50Sペンx 2、ペンホルダ(8本のペン先、取り外しツール付属)などとなっています。
対応システムは、Windows10/8/7/Vista/XP、MAC OS X10.4以降です。
実売価格は、65、000円前後となっています。
UGEE UG-2150の感想
21.5インチサイズのIPS液晶であることを考えると価格的には相当魅力的な液タブです。
後は、筆圧レベルが2048であること、電源が3芯であることをどう評価するかでしょう。
その2点について納得できれば、おすすめの液タブです。
XP-Pen Artist16Pro
Artist16Proは、XP-Pen社の16インチ液晶ペンタブレットです。
XP-Pen社は、アメリカに拠点を置くグラフィックタブレットメーカーです。
筆圧レベルは8192、反応率266RPS、解像度は5080LPIです。
液晶はフルHD(1920×1080)、178度の広視野角パネルを使用しています。
ただし、液晶のタイプがTFTなのかIPSなのかは公式サイトの仕様書を見ても不明でした。
このあたりは、アメリカらしいアバウトさですね。
ただし、液晶のタイプによっては、かなりの視差が生じてしまうので購入の際は注意すべきポイントです。
液晶本体には、8個のカスタマイズ可能なエクスプレスキーが搭載されており、作業のスピードアップが可能です。
液晶背面には、15°-85°まで角度調整可能なスタンドが装備されています。
4kディスプレイへの出力をサポートしているので、より細部にこだわった繊細な表現が可能です。
仕様書では確認できませんでしたが、HDMIケーブルが同梱されているので、PCディスプレイとの接続インターフェイスは、HDMIであるはずです。
ペンは充電式のスタイラスペンが2本付属しています。
繊細な描画とレスポンスの速さによって、大幅に作業効率をUPすることが可能です。
梱包物として充電式デジタルスタイラスペンx2、USBケーブルx1、HDMIケーブル x1、新しいペンケース(8個の替え芯)x1、HDMIミニディスプレイポートアダプタケーブルx1、クリーニングクロスx1、黒二本指グローブx1などが付属します。
また、液タブを購入した人全員に、OpenCanvasのシリアルナンバーが無料でプレゼントされます。
これは、XP-Pen社ならではの特典ですね。
対応システムは、Windows10/8/7、Mac OS 10.8以降となっています。
実売価格は、49、000前後です。
XP-Pen Artist16Proの感想
スペック的には、今回紹介した液タブの中でも最高レベルです。
16インチというサイズも普通に作業する上で、小さすぎるということはないはずです。
ただ公式サイトを確認しても液晶のタイプがIPSなのか、ディスプレイとの接続インターフェイスが何なのか、今ひとつはっきりしません。
近くに店舗がある場合は、実際に液タブに触れるなどして店員さんに確認したほうがいいでしょう。
とにかくこのスクリーンサイズとスペックで5万円を切る価格は、相当魅力的です。
4kディスプレイをサポートしているので、より繊細な表現にこだわるセミプロやプロの方にも、おすすめできる液タブですね。
まとめ
今回の記事で紹介した液タブを以下にまとめておきましょう。
- HUION GT-190
- HUION GT-191
- UGEE UG-2150
- XP-Pen Artist16Pro
近年、海外メーカーの進出により、液タブの低価格、高性能化が一気に進んでいます。
5万円前後の製品であれば、ちょっとアルバイトをしたり、副業をしたりすれば、まかなえる金額です。
液タブの購入によって、作業効率が一気に向上し表現のレベルが飛躍的に上がれば、5万円前後という金額はそれほど高い初期投資ではないでしょう。
10万円以上する液タブを前に購入をあきらめていた人も、再度導入を検討してみるべきだと思います。
それほど、現在の液タブにはワクワク感があるのです。