加湿器はどんなところが良い?4つのメリットがある加湿器

加湿器

冬場に役立つアイテムと言ったら加湿器です。

エアコンをガンガンつけていると部屋の中の湿度が落ちてしまいますが、加湿器を使って加湿をしていくと湿度を保てます。

湿度を保てれば快適に過ごすことが出来ます。

加湿器の使い方はとてもシンプルで、水を入れてボタンを押すだけです。

誰でも簡単に使うことができますので、美容や健康を気にされる人は活用してみましょう。




加湿器を使って得られるメリット

はじめに、一般家庭で加湿器が人気なのは4つのメリットがあるからです。

唇が乾燥しない

冬場にエアコンをつけているとお肌が乾燥して痒くなるだけではなく唇も乾燥して割れたりします。

乾燥して唇が割れてしまえば、そこから血が出てしまいますし痛い思いをします。

リップクリームをよく使っている方は、加湿器を使ってそうならないように部屋の湿度を保っていくのがおすすめです。

ドライアイ対策

空気が乾燥している時にパソコン仕事をしているとドライアイになりやすいです。

冬場は寒いのでエアコンをつけるため、とても乾燥しやすい季節と言えますが、そんな環境の中でパソコンを長時間いじっていると目がドライアイになってかなり辛い思いをします。

加湿器を使えば部屋の湿度が上がりますので、そのようなドライアイ対策や予防も出来ます。

パソコンの他、スマホを使う機会が多い人にも加湿器は役立ちます。

病気対策にもなる

冬場は何かと感染症が流行する季節です。

インフルエンザやノロウイルスが流行することは珍しくありません。

加湿器を使うとそんなウイルス対策にも繋がります。

空気が乾燥していると粘膜も乾燥して、体のウイルスを防ぐ機能が下がると言われています。

加湿器を使って適度に部屋の加湿をしていけば、適度に粘膜が潤いウイルスしていくことが可能です。

高齢者の福祉施設でも良く加湿器が使われていますが、それはこういった理由もあります。

また高齢者だけではなく小さな子供と一緒に暮らしている方も、子供がウイルスに感染しないように加湿器を作って予防していくのがおすすめです。

体感温度も違ってくる

部屋を加湿していくと体感温度が暖かく感じるというメリットもあります。

人は暑い季節には汗を沢山流して、体温調節をしますが、それは汗が蒸発する過程で体温を下げてくれるからです。

また、水は乾燥している部屋ほど蒸発が盛んになりますので、湿度が低いと蒸発が進みやすくなります。

その結果、寒く感じやすくなりますので、冬場を暖かく過ごしたいなら適度に加湿器を使っていくのは有効です。




加湿器は色々なところで役立っている

加湿器が役立つシーンは個人での利用だけでは無いです。

商業施設や企業では、業務用の加湿器もよく使われています。

例えば、野菜は瑞々しさが重要ですが、鮮度を保つために加湿器が使われます。

最近は冷蔵庫用加湿器というものが販売され、それを使うと適度に加湿して野菜の乾燥を防ぎます。

また、野菜の他には古美術品なども湿度管理がとても重要なものです。

湿度が高すぎると、カビが生えてきやすくなります。

ですので、そこで加湿器の出番となります。

実際に加湿器を使用した体験談

ちなみに、私は特別養護老人ホームに勤務していた経験があるのですが、そこでも加湿器は活用されていました。

高齢者の方は乾燥肌の方が多く、加湿器を使っていないと肌が乾燥してしまい、痒くてかいてしまう人も多いです。

もともと肌が弱い高齢者がかきむしれば、そこから血が出てしまうこともあります。

ですので、高齢者のお肌ケアをするためにも、加湿器はフロアに置かれて使われていました。

また、就寝ケアをする時には必ず加湿器の水をいっぱいにしてから引き継ぎの人に申し送りを行っていました。

私が勤務していた特別養護老人ホームの施設では、冬場はほぼ24時間エアコンが付いているような状態だったので、入居者にとっても加湿器の存在はとても大切です。

加湿器があるとないとでは、快適さが全然違いますので、加湿器を使ったことがない方は使ってみましょう。

加湿器をみる時のポイント

そんな加湿器を自宅に置いて使いたい人は、購入時のポイントに気をつけて買いましょう。

まず加湿器は加湿能力や適用床面積、タンク容量や運転時間が重要です。

加湿能力や適用床面積は加湿器の性能にあたる部分で、その数値が低すぎると十分な加湿が出来ません。

広い部屋で使いたい時は特に見ていきたいポイントです。

タンク容量や運転時間も重要で、タンク容量が小さいと運転時間も短くなり、頻繁にタンクに水を入れなければなりません。

水を入れる作業は意外に面倒くさかったりしますので、面倒くさがり屋の方はその2つを見ていきましょう。

その他、消費電力や運転音も重要です。

加湿器は電気を使うタイプが多く、加湿方式によってはそれなりに電気を使います。

使用時間が長くなりそうな方は消費電力を見て節電タイプの商品もおすすめです。

運転音は寝る時に音が気になる方のチェックしたいポイントです。

運転音が大きいとうるさくて眠れない可能性もあります。

運転音については商品説明にデシベルで書かれていますのでチェックして下さい。

加湿方式もチェック

加湿器には、蒸気や気化や超音波を使った加湿方式があります。

蒸気式は加湿能力が非常に高い製品が多いですが、消費電力やタンクの水の消費量が多い傾向です。

気化式は消費電力が少ないですが、加湿能力は蒸気式にやや劣ってきます。

超音波式は消費電力や水の消費力が少なく、駆動音もかなり小さめですが、蒸気式のように高い温度で水を沸騰させて蒸気を作る方法では無いので雑菌を気にする必要があります。

加湿方式によって加湿器の性能も大きく変わるので、よく選んで買いましょう。

メンテナンスがとても重要

ちなみに加湿器を使う時にはメンテナンスやお手入れがとても重要です。

蒸気式の加湿器はメンテナンスが性能に関わる事もあります。

水道水の中にはカルキが含まれていますので、蒸気式の加湿器を使うとそのカルキが内部にこびりついてしまい固くなって落ちにくくなります。

その状態で使うとうまく水が通らず、加湿脳力が落ちてしまうことも多いです。

ですから、加湿器を使う時はメンテナンスは怠らないようにしましょう。

特に井戸水を使っている地域は要注意で、掃除を全くしないとカルキや不純物が大量に固まって付いたりします。

カルキの他に雑菌や不純物が水の中に入っている事も多いので、メンテナンスやお手入れをしておかないと健康にも影響が出てきます。

ドラッグストアや薬局にはカルキを除去する為の商品が販売されていますので、加湿器を買ったらそれを使って、メンテナンスとお手入れを怠らないようにしましょう。

また、カルキを落とすにはクエン酸が有効です。

クエン酸は酸性でカルキはアルカリ性なのでそれで溶かして落とせます。

メンテナンスをしないと性能が落ちるばかりか、故障してしまう原因にもなりますので定期的に行うことが大切です。

その他、フィルターを使っているタイプの加湿器では、そのフィルターを掃除したり新しいものに交換すると衛生的に使うことが出来ます。

まとめ

お肌の乾燥防止のためや、ウイルス対策のためなど色々と加湿器は役立ってくれます。

一般家庭用の加湿器なら価格も数千円ほど出せば買えますので、使ったことがない人は家庭用の商品から使ってみましょう。

また、少しお金を出せば空気清浄機能付きの加湿器や、加湿方式を組み合わせて機能を向上させたハイブリッド式の加湿器も買えます。






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