使いやすい体重計を選ぶには?5つのチェックポイント
体重計は、いつでも手軽に自分の体重を知ることができる便利なアイテムであり、ダイエットや健康管理をするときは、とても役立つものです。
ただし、体重計にもいろいろな製品があるので、どんなものを買っても便利に使えるわけではありません。
よく見て慎重に選ばないと、使いにくいものを引き当ててしまうこともあります。
では、本当に使いやすいものを選ぶためのポイントを紹介していきましょう。
精度
使いやすさを重視して選ぶときは、「どれくらい正確に量ることができるか」というポイントを見逃さないようにしましょう。
体重計は便利なアイテムですが、精度の低いものを買ってしまうと、あまり使いやすくは感じないものです。
大雑把な数値しかわからないようなものだと、細かい変化を知ることができません。
これは、ダイエットのために体重計を使うなら、とても重要なことです。
ダイエットでは、体重を頻回に量ることで変化を細かくチェックし、やる気につなげる方法があります。
わずかな変化でも、確実に減っていることがわかれば、モチベーションを上げてがんばれるようになります。
ところが、微妙な違いが数値に出ないものや、乗るたびに誤差が生じるものを使っていると、努力の結果がわかりにくくなってしまうのです。
そのような製品は、ダイエットには向かない使いにくい体重計になります。
細かい変化を正確に把握することは、妊娠中の体重測定などでも重要な要素になるので、使い方をよく考えて、それに合うものを探しましょう。
50g単位のモデル
なるべく正確に、細かく体重の変化を知るためには、単位の小さいモデルに注目してみましょう。
通常の製品は100g単位や200g単位になっていますが、より細かい数値を把握したいなら、50g単位のものがおすすめです。
それくらい単位が小さいものだと、わずかな変化もしっかりと読み取ってくれるので、ダイエットのモチベーションアップがしやすくなります。
また、赤ちゃんやペットの体重を量りたいときも役立ちます。
体重が軽いと、専用の製品を別に購入することもありますが、50g単位のものを使えば、問題なく量ることができます。
一緒に乗って量り、そのあとで自分の分を引けば、赤ちゃんやペットの正確な体重がわかるのです。
そのため、細かい測定が必要なときは、単位を忘れずに確認するようにしてください。
平らな場所で使う
精度の高さに注目するのであれば、選び方だけでなく、使い方のポイントも押さえておいてください。
いくら精度の高い製品を使っても、使い方が悪ければ、正確な数値がわからなくなってしまいます。
そこで重要になるのが、体重を量る場所です。
絨毯や畳のような柔らかいところで使っていると、測定結果に誤差が出やすくなります。
安定しない場所だと量りにくくなってしまうので、必ず平らで硬い場所を選ぶようにしてください。
微妙なぐらつきなどが起こらず、しっかり置くことができる場所なら、本来の精度を確実に発揮してくれます。
体重以外に計測できるもの
使いやすさを重視するなら、体重意外の便利な機能も要チェックです。
体組成計と呼ばれるタイプは基本的に多機能ですが、最近の製品は、通常の体重計や体脂肪計であっても、いろいろと計測してくれるものが増えています。
体重だけを知りたいならシンプルなものでも構いませんが、健康管理のために他の機能も欲しいときは、よく見て選ぶようにしてください。
内臓脂肪や基礎代謝、筋肉量など、製品によって計測できるものが違ってくるので、適当に決めてしまうと、期待していた機能が使えず、がっかりすることがあるのです。
失敗しないためには、何の数値を知りたいのか、事前にはっきりさせておくことをおすすめします。
用途に合わせる
自分に合った本当に使いやすい製品を見極めるためには、計測したいものをよく考え、それに合わせることが大切です。
例えば、単に痩せるだけでなく、体をしっかり引き締めたい場合は、筋肉をつけることが重要になってきます。
そんなときは、筋肉量を計測できる機能が役立ちます。
自分の体にどれくらいの筋肉があるかチェックしておくと、効率よく引き締めることができるのです。
また、ダイエットのためにエネルギー消費量を多くしたいなら、基礎代謝を計測できるものがおすすめです。
基礎代謝が上がれば、脂肪の燃焼が促進されることになるため、より痩せやすい体になります。
このように、目的を考えてみると、必要な機能が自然とわかるようになるので、選ぶ前に改めて考えてみてください。
通信機能
通信機能がある製品は、スマートフォンと連動させて使うことができるため、とても便利です。
アプリを使うことで、計測したデータを簡単に管理できるので、使いやすさを求めるなら、見逃せないポイントになります。
通信機能のない通常の製品も基本的には便利ですが、データ管理の面では少し不満を感じることもあります。
計測したものを紙に書き出すか、エクセルなどに入力する必要があるため、面倒になってしまうのです。
一見するとたいした手間ではないように思えますが、何度も繰り返していると、かなり煩わしく感じることがあるので、使いやすさを重視するなら、注意しなければなりません。
管理のための作業で余計なストレスを感じないためには、通信機能があるかどうか、よく見てから決めるようにしてください。
スマートフォンでサクサクと管理することができれば、手書きやキーボード入力の手間を省くことができます。
データをきっちり管理していると、ダイエットなども成功しやすくなるので、便利な機能は積極的に使っていきましょう。
登録人数
体重計の中には、データの登録機能がついたものもあります。
それを利用すれば、前に量った数値を、いつでもすぐ見ることができるのです。
ただし、登録人数には制限があるので、使いやすいものを選ぶときは、必ず確認しておいてください。
ひとりで使うなら特に問題はありませんが、家族で共有するときなどは、登録人数が少ないと困ってしまいます。
買ったあとで足りないことに気がつき、「やっぱり別のものにしておけばよかった」と後悔したりしないように、選ぶときのチェックは怠らないようにしましょう。
デザイン
デザインは、使いやすさにはあまり関係ないポイントのようですが、まったく無視して選ぶと、失敗してしまうこともあります。
特に注意しておきたいのは、「文字が見やすいデザインになっているか」ということです。
精度が高く、便利な機能がたくさん搭載された製品を選んでも、文字が小さくて見にくいようなものは、あまりおすすめできません。
立った状態でよく見えない場合は、いちいち腰を屈めて確認しなければならないため、「どうも使いにくいな」という不満を感じることになります。
これを防ぐためには、デザインをよく見て、ディスプレイ部分や文字のサイズが大きいものを探しましょう。
ぱっと見てすぐにわかるデザインになっていれば、不便さを感じるようなことはありません。
色や光にも注目
多くの製品の中には、デジタル表示の色を変更できるものや、赤色LEDで光るものもあります。
文字が見やすいものを選ぶなら、そうした機能もチェックしてみましょう。
目立つ色や光があったりすると、少しくらい暗くてもよく見えるので、読み間違えることがなくなります。
まとめ
ひとくちに体重計といっても、それぞれ異なる機能や特徴をもっているので、選ぶときはじっくり考えて決めるようにしましょう。
適当に選んで自分に合わないものを買ってしまうと、不便さに辟易して使わなくなることも考えられます。
ここで紹介したポイントをチェックしていけば、使いやすいものを見つけやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。