バリカンで頭の後ろを刈るときの注意点は?セルフカットのポイント5選
バリカンを使い、自分で頭の後ろをカットするなら、雑な作業にならないよう、十分注意してください。
適当に手を動かしたりすると、失敗することがあります。
頭の後ろはよく見えない部分なので、慎重に進めるようにしないと、うまく刈ることができないのです。
では、頭の後ろを上手に刈るための注意点について、詳しく説明していきましょう。
首の角度を変える
頭の後ろをカットするときは、まっすぐ前を向いたままだと、うまくいかないことが多くなります。
これは、首の角度が急すぎるためです。
その状態だと、バリカンを動かしにくくなるため、かなり難易度が上がってしまいます。
バリカンをスムーズに動かせないため、思い通りにカットすることができません。
刈りたい部分をすべて刈ることができず、おかしな具合に残ってしまうこともあります。
そのような失敗を防ぐためには、首の角度を変えてから刈るようにしてください。
他の部分を刈るときは前を見ていても構いませんが、後ろを刈るときもまったく動かないのはよくありません。
見えにくい部分を刈るなら、首を動かして、少しでも作業しやすい状態にしておきましょう。
しっかり準備を整えておけば、バリカンを動かしやすくなるため、ミスを防ぐことができます。
首を前に倒す
バリカンを動かしやすい角度にするときは、首を少しだけ前に倒す方法がおすすめです。
前に倒すと、首の後ろが伸びるようになるため、バリカンを当てやすくすることができます。
まっすぐ前を向いていると、後ろが少し縮まった状態になるため、どうしても刈りにくくなってしまうものです。
しかし、首を倒して角度をゆるやかにしておけば、すんなりとバリカンを動かせるようになり、失敗が少なくなります。
そのため、顔を正面に向けるのではなく、少し下に向けた姿勢をとるようにしましょう。
首の後ろを伸ばすような感覚で角度を調整すれば、後頭部の曲線にバリカンがうまく当たり、きれいにカットすることができます。
顎を引く
首を前に倒すといっても、顎が出ていると、それほど刈りやすくはならないものです。
顎が出ていると、首の後ろが伸びるような状態にはならないため、下向きになっていても、うまくバリカンを当てることができません。
本当に刈りやすい姿勢にするなら、下を向いて首を前傾させるだけでなく、顎を引くようにしてください。
顎を引いたまま首を倒すと、うまい具合に首の後ろが伸び、後頭部のカットがしやすい状態になります。
普通に下を向いていれば顎が出るようなことは少ないものですが、無意識に姿勢を崩してしまう可能性もあるので、しっかりチェックしておきましょう。
ブロッキングを忘れない
後ろの見えにくい部分をカットするときは、ブロッキングという髪を分ける作業が重要になってきます。
この作業を軽視していると、刈らなくてもよい部分までうっかりカットしてしまい、後悔することがあります。
よく見える前の部分なら失敗は起きにくくなりますが、後ろは難しい部分なので、油断は禁物です。
ただでさえ刈りにくいところに、まったく分けないままいきなり手をつけてしまったのでは、間違えるのも無理はありません。
思った通りにカットして理想的な髪型にするなら、刈りやすくする対策を確実に行うようにしましょう。
アイテムを揃える
髪をブロッキングするときは、ダッカールというピンを使って留めることになります。
100円ショップなどで簡単に手に入れることができるため、持っていないときはきちんと購入しておきましょう。
ただし、ダッカールで必ずうまくいくとは限らないので、少し注意が必要になります。
髪質は人によって異なるものですが、かなり柔らかい髪だった場合は、ダッカールでは留めきれないことがあるのです。
留めようとしても、柔らかさが邪魔をしてしまい、なかなか固定できなかったり、すぐ外れたりします。
そんなときは、平ゴムも用意しておくことをおすすめします。
ゴムで留める方法なら、ダッカールよりも確実性が高いため、髪質に関係なくがっちりと固定することができます。
刈るべき部分と残す部分をしっかり分けて、失敗を防いでいきましょう。
間違いなく分かれているか確認
ブロッキングは、慎重に行うことが大切です。
雑な留め方をしていると、正確に分けることができず、結局は失敗してしまう可能性が高いのです。
そのような事態を防ぐためには、ダッカールや平ゴムで留めたあと、本当に正しい分け方ができたか確かめるようにしてください。
なにしろよく見えない部分なので、準備段階でミスがあると、成功は難しくなってしまいます。
合わせ鏡でしっかり後ろを見て、間違いなく分けられたことが確認できたら、そこで初めて作業にとりかかるようにしましょう。
横着して適当に済ませてしまうと、準備の意味がなくなってしまいます。
確実に成功させるためにも、石橋を叩いて渡るつもりで丁寧に作業を進めてください。
作業中は必ず鏡を見る
鏡による確認が必要になるのは、ブロッキングのときだけではありません。
刈っている途中でも、こまめに見ておくことが大切です。
そうした確認作業は面倒に感じてしまうこともありますが、だからといって雑にバリカンを当ててはいけません。
鏡を見ずになんとなくカットしたりすると、おかしな刈り方になったり、残しておきたい部分まで切ってしまうことがあるのです。
いくらブロッキングをしたからといって、ろくに見ないで刈るのはリスクが大きすぎます。
鏡を積極的に使い、少しずつカットしていきましょう。
慌てて動かさない
頭の後ろをきれいにカットするためには、作業のスピードにも注意すべきです。
手を動かすスピードが速すぎると、ミスをしやすくなるものです。
おかしな刈り方になることを防ぐためには、慌てて動かしたりせず、鏡を見ながらゆっくりとカットしていきましょう。
ゆっくり少しずつ手を動かしていれば、間違えそうになったときでも、すぐに止めることができます。
しかし、無駄に急いでカットしていると、そうした対応はきません。
途中で止めることができず、必要ない部分まで大きく食い込んでしまうこともあります。
ブロッキングしていれば刈りやすくなるとはいえ、あまり乱暴な刈り方をすると、どんな失敗が起こるかわからないのです。
後ろはやりにくい部分なので、多少時間がかかっても、コツコツと進めるようにしてください。
乾いたまま刈らない
セルフカットをするときは、乾いた髪よりも、少し濡れた髪の方がうまく刈ることができます。
そのため、後ろをカットするときも、きちんと湿らせるようにしてください。
ぐっしょり濡らすと逆に刈りにくくなることもあるので、やりすぎてはいけませんが、霧吹きで少し湿らせるくらいなら問題はありません。
これは、寝ぐせを直すためにも必要なことです。
寝ぐせで乱れていると、思い通りにカットするのが難しくなります。
失敗しないためには、ある程度セットしてから始めることが大切です。
頭の後ろは見にくいので、失敗につながる要素を少しでも減らして、カットしやすい状態にしておきましょう。
まとめ
バリカンを使ったセルフカットは、お金をかけずに散髪ができるため、節約したいときはぜひおすすめです。
ただし、後ろを刈るときは、ここで紹介したような注意点をしっかり押さえておいてください。
刈りやすい角度やブロッキングなどを無視していると、刈り残しが多くなったり、刈る必要のない部分までカットすることが多くなります。
失敗を防ぐ対策をして、上手に髪型を整えていきましょう。
参考URL(文献)・根拠など
http://coolovely.com/hairstyle/barikan-usiro/
https://mens-modern.jp/1186
https://www.shigo45.com/entry/2016/02/05/062811
https://uranaru.jp/topic/1029435
http://coolovely.com/hairstyle/two-bari-self/